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完敗ハマーズ、レスターはPK戦敗退…カラバオカップ準々決勝はアーセナルとマン・シティが順当勝ち!

順当ならアーセナル、マンチェスター・シティ、チェルシー、マンチェスター・ユナイテッド。19日と20日の2日間にまたがって、カラバオカップの準々決勝が行われます。初日のドローはアーセナルVSウェストハムのロンドンダービーと、レスターVSマンチェスター・シティ。プレミアリーグ17節のアーセナルとのホームゲームをスコアレスドローで終えたモイーズ監督は、エミレーツに乗り込む今回の試合も接戦に持ち込みたいところです。例年、リーグカップとなるとあっさり負けるヴェンゲル監督のチームは、ヨーロッパリーグ仕様です。オスピナ、ドビュッシー、ホールディング、チャンバース、コラシナツ、エルネニー、コクラン、ウィロック、ウォルコット、ウェルベック、ジルー。コラシナツ以外はプレミアリーグで出番が少ない選手ばかりですが、ガナーズはウェルベックの1発でハマーズを下し、7年ぶりとなるベスト4進出を決めました。

Bチームといえども、ヨーロッパリーグのグループステージを首位通過した「裏の主力」たちにぎこちなさはありません。アーセナルが完全にボールを支配し、ハマーズはワンチャンスを狙う展開。14分にウェルベックが左から中に斬り込んで右足を振り抜くと、コリンズが足元に入ってボールは枠の外に逸れていきます。39分にコラシナツが左から上がった決定機は、ノーマークのウォルコットにぴったりのクロスが届きますが、14番は冷静に枠に収めれば入りそうだったヘディングを外してしまいます。先制ゴールは42分。コクランのサイドチェンジをドビュッシーがヘッドで中央に折り返すと、胸でトラップしてウィンストン・リードを抑えたウェルベックが落ち着いてプッシュし、ジョー・ハートの脇を抜きました。

元気がなかったハマーズは、64分にクレスウェルが蹴ったFK以外にシュートを打っていないのではないでしょうか。80分にウィロックがドリブルで持ち込んで左からシュートを放つと、リバウンドを拾ったウォルコットも落としをもらったエルネニーも打ちきれず。枠内シュートが決勝点のみだった淡泊な一戦は、手数が多かったチームに軍配が上がりました。精度の高いクロスを再三入れていたドビュッシーはプレミアリーグでも戦力としてカウントできるでしょう。若手の経験値UPなどいくつか収穫があった一方で、ジルーの負傷は激痛でした。ハムストリングを痛めたストライカーは、冬の移籍市場で出場機会をもらえそうなクラブとコンタクトを取ることを諦めなければならないかもしれません。セミファイナルでは、ウェルベックかエンケティアが前線に張ることになりそうです。

レスターの本拠地キングパワーに乗り込んだマン・シティもまた、ブラボ、アダラビオヨ、フィル・フォーデン、ブラヒモ・ディアス、ベルナルド・シウヴァ、ヤヤ・トゥレ、ジンチェンコと7人の若手とサブを起用しました。こちらもプレミアリーグ上位がボールを支配し、下位はカウンター狙いという構図です。14分に、左からボックスに入って無回転の強烈なシュートを放ったのはベルナルド・シウヴァ。26分、先制ゴールはギュンドアンが仕掛けたカウンターでした。ドラゴヴィッチを抜き去ったセントラルMFが右にいたベルナルド・シウヴァにラストパスを通すと、好調のドリブラーが冷静にGKハマーの股間を抜きました。

マンチェスター・シティがいつもと違ったのは、サイドでボールを持った際に中に入ってくる選手が少なかったことと、GKブラボが不安定だったことです。ボールさばきのミスが目立つGKを見て、エデルソン獲得がいかに大きな補強だったかをあらためて感じました。劣勢ならヴァーディとマフレズを後半から投入するというのが、ピュエル監督のゲームプランだったのでしょう。62分に右から抜け出したベルナルド・シウヴァは、GKを引きつけて出したラストパスを味方に通せず。73分にギュンドアンのFKをニアで合わせたブラヒモ・ディアスのヘッドは、ファーポストの外に逸れていきます。攻め続けたマン・シティがこのまま勝つと思いきや、95分に事件が起こります。デマライ・グレイを後ろからチェックしたカイル・ウォーカーのプレイは軽率でした。足を引っかけられたデマライ・グレイが転倒し、PK。ジェイミー・ヴァーディがこれを決め、試合は延長戦に突入しました。

最も決定的だったのは、102分にヴァーディがブラボのキックをブロックしたシーンでしょう。枠に飛べば勝ち越しでしたが、左に逸れてプレミアリーグ首位チームは命拾いします。ヤヤ・トゥレのFKもジンチェンコのミドルも決まらず、いよいよPK戦です。レスターにとっては千載一遇のチャンスでしたが、最後にブラボが勝利の立役者となりました。ヴァーディのキックを完璧に読んで右に弾き、マフレズは足でブロック。全員決めたマンチェスター・シティが苦しみながらもベスト4に進出しました。本日の試合はチェルシーVSボーンマスと、ブリストルVSマンチェスター・ユナイテッド。それぞれ強者が勝てば、マンチェスター勢とロンドン勢が激突するしびれるセミファイナルとなります。

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“完敗ハマーズ、レスターはPK戦敗退…カラバオカップ準々決勝はアーセナルとマン・シティが順当勝ち!” への3件のフィードバック

  1. goo より:

    ハマーズはどうしちゃったんですかね、、、、
    パイェ出したとはいえあまりにガタガタなので心配になります。。。

  2. 飲茶 より:

    確かコンフェデでもPK止めてましたがブラボはPKストップ専門のキーパーなんですかね⁇笑笑

  3. makoto より:

    gooさん>
    ビリッチさんがベーシックな形を決められずに守備がしんどくなったので、モイーズ監督が後ろを整備できれば戦えるのではないかと思います。

    飲茶さん>
    素晴らしかったですね。レギュラー争いの相手がエデルソンではそもそも厳しいですが。

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