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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

プレミアリーグ35試合連続無敗と「ポグバ無双」継続中!しかし、これを上回る凄い記録が…!

ケヴィン・デブライネとレロイ・サネが9本でトップに並び、ダヴィド・シルヴァが1差で追走。マンチェスター・シティの独占市場となっていたプレミアリーグのアシスト業界に、ライバルクラブのコントロールタワーが殴り込みをかけてきました。ポール・ポグバ、デブライネよりも10試合少ない13試合出場で9アシスト!マンデーナイトのストーク戦では、開始9分でバレンシアの先制ゴールをお膳立てすると、38分にマークが外れたマルシアルをめざとく見つけて鋭いラストパス。マルシアルは、このゴール以外にも決定機を2つ創ってもらっており、浮き球処理を誤ったルカクが無理やり打った左足ボレーも6番からのボールでした。

すべて決まっていれば…というのはさすがに虫がよすぎるとしても、アシストのハットトリックで一気に2ケタの大台に乗せるチャンスは充分にありました。恐るべし、PP。ゴールへのアプローチが多彩なマン・シティの3人よりも、自由が保証されているマンチェスター・ユナイテッドのプレーメイカーのほうがチームメイトからの依存度が高く、アシストキングに輝く可能性は上なのではないかと密かに期待しております。

さて、ここからが本題です。今季プレミアリーグ13試合で3ゴール9アシストのポグバは、別な記録でライバルクラブのアタッカーたちを大きく引き離しています。「スカイスポーツ」の記事の見出しは「Pogba is the invincible one(ポグバは無敵)」。いわれてみれば、確かにそうです。彼が出場した試合で最後に敗れたのは昨季プレミアリーグ9節、スタンフォード・ブリッジでペドロとアザールにボコボコにされて4-0で惨敗したチェルシー戦です。あれから1年と3ヵ月、ポグバが出場した試合は22勝13分と負け知らず。2016-17シーズンの終盤戦で、マン・ユナイテッドはマンチェスターダービー以降の5試合を3分2敗と崩れていますが、ポグバはこの期間だけきれいに欠場しています。当時のモウリーニョ監督が「ヨーロッパリーグに集中する」と語ったのは、意訳すると「ズラタンとポグバの飛車角落ちでは勝てません」だったのだと思われます。

ポグバが無敗記録を継続しているのは、マンチェスターダービーを連続で欠場しているから…ではなく、彼がいることで得点力が上がるからにほかなりません。復帰2年めとなる今季は、出場13試合中11試合が2ゴール以上。とりわけマルシアルとの相性がよく、11番のPKを除く7ゴールのうち6ゴールはポグバがピッチにいた時間にゲットしています。首位との勝ち点差12という絶望的な状況のなかでも「残りの試合に勝ってシティに追いつきたい。集中して勝ち続ければ大丈夫だよ」という呑気なセリフが許されるのは、しばらく負けていない彼だけでしょう。

35試合連続無敗ということは、あと3試合でザ・インヴィンシブルズ…などというとグーナーに叱られそうなのでやめておくとして、連続無敗業界をのぞいてみると、2位以下はマン・シティの選手ばかりが並んでいます。ガブリエウ・ジェズスが28、ダヴィド・シルヴァが25、地味に凄いヤヤ・トゥレの20、意外にもコンパニが16。わわ、やばい。ポグバ以上の記録を発見してしまいました。2017年1月にマンチェスター・シティに合流したガブリエウ・ジェズスは、2016-17シーズンを7勝3分、今季は16勝2分。何と入団以来負け知らずで、23勝5分は勝利数でポグバを上回り、リヴァプール戦に出ていないため記録は継続中です。「プレミアリーグの藤井四段」か!? 15ゴール6アシストという数字を見れば、この記録が幸運などではないことは一目瞭然です。

…すみません。妙に将棋関連の比喩が目立つ文章になってしまいましたが、そろそろ締めますので、このまま走ります。プレミアリーグ優勝に王手をかけたマンチェスター・シティに対して、ドローすら許されないマンチェスター・ユナイテッドは待ったなしですが、ここから逆転で優勝すればまるで羽生マジック…。(ポール・ポグバ 写真著作者/Светлана Бекетова)

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“プレミアリーグ35試合連続無敗と「ポグバ無双」継続中!しかし、これを上回る凄い記録が…!” への4件のフィードバック

  1. おはむ より:

    ルカクと同じようにポグバも雑魚専なので、大事な試合では結果がでないと思うので、逆転優勝はかなり難しいように見えます…
    多くのサッカーファンがlesserだけでなくビックゲームでも結果を出してくれと 嘆いくか、罵ってますよね…

  2. プレミアリーグ大好き! より:

    少なくとも直近のビッグゲーム、アーセナル戦で2アシストしてますよ
    アーセナルを雑魚と言うならば話は別ですが

  3. プレミアリーグ大好き! より:

    私はシティファンですのでデブライネ、サネ、シルバが連なっているアシストランキングを見てアシストの瞬間を思い出しニヤけたりしていましたが、いつのまにかポグバが並んでいて驚きました。正確で速いサイドチェンジや力強いキープ、豪快なミドルシュートのイメージが強くアシストのイメージはあまり無かったのですが、13試合で9アシストとのことで何でも出来る規格外の化け物である事が改めて分かりました。前回出場停止だったこともありエティハドでのダービーが楽しみで仕方ありません。

  4. makoto より:

    こういう話をすると必ず たった1つのビックゲームだけを持ち出して反論をする人がいますが、
    一部だけをピックアップして、物を語るのは人を勘違いさせるので気をつけた方がいいですよ。
    ちなみにアシストを残した試合は
    ストーク、スウォンジー、ニューカッスル、アーセナル、エバートン、ストークの順です。
    はっきり雑魚専って言えますよね。
    納得できないなら、昨シーズンの結果もご覧になってください

    —–
    おはむさん>
    ポグバはリヴァプール、トッテナム、チェルシー、マンチェスター・シティ戦は欠場ですので、今季の彼の上位対決の戦績は「1試合2アシスト」です。これをデータで語ると「極めて高いアシスト率!」となりますが、いかがでしょうか。

    プレミアリーグ大好き!さん>
    後半戦の上位対決でどんなプレイを見せてもらえるのか、楽しみです。「上位からゴールを決められない」といわれるルカクに結果を出させてあげられるようなラストパスを期待しております。

    プレミアリーグ大好き!さん>
    私も「いつの間に!」と思いました。ラストパスのひとつ前のプレイが素晴らしいという印象だったので。

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