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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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最後は6発大勝!Bチームでヨーロッパリーグを戦い続けたアーセナルは悠々首位通過!

先週末のプレミアリーグで、マンチェスター・ユナイテッド相手に33本のシュートを浴びせたチームは、ヨーロッパリーグのグループステージをBチームで戦い抜いてしまいました。5節までに3勝1分1敗で悠々と首位通過決定。最終節のBATEボリゾフ戦もまた、若手のアピールの機会であり、サブの選手たちがコンディションを整える場でもあります。オスピナ、ドビュッシー、ホールディング、チャンバース、エルネニー、コクラン、ウォルコット、メイトランド=ナイルズ、ウェルベック、ウィルシャー、ジルー。開始早々の2分に、エルネニーがボックスに入ってシュートをポストの外に当てるのを見て、勝利を確信しました。今までと同じく、この試合もプレミアリーグで出番が少ない選手たちのプレイを楽しもうと思いました。

3人に囲まれても平然と進むウィルシャーのドリブル、ラインの裏を狙うウォルコット。既にゴールの予感が漂っていたホームチームは、11分にあっさり先制しました。ボックスの右でウォルコットとミルノヴィッチが競り合い、こぼれたボールに右足を振り抜いたのはドビュッシー。サイドネットにまっすぐ突き刺さった一撃は完璧でした。早々にセーフティリードを得て、後半にエンケティアやネルソン登場というのがヴェンゲル監督のゲームプランでしょう。22分に左サイドのウェルベックに通したウィルシャーのスルーパスは見事でした。決定的なシーンでしたが、GKシェルビツキがサイドに飛び出してシュートをブロック。ウィルシャー、ウォルコット、ジルーがプレミアリーグでの先発出場ゼロとは、ずいぶんぜいたくなチームです。

25分、CKから右に展開したボールをウィルシャーがジルーに合わせると、ヘッドでの落としに飛び出したのはウォルコット。至近距離からのボレーはシェルビツキが足に当てるビッグセーブで防ぎましたが、前半のうちに2~3点は決まりそうです。勝てばグループステージ突破の可能性があるボリゾフは、自陣にくぎ付けとなる厳しい時間が増えています。37分、追加点はジルーのチェックから始まったショートカウンター。コクランがすかさず左のウェルベックにスルーパスを通すと、ミルノヴィッチがスライディングでカットしたボールがウォルコットの足元にいってしまいます。右足のシュートにシェルビツキは触れず、2-0。さらに43分、ウォルコットの縦パスを受けたウィルシャーの左足シュートは、強烈かつ正確でした。3点めが右隅に決まり、アーセナルの選手たちは余裕の表情でロッカールームに向かいます。

4点めが決まったのは51分。ウィルシャーの素晴らしいスルーパスで右からウォルコットが抜け出すと、速いグラウンダーに先着したポリアコフがクリアミス。ゴールのど真ん中にボレーが突き刺さり、シェルビスキが崩れ落ちます。4-0となっても、前線から厳しくプレスするアーセナル。63分、ウェルベックの縦パスをボックス右で受けたウォルコットがミルノヴィッチに引っかけられます。ジルーが蹴り直したPKはシェルビツキに読まれておりましたが、速いボールは無事にネットに届きました。ヴェンゲル監督がウォルコットをネルソンに代えたのは、残り20分を切ってからでした。弛緩した雰囲気のなか、縦パスでチャンスを創ったボリゾフはシュートを打てず。74分、本日最後のゴールが決まります。中にいたウィルシャーが左に流すと、ダイレクトで放ったエルネニーのコントロールショットがゴール右隅に吸い込まれました。

エンケティアとウィロックを15分しか観られなかったのは残念ですが、空席が目立つエミレーツでチャントをがなり続けた筋金入りのグーナーは、6ゴールに大満足でしょう。緊張感あふれるプレミアリーグの上位対決はテンションが上がりますが、いつもよりものんびりしたスタンドでゴールショーを堪能するのも気持ちよさそうです。2017年のヨーロッパリーグは4勝1分1敗でフィニッシュ。日曜日のセインツ戦は、この試合には顔を見せなかった11人で戦います。

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“最後は6発大勝!Bチームでヨーロッパリーグを戦い続けたアーセナルは悠々首位通過!” への2件のフィードバック

  1. 新参 より:

    Bチームでヨーロッパを戦ったおかげで、Aチームにいつもの満身創痍感が伝わってこないのはいいですね。ただ、ヨーロッパで結果とインパクトを残しているウィルシャーたちをAチームに上手く組み込めてないのは気になります。ヨーロッパが中断される12月、1月で上手く取り込んであげないだろうかと思わされた試合でした。

  2. makoto より:

    新参さん>
    FAカップや下位クラブとの試合をうまく活用して融合できるといいですね。再度欧州が忙しくなる2月に向けて。

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