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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

【Arsenal×Hull City】右サイドを制圧したノニ・マドゥエケ、決勝ゴールを生んだ渾身の一撃!

10月以降のプレミアリーグとチャンピオンズリーグは6勝1分。カラバオカップのフリートウッド戦で足をすくわれたものの、マンチェスター・シティをかわして首位に躍り出たアーセナルは、順調といっていいでしょう。エミレーツのプレミアリーグ10節は、ハル・シティ。開幕からマンチェスター・ユナイテッドとコヴェントリーを連破した後、7試合連続で勝利がないチームです。

アルテタ監督が選んだ11人は、リヴァプール戦と同じベストメンバーです。GKラヤ、DFティンバー、コンサ、ガブリエウ、カラフィオーリ。2センターはデクラン・ライスとブルーノ・ギマランイス、2列めはノニ・マドゥエケ、ウーデゴーア、ツォリス、最前線にカイ・ハヴェルツ。開始2分に右からのCKを得たハル・シティは、ファーにいたイーガンのヘッドが右に外れています。

5分のFKから右に展開し、ノニ・マドゥエケのクロスが中央に入ると、コンサのヘッドは左にアウト。好調のウインガーは、7分のブルーノ・ギマランイスのサイドチェンジからボックス右を突破しますが、ニアに詰めたツォリスは打てませんでした。スタンドからの拍手が多いのは、アーセナルの中盤と最終ラインがカットされたボールをすぐに奪い返しているからです。

18分、カラフィオーリの縦パスをカットしたのはイロエグブナム。すかさずファーに上げたクロスが左に流れ、拾ったマクバーニ―が後ろのストラウドに戻すと、ボックス左に突っ込んで強引に放ったシュートはラヤがセーブしました。ガブリエウがラインの裏を狙った浮き球のクリアを、デクラン・ライスがトラップしたのは28分。右足のミドルは、左に切れていきました。

35分の左からのFKは、デクラン・ライスの鋭いシュートがGKツォラキスの正面。38分に右に出たカイ・ハヴェルツがティンバーに縦パスを転がすと、ゴールラインからの折り返しを受けたツォリスは、ボレーを打ち上げてしまいました。43分にオンフィールドレビューが宣告されたのは、2分前のアタックでメンディがカイ・ハヴェルツのシャツを引っ張ったからでしょう。

DFが伸ばした手とストライカーの転倒はPKにも見えますが、ジャッジはオフサイド。追加タイム1分にノニ・マドゥエケが上げたクロスはデクラン・ライスにぴったりでしたが、ジャストミートのヘッドはツォラキスの守備範囲に飛んでしまいました。前半は0-0。優勢だったアーセナルがチャンスを活かせなかったという表現が妥当でしょう。

後半が始まり、49分に右サイドを突破したノニ・マドゥエケが後ろに流すと、ブルーノ・ギマランイスのダイレクトショットはイーガンが頭でクリア。55分のハル・シティのカウンターは3対2だったのですが、チョーが左から打ったシュートをコンサがブロックしています。57分に左から仕掛けたのはカラフィオーリとツォリス。中央でパスを受けたのは、ウーデゴーアでした。

右に出したラストパスが、フリーのノニ・マドゥエケへ。右足の強烈な一撃は、ツォラキスが足でセーブしました。カイ・ハヴェルツとデクラン・ライスがベンチに向かったのは63分。ギョケレスとミケル・メリノが彼らのポジションに入っています。69分には、カラフィオーリとツォリスに代わってエゼとインカピエ。71分のエゼのミドルは、クロスバーを越えていきました。

72分に右からカットインしたノニ・マドゥエケのシュートを、ツォラキスは前に弾いてしまいました。ダッシュしたウーデゴーアが右足でプッシュし、アーセナルがついに先制!78分にミケル・メリノが左から打ったミドルは、GKが右に反応してキャッチしています。右サイドを制圧し続ける20番が、ファーにクロスを入れたのは81分。ギョケレスのシュートはGKの正面です。

87分のツォラキスのフィードをティンバーがクリアし、ギョケレスがエゼにつないだチャンスは5対3。10番のパスを受けたミケル・メリノがヒールでボックス右に転がすと、GKと1対1になったノニ・マドゥエケは右にかわそうとしてカットされました。89分にブルーノ・ギマランイスが下がり、フェイスガードを着けたズビメンディが中盤センターに入っています。

後半のシュートを1本に抑えたアーセナルが、1-0で勝利。唯一のゴールを決めたキャプテンは、チャンスクリエイト5回を記録していますが、MVPに推したいのはノニ・マドゥエケです。シュート4本、ドリブル成功5回、チャンスクリエイト4回、クロスとロングフィードが2本ずつでデュエル10戦7勝。今や突破力はサカより上と評する記者も、いるのではないでしょうか。

前半のハル・シティはリスクを取ってラインを上げており、カウンターを狙えるシーンがありました。DFの裏に広大なスペースがあるなら、最初からギョケレスのほうが早くゴールを決められていたかもしれません。全体的にインテンシティが欠けていたのは、デクラン・ライスをはじめ、オフ・ザ・ボールの動きがスムーズではなかった選手がいたからでしょう。

スラヴィア・プラハ戦の残り20分から13本を浴びたガナーズは、疲労が蓄積していたのだと思われます。63分からの4枚のカードは、ケガの予防だったのでしょう。開幕からの16試合のうち、エミレーツはたったの6試合。過酷なスケジュールを終えたチームは、インターナショナルブレイク明けのセント・ジェームズ・パークの後は、1月16日のハル・シティ戦までずっとロンドンです。

ホームゲームとロンドンダービーの日々が続けば、得点力不足は解消されるのでしょうか。プレミアリーグ10試合で15ゴール。ギョケレス、ツィリス、エゼ、ミケル・メリノは未だノーゴールで、得意のセットピースはコンサの1発だけです。アルテタ監督に改善策はあるのでしょうか。ウーデゴーアとギョケレスが近い位置でプレイできれば、変わると思うのですが…。


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