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カゼミーロの後継者へ!カルロス・バレバはマンチェスター・ユナイテッドの救世主になれるのか?

開幕からの公式戦7試合で、2勝2分3敗。厳しいスタートとなったマンチェスター・ユナイテッドのパフォーマンスを見ると、カゼミーロが抜けた穴の大きさを痛感します。2025-26シーズンの公式戦40試合において、34歳のベテランMFが先発しなかった7試合は1勝1分5敗。キックオフからピッチにいると19勝10分4敗で、得意のヘディングでゴールを決めた試合は4勝2分2敗でした。

カゼミーロの退団とウガルテの長期離脱を受けて、ティーレマンス、アンドレイ・サントス、カルロス・バレバを獲得したのですが、現状はうまくいっているとはいえません。ブライトンから獲得したバレバは負傷が癒えたばかりで、ベンチに復帰したフラム戦は出番なし。アンドレイ・サントスは、メイヌーのバックアッパーとなっています。

開幕からのレギュラーは、ユーリ・ティーレマンスとコビー・メイヌーですが、アストン・ヴィラから加わった29歳のベルギー代表MFは、真価を発揮しているとはいえないでしょう。チャンピオンズリーグのサバフ戦と、カラバオカップのブライトン戦でアシストを記録しているものの、プレミアリーグでゴールに直接絡んだシーンは未だありません。

1試合あたりのラインブレイクパス22.5本は、エリオット・アンダーソンに次ぐリーグ2位ですが、守備にまわった際のスペースのカバーとデュエルは安心とはいえません。ティーレマンス、メイヌー、アンドレイ・サントスは、いずれもパスワークを強みとする8番タイプで、彼らがセンターに並ぶとCBの前のスペースを使われるシーンが気になります。

直近のカゼミーロは、ドリブルであっさり抜かれるようになっており、守備に長けたMFではありませんでした。それでもピンチの際にどこにいればいいかを心得ており、メイヌーの復活に貢献してくれました。今季のプレミアリーグでクリーンシートが1度もないチームは、カウンターやサイドからの突破を封じる策を講じなければ、中位のままでシーズンを終えてしまいそうです。

マイケル・キャリック監督は、喫緊の課題を解決できるのか。最もわかりやすい打ち手は、カルロス・バレバです。「アスレティック」のクリス・マッケンナ記者によると、昨シーズンのインターセプト46回は、MFのランキングの5位。デュエル199勝は8位で、188勝のカゼミーロより上です。23試合で1662分しかプレイしていないことを考慮すると、秀逸な数字といえます。

好調だった2024-25シーズンは、90分あたりのプログレッシブキャリーが6.7回で、リーグ4位に食い込んでいました。ブライトンから来た22歳のアンカーが、モイセス・カイセドやエリオット・アンダーソンのように中盤の底でボールを回収し、すかさず前線に展開する速攻が増えれば、失点回避と得点力UPの両取りを実現できるでしょう。

かつてのパトリック・ヴィエラ、エンゴロ・カンテ、ロドリなど、プレミアリーグの歴史には、たったひとりでチームを変えた選手がいます。カゼミーロの存在が大きかったといえるなら、バレバの投入で劇的に変わる可能性があるともいえるでしょう。マイケル・キャリックの用兵と、総額7000万ポンドの新鋭のパフォーマンスに注目したいと思います。


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