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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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圧巻マン・シティ!ギュンドアン、ベルナルド・シウヴァ、アグエロが決めてバーゼルに楽勝!

プレミアリーグは、残り11試合を6勝5敗でも優勝決定。ペップ・グアルディオラの目線は、欧州の頂点に向いているのではないでしょうか。チャンピオンズリーグのラウンド16でバーゼルという当たりクジを引いた指揮官は、いつものメンバーをピッチに送り込んでいます。GKエデルソン、最終ラインはカイル・ウォーカー、コンパニ、オタメンディ、デルフ。デブライネ、フェルナンジーニョ、ギュンドアンの3センターに、スターリング、アグエロ、ベルナルド・シウヴァです。ザンクト・ヤコブ・パルクのファーストレグは、マンチェスター・シティが実力の違いを見せつける展開となりました。

2分、右サイドのベルナルド・シウヴァのクロスをギュンドアンがヘッドで叩くと、GKヴァツリークが何とかセーブ。12分にオバルリンが右から仕掛けた速攻は実らず、直後のデブライネのCKでプレミアリーグ最強チームが先制します。ニアに飛び込み、ヘディングでコースを変えたのはギュンドアン。GKは一歩も動けず、ボールはポストの内側をすり抜けネットを揺らしました。その4分後、2点めのチャンスメイクもデブライネです。左サイドでスターリングを縦に走らしたスルーパスは完璧。クロスがファーに届くと、落ち着いてトラップしたベルナルド・シウヴァの左足シュートがヴァツリークの頭上を越えて左隅に吸い込まれます。

さらに23分、フェルナンジーニョがドリブルで突っかけてラクロワにカットされると、ルーズボールを拾ったのはアグエロ。左隅にコントロールしたミドルシュートに、虚を突かれたヴァツリークはまったく反応できませんでした。マンチェスター・ユナイテッドの勝利は、いや、ベスト8進出はこれで決まりでしょう。33分、ベルナルド・シウヴァが右サイドから斜めに出したスルーパスで、スターリングがフリー。GKと接触して転んだスターリングは体勢を立て直そうとしたものの、ヴァツリークの戻りが早くCKに逃れられます。デルフが左サイドを突破したチャンスは、ニアで折り返しを受けたデブライネのボレーがバーの上。ポゼッション73%のアウェイチームは、3点という大きな貯金を得て後半に臨みます。

47分、デブライネの強烈なミドルはヴァツリークの正面。エルユヌシが左から放った初めてのオンターゲットは、ゴール右隅を襲う素晴らしい弾道でしたが、エデルソンが左に飛んで確実にセーブします。マン・シティの4点めは53分の中央突破。アグエロのパスを受けたギュンドアンは、切り返しでひとりかわすと文句なしのコントロールショットを右のサイドネットに突き刺しました。この後の速攻の応酬は、0-0なら見応えがあったはずですが、コンパニとオタメンディの冷静さを確認させられただけに終わります。57分にスターリングが下がりレロイ・サネ、63分にはデブライネがお役御免でダヴィド・シルヴァ。負傷していた主力が、続々とピッチに帰ってきました。

66分、カイル・ウォーカーのグラウンダーをアグエロが後ろに落とすと、ダヴィド・シルヴァはボレーを枠に収められません。ストッカーの左からのクロスにフリーで飛び込んだオバルリンは、ヘディングシュートをクロスに打てば希望がありましたが、ニアに外してしまいました。74分、サネのパスをもらったアグエロがスヒーを抜き去りボックス左を完全に崩すと、グラウンダーに走り込んだギュンドアンはボレーをヴァツリークに止められ、ハットトリックを逃します。

再三カウンターを仕掛けたマン・シティは追加点を奪えなかったものの、アウェイで0-4勝利なら特段悔やむこともないでしょう。いや、強い。やっぱり強い。プレミアリーグアシスト王のデブライネは止められず、2018年の公式戦10試合で13発のアグエロは、今日もしっかりフィニッシュを決めました。初戦でベスト8進出を決定的にしたペップのチームが視界に入れているのは、今季最初のタイトルとなるカラバオカップ決勝でしょう。左SB以外はベストメンバーが揃うマンチェスター・シティが、トッテナムに完敗した新生アーセナルに敗れる姿はイメージできません。

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“圧巻マン・シティ!ギュンドアン、ベルナルド・シウヴァ、アグエロが決めてバーゼルに楽勝!” への1件のコメント

  1. プレミアリーグ大好き! より:

    デルフ、サネ、シルバといった主力が怪我から戻ってきてよかったです。
    特にサネは全治2ヶ月コースといわれていたのにわずか二週間で戻って来たのは驚異的な回復力ですね。
    普段プレミアでプレスの厳しい相手かドン引き相手ばかりと戦ってるのでシティの選手が伸び伸びプレーしていたように見えました
    バーゼルはプレスに来てもすぐはがされてバイタルががら空きになってしまうのでシティ側は攻撃が楽だったと思います。
    後半プレスがきつくなり若干DFラインがバタバタしていましたがこの辺は修正しないといけませんね。
    欧州の強豪はこういうわずかな綻びを見逃さず狙ってきますから。

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