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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

【MAN.UTD×Liverpool】ラシュフォード2発!堅守のマン・ユナイテッドが貴重な勝ち点3!

これは痛い!試合前の練習で負傷したポグバがリタイアです。プレミアリーグ30節のマンチェスター・ユナイテッドVSリヴァプ―ルは、200回めのノースウェストダービー。モウリーニョ監督は、ルカクの後ろにマタ、アレクシス・サンチェス、ラシュフォードを揃え、攻める姿勢を鮮明にしています。セントラルにはマティッチとマクトミネイ、最終ラインはバレンシア、バイリー、スモーリング、アシュリー・ヤング。GKはもちろんプレミアリーグNo.1のセーブ率を誇るデ・ヘアです。フィルミーノ、マネ、サラーを前線に並べたクロップ監督は、ヘンダーソンをベンチに置いてミルナー、エムレ・ジャン、チェンバレンを中盤に起用。アーノルド、デヤン・ロブレン、ファン・ダイク、ロバートソンの4バックとGKロリス・カリウスは予想通りです。ピッチの感触を確かめるように慎重な立ち上がった両者は、10分を過ぎても中盤でのにらみ合いが続いています。

ポゼッションはマンチェスター・ユナイテッドですが、足元へのパスが続くアタックには怖さがなく、レッズ守備陣は冷静に対応。ただしアウェイチームのほうもセーフティなクリアが目立ち、ボール奪取からのアグレッシブな速攻は見られません。静かなゲームが動いたのは14分。デ・ヘアのキックをルカクが頭でスライドさせると、アーノルドの裏を突いたラシュフォードが一気にボックスへ。ひとつ年下のSBを切り返しでかわした20歳のストライカーは、右のサイドネットに完璧なシュートを突き刺しました。大歓声のオールド・トラフォード。マンチェスター・ユナイテッドは、今季プレミアリーグで先制した16試合は全勝です。

18分のCKは左に流れ、拾ったフィルミーノがきわどいクロスをファーに浮かしますが、わずかに高くマネは触れず。1点を追うレッズにエンジンがかかってきました。22分にチェンバレンが縦に出したスルーパスは、フィルミーノに付いていたバレンシアがクリア。CKに飛び込んだファン・ダイクが肩に当てたシュートは左ポストぎりぎりを抜けていきます。すると24分、ホームチームが追加点をゲットしました。デ・ヘアのキックを足元に収めたルカクがラインの裏に走ったマタにスルーパス。ファン・ダイクがカットしたボールがこぼれた先には、ラシュフォードがいました。右足を振り抜いた一撃はアーノルドの足をかずめ、先制点と同じコースを辿ってサイドネットに決まりました。プレミアリーグでは3ヵ月ゴールがなかった19番は、これが今季6ゴールめです。

マネとサラーは抑えられ、時折見せるフィルミーノのミドルシュートはデ・ヘアの正面。迫力を欠くレッズのアタックに対して、ルカクが股抜きパスを通すなど、マン・ユナイテッドは余裕があります。38分、バレンシアのサイドチェンジを受けたアレクシス・サンチェスがラインの裏に絶妙な浮き球を通すと、フリーだったマタのバイシクルはわずかに右にアウト。バイリー、マクトミネイ、マティッチの的確なチェックでサラーやチェンバレンを封じたマンチェスター・ユナイテッドは、理想的な展開でハーフタイムを迎えました。

48分、CKに競り勝ったファン・ダイクのヘッドはクロスバーの上。ラインの裏を狙ってくるサラーは、アシュリー・ヤングとバイリーが厳しくマークしています。ホームチームは引きすぎてはいけません。53分に一瞬空いたマネが左足で放ったミドルは、バイリーがコースに入って勢いを削ぎました。完全なるレッズペース。ルカクにボールを集められなくなった赤いチームは、ミルナーとチェンバレンに自由を与えています。アレクシス・サンチェスはそろそろ代え時でしょう。攻め上がる選手についていかず、カウンターの起点にもなれないトップ下は、これだけ押されている試合では大いなるリスクです。

先に動いたのはクロップ監督。62分にララナに代えられたチェンバレンは悔しそうです。64分にララナとサラーが仕掛け、マネの落としをミルナーがダイレクトで狙うと、うまくミートせず大きく上にアウト。ここまでうまく守っていたマンチェスター・ユナイテッドは、66分に思わぬ形で失点を喫してしまいます。マクトミネイをかわしたマネが左からクロスを入れると、バイリーのミスキックをさすがのデ・ヘアも弾ききれずにゴールイン(あれを触るとは…)。このプレイで右の足首を痛めたCBは、大事には至らなかったようです。モウリーニョ監督は、ラシュフォードに代えてフェライニ。残り20分を守り切ろうというメッセージでしょうか。80分、アーノルドが下がり右SBにワイナルドゥム。マネとフィルミーノのポストプレーは、フェライニが体を入れてカットします。

クロップ監督の最後のカードは、84分にロバートソンをソランケ。アレクシス・サンチェスのクロスに飛び込んだマタのシュートは、DFにブロックされました。残り2分でマタをリンガード。モウリーニョ監督は、バスを停めようとしているわけではありません。94分にマネがラインの裏に抜けると、追いついたバイリーが打たせず。マンチェスター・ユナイテッドが4対1になりかけたチャンスは、ロリス・カリウスの勇敢な飛び出しに止められます。アレクシス・サンチェスがダルミアンに後を譲ると、間もなくタイムアップ。シュート数は5対14、ポゼッションは32対68。281本しかパスを出さなかったマン・ユナイテッドに対して、リヴァプールは581。CKはホームチームが1本、アウェイチームは13本も蹴っています。リンガードとフェライニをベンチに置いてマタを先発させたモウリーニョ監督が、攻める姿勢を見せたのは2-0まで。リードした後は安全運転に徹し、ラシュフォードのオンターゲット2本で逃げ切りました

2ゴールのラシュフォードと同様に素晴らしかったのは、お膳立てをしたルカク、サラーを完封したアシュリー・ヤング、バイタルエリアを落ち着いて埋めたマティッチ、オウンゴール以外のプレイは完璧に近かったバイリーです。デヤン・ロブレンをマークさせるかのように、ルカクVSファン・ダイクを回避したモウリーニョ監督の作戦勝ち。堅守のチームに中央をあれだけ固められれば、強力3トップといえどもフリーでシュートを打つことはできません。マンチェスター・ユナイテッドにとっては、プレミアリーグ2位フィニッシュに近づく大きな勝ち点3。この後の試合でチェルシーがクリスタル・パレスに勝てば、レッズは再びチャンピオンズリーグ出場権争いに巻き込まれます。(マーカス・ラシュフォード 写真著作者/@cfcunofficial (Chelsea Debs) London)

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“【MAN.UTD×Liverpool】ラシュフォード2発!堅守のマン・ユナイテッドが貴重な勝ち点3!” への27件のフィードバック

  1. ユナイテッド より:

    ラッシュフォードの1点目がクリロナ過ぎてビックリしちゃいました。
    バイリーが万全のコンディションでもう少しカウンターの精度が上がればモウリーニョ時代のインテルのようにCLを取れるのではと思ってしまいました。
    今日はヤング、バイリー、モウリーニョの采配で相手のスリートップは全く怖くありませんでした。
    ロブレンの壮大なブーメランはさておきリバプールはもう少し流れの変えられる選手、戦い方がないとタイトルは厳しいと思います。
    今日は監督の力量の差が出ました。
    最後にバイリー最高です!!

  2. プレミアリーグ大好き! より:

    わざわざソランケをよそからとってきて、さしたる結果も残さないのに使い続け、自チームユースの有望株は使わない
    スタリッジも出しちゃって、計算できるアタッカーはスタメンの3枚だけ
    攻撃のチームにおいてこれってどうなんですか?

  3. voo より:

    モウリーニョなめてるとこうなるよ、という試合でした。試合前やたら騒がれていたデヘアのビッグセーブなど必要としないスコア上は接戦でもプラン通りの完勝とすら言ってもよいでしょう。

    モウリーニョのスカウティングで相手の弱点をつき長所をつぶす精度は、同じ相手に試合を重ねるほど上がっていくので正直歴史上最高のチームだと思わざるをえないペップバルサですらペップ辞める直前位には優位になりかかっていました。
    そういう監督なのに私の目につく限りではリバプールサポの方に楽観視する意見が多かったので、それは慢心と油断という負けフラグになるんじゃないかと思っていました。

    いわゆる「自分達のサッカー」というようなスタイルが確立しているチームは、モウリーニョに十分な試行錯誤の時間を与えてしまうと危なかったりする気がします。

  4. プレミアリーグ大好き! より:

    ルカクにダイクをなぜつけなかったのでしょうか
    長いボールを使ってくることはわかってはず
    バイリーが別格でした
    もう1人良いCBがいればデヘアも合わせてかなり堅い守備になりそうですね

  5. Scholes より:

    集中し続けた守備、お疲れ様!
    リーグ戦で先制した17試合全勝ですか。1点差になってから事故が起こらないかハラハラしていましたが、17試合すべてで逃げ切る or 試合を決められているのは本当にすごいことですね。

  6. GSM より:

    ユナイテッドが強かったです。
    リバプールは未熟なところが散見されましたね。。。

    もしマティプ、クライン、ヘンダーソンが起用されていたら、結果、試合内容は変わるのか?是非CLの舞台でまた観たいです。その結果によって、夏の補強も変わってくる気がします。

    最近、カリウスがいいキーパーに見えるのは私だけでしょうか?DFが酷かっただけでしょうか?(笑)

  7. プレミアリーグ大好き! より:

    正直、今季のユナイテッドはチームとしての完成度、クオリティは低いと思っています。
    しかしながらアーセナル、チェルシー、そしてシティを破ったリヴァプールに勝利し、なんだかんだ2位にいるその勝負強さこそが、今のユナイテッドを支える強さなのでしょうね。
    最終的にはしっかりと勝ち点3を持って帰る。いやはや、流石は名(迷)将モウリーニョ。大事なシックスポインターを2度も制したユナイテッドのCL出場はほぼほぼ確定と見てもいいですね。おめでとうございます。

  8. かーど より:

    リバプールサポやロブレンが試合前にどうせバスを止め続けると慢心してましたが見事にフラグでしたね

    相手のウィークポイントを的確に突いて、チェルシー戦と同様に相手のエースを試合から消す。言うのは簡単ですがしっかり実行して上手く試合を畳めるあたりやっぱりモウ監督は堅実ですね

    そして復帰したてとは思えないバイリー、彼の重要さを改めて感じましたね(この感じはシティのコンパニみたいなものか)

  9. ルタレック より:

    前半はモウリーニョのプラン通りにやられましたね。後半もう少し運も味方してくれれば引き分けにもっていけた気がしたんですけどね。リヴァプールのCBはもうファンダイクとゴメスorマティプでいいと思いますけどね。この試合は忘れてCLとPL4以内に集中して欲しいですね。

  10. Motsuki909 より:

    完敗でした。ルカクのフィジカルとラッシュフォードの決定力。スコアは2-1ですが、OGの1点のみ。もう少し局面で思い切ったプレーを選択しても良かったと思います。前線3枚の連動性が悪かったように思います。

    ユナイテッドのDF陣は素晴らしかったですね。特にバイリー。OGが霞む活躍でした。正直、バスを停められている印象はありませんでした。それだけに今日の一戦は悔しさが募ります。レフェリングに偏った点があったと感じるのは、自分がリヴァプールのサポーターだからなのだと思います。その点を抜きにしても、今日は厳しい結果になっていたのだろうとも思います。

  11. 苦境に立たされているグーナー より:

    ファンダイクではなくロブレンと戦わせたモウリーニョとルカクの作戦勝ちでしたね。デヘアのフィードからルカクがフリックして速攻というパターンはLvGが一年目の後半にフェライニで同じようなことをしてかなり機能していたのを思い出しました

    それにしてもルカクは本当に素晴らしいですね。間違いなくスコア以上の貢献をしてます。周りを使うのも意外と上手いですし、ゲームの終盤になっても自陣まで戻って必死に守備をする姿勢なんかはケインと似てますよね。同年代のこの2人のストライカーには長くプレミアリーグを引っ張っていて欲しいなぁと個人的には思ってます

  12. 苦境に立たされているグーナー より:

    あと確かにヤングは素晴らしかったですね。この試合のMOTMはヤングだと思いました。彼は

  13. Macki より:

    更新ご苦労様です。
    完敗の一言に尽きます。ユナイテッドは素晴らしかったですね。そして強かった!CL出場権もほぼ確定でしょう。
    レッズは後半すこしは良いところありましたが、モウリーニョの術中にハマった感じがします。個人的に一番良かったのはカリウスでした。レッズはこの敗戦を糧にもう一度ネジを巻き直してほしいですね。

  14. 不知火 より:

    ヤングはワールドカップ、マジであるかもしれませんね。
    それくらいの活躍でした。
    バイリーはまだ試合勘が完全に戻ってなさそうですが、鉄人みたいな活躍でした。
    是非残りのシーズンは怪我なく過ごしてほしいです。

  15. バイリー より:

    素晴らしい試合でした。
    OGで一点は返されましたが終わってみればレッズに結局決定機はほぼなく完璧な守備だったと思います。
    やはりモウリーニョは今までに多くのタイトルを勝ち取って来たのは伊達じゃないですね。
    ホームゲームでの強さは本当に素晴らしいですし、ベンチワークでもスピードのあるリンガード、フィジカルのフェライニなどを出して試合の流れを変えれるというのは大きいと思います。

    一方でクロップに関していえば攻撃的なチームを作りながらもなぜタイトルがとれないかが明白になる試合でした。
    ドルトムントの頃からそうですがクロップは相手に完全に引かれると全く崩せないですね。
    ベンチにも似たような選手が並びパワープレーもできないですし。
    スペースを埋められると何もできないクロップは監督として戦術の幅が狭いなと思います。
    今回ユナイテッドがレッズの攻略法を見せたことで今後似たような戦術をとるチームは増えるんじゃないかなと思うので今後の試合も楽しみです。

    ユナイテッドは次のセビージャ戦にもぜひ勝ってベスト8に駒を進めてほしいです。

  16. とん より:

    誰もアレクシスサンチェスについて書いてない(笑)
    完全に攻撃面では消えていていましたね。
    モウリーニョがどのような役割を与えているのか気になります。
    バイリーとヤングの獅子奮迅、ファンダイクはビッグクラブの器だったと証明したこと、ロブレンのへっぽこ具合と、DFが目立った試合でしたけど楽しかったです。

  17. プレミアリーグ大好き! より:

    レッズ倒したくらいでユナイテッドファンの傲慢さが随分出てますね笑

    第三者から見たら本当にしょーもない試合でした。
    ファーガソン時代にはあり得ない、後半は攻める気ゼロのハーフコートマッチ。赤い悪魔は完全に居なくなりましたね。赤いバス停が似合ってます。

    ペップが監督で本当に良かったと思える試合でモウリーニョとユナイテッドファンがペップにコンプレックスと敵意を持つのがわかります。

  18. 底辺ライダー より:

    完勝でしたね。前回対戦ではリバプールの中盤に完全に支配されて試合になりませんでしたが、昨日のゲームではまったく問題になりませんでした。ミルナーやOXに前を向かせても何も怖くないし、カンもあの位置ではって感じで助かりました。代わりに入ってきたララナも流れがないと生きないタイプの選手ですし、昨日の試合はモウリーニョ監督からしたらイージーな試合だったのかもしれません。

    ただ4231ってベースは出来上がった感はありますが、ここにポグバを落とし込むのか、はたまたサンチェスを昨日の試合のように使うのか、ラッシュやマルシャルをベンチにしてスター2人を両建てで使うのか、オフェンスのセットに関してはまだグラグラなので今後は楽しみではありますが、不安もかなりにありますね

  19. プレミアリーグ大好き! より:

    「レッズ倒したくらいで」とユナイテッドサポのみならずレッズサポも貶めていくスタイル。最近シティはそのレッズに倒されたのに。

  20. ユナイテッド より:

    当然敵意はあるさ、当たり前だろ、同じ町のチームなんだから笑
    でもシティの流動性のあるポゼッション、ハイプレスはリスペクトしてますよ。
    初めてCLのてっぺんが狙えるぐらいの強さになったからっていちいちシティと関係のない試合に割り込んで誹謗中傷してくる所に他クラブをリスペクト出来ない器の小ささ、サッカーの戦術多様性を理解できない見識の狭さが垣間見えますね。

  21. makoto より:

    みなさま>
    多くのご意見、ありがとうございます。徹底してデヤン・ロブレンとアーノルドのサイドを突き、ルカクとラシュフォードのよさを引き出す戦い方で、前半は大満足でした。ただしよかった前半でもマタのバイシクルを含めて3本しかシュートを打っておらず、後半はカウンターを仕掛けられないほど後ろにこもる時間が長かったので、ストレスが溜まりました。追いつかれていたら、3点めを獲りにいけたかどうか。フィルミーノ、マネ、サラーがシーズンを通じてあまりにいいため、ララナをうまくフィットさせるための時間がないのが、レッズにとっては仇となったように思います。バイリー、アシュリー・ヤング、マティッチには感謝です。

    「レッズ倒したくらい」「第三者から見たら本当にしょーもない試合」とおっしゃる方がいらっしゃいましたが、レッズとマン・シティのような手に汗握る試合は全体の10%もなく、昨日の戦術のぶつかり合いは好みはあれど相当おもしろい部類に入ると思われますので、スペインやドイツの強力なクラブだけをご覧になったほうがいいのではないでしょうか。少なくとも、マンチェスター・ユナイテッドもリヴァプールもしょーもないとまでいわれるようなフットボールではなかったと思います。意図的に挑発して荒れることを楽しみたいのであれば、それが許される別の場でお願いいたします。

    強いレッズを終始抑えられたことを喜んでおります。おそらく守るだけでなく3点めも期待したであろうリンガード投入時には、テンションが上がりました。ロリス・カリウスの果敢な飛び出しに阻まれましたが、あのカウンターこそがリンガードをベンチスタートとした狙いだったと思います。アンフィールドで、クロップ監督が動くのを待って待って、結局動いてもらえず実現できなかったことを、オールド・トラフォードで「これがレッズ崩しだ」と証明したかったのではないでしょうか。ただ手堅く勝ちにいくなら、相変わらずボールロストが多く機能していなかったサンチェスに代えて後ろを埋められるリンデロフでよかったでしょう。あくまでも推測ではありますが。

  22. プレミアリーグ大好き! より:

    勝ちに行くならサンチェスのところを削ってリンデロフなどしないでしょう
    バランスが崩れてむしろレッズがやりやすくなったと思います
    ポグバ、マルシャルを欠いた手持ちの駒の関係上、2-0リードの状況でサンチェスを早目に切るという手はなかったんでしょうね

  23. makoto より:

    プレミアリーグ大好き!さん>
    チェルシー戦の80分にサンチェスをバイリーに代えており、モウリーニョ監督の選択肢には充分にあると思います。本文中にも書きましたが、早い時間にサンチェスをフェライニあるいはリンガードというプランもありえましたね。

  24. プレミアリーグ大好き! より:

    逆転して試合を締めにかかるというメッセージが込められたチェルシー戦とは状況が全く違うと思いますが…
    ジルーが入って力技でチャンスがつくれるチェルシー相手とそういうカードがないリバプール相手では打つ手も当然変わります
    リバプール攻撃陣とのスピード勝負に途中出場のCB、しかもリンデロフに対応させるのは酷かと

    フェライニが入るタイミングでラッシュフォードではなくサンチェスというのはあったかもしれませんが、ラッシュフォードもスタメン自体が久しぶりでフル出場させるかって考えたら、まぁ納得だと思います
    リンガードを早目に切らないのは先に書いた通りポグバ、マルシャルというカードがなく、攻撃で変化をつけられる唯一のカードだったので引っ張ったということでしょう

    もう1つ加えると、モウリーニョは(少なくとも今シーズンは)CBを終盤に入れてくるという交代策はほとんどとってないはずです

  25. makoto より:

    プレミアリーグ大好き!さん>
    アレクシス・サンチェスをリンデロフに関しては、直近の上位対決でバイリー起用をしたばかりだったので「手堅さの一例」として挙げただけで、さほどこだわりはないのですが、プレミアリーグ大好き!さんにとっては重要なことのようなので、お返事しますね。

    「逆転して試合を締めにかかる」のと、「1点差に迫られて試合を締めにかかる」のがどう違うのでしょうか。相手によって変わるというのはそのとおりだと思いますが、レッズがソランケを足してきたので後ろに1枚加えるという手は、それはそれで妥当なチョイスであり、ないこともないと思います。最後にCBを入れた回数が少ない(=実際はまあまあありますが、「ラスト数分以降の時間を遣う意味合いも込めた交代」を引かせていただきました)のは事実ですが、レッズとチェルシーの違いは「ない」といい切る根拠としては弱いのでは?と思いました。

  26. プレミアリーグ大好き! より:

    私自身が「アレクシス・サンチェスをリンデロフに関して…」を重要視してるわけではないんですが…
    サンチェスを擁護するものではないですが、総括にリンデロフと交代の方が手堅かったときたものですので、交代策についての私見を述べさせてもらっただけです

    まず、『「逆転して試合を締めにかかる」のと、「1点差に迫られて試合を締めにかかる」のがどう違うのでしょうか』ということに関してですが、言葉足らずだったら申し訳ないのですが、一般論としてではなく、私ははっきりチェルシー戦とリバプール戦の比較で物語っていたつもりです
    逆転して残り10分ほど、相手はジルーも入れて圧力を高めてきた、パワープレーにもしっかり対応しようというメッセージをこめて交代だ、というのがチェルシー戦
    じゃあアンラッキーな形で点を取られたがリードは保っているレッズ戦で同じことをするのか
    それをしたら、上手く守れてるのを、変えなきゃ、という焦りのメッセージになってしまいかねません
    CBを入れ中盤のバランスを崩し攻撃の部分もより低下させるよりかは、アンラッキーな一発は仕方ない、いつもの通りフェライニを入れ、このまましっかりやりきろう、というのがこの試合の締めのパターンだったのでしょう
    というのが私の意見です
    交代策については試合の流れがあり、そのそれぞれは千差万別ですので一般論に落とし込むのは難しいと思います

    次に、ソランケを足したことに対してユナイテッドも後ろを足すというのは、先にフェライニを入れてることを考えれば無用じゃないでしょうか
    ソランケがジルーのような特徴の強い選手だったりしたならその手もありでしょうが、それほど際立った選手でもなく、マティッチもいるとなれば無理して入れることもないでしょう
    また、リバプールの強力なサイド、そこにボールを供給する中盤でのせめぎ合いを考えたら、他を削って最終ラインに選手を一人加える、もしくは慣れないポジションに誰かを移すのはリスキーに思えます

    試合途中でのCB投入に関して、実際はまぁまぁあるとまでおっしゃるので、今シーズンのプレミアとCLまでのデータを見返しましたが、怪我などによるスクランブル発進を除くと本当に少ないです
    これははっきり言っておきたいです

    最後に、これは書き間違いでしょうが、『レッズとチェルシーの違いは「ない」といい切る根拠としては弱いのでは?』とありますが、私はレッズとチェルシーの違いは「ある」という前提で私見を述べさせていただいてます
    そうでなければリンデロフ投入という議論に疑問を投げかけることもないですよ

  27. makoto より:

    プレミアリーグ大好き!さん>
    アレクシス・サンチェスをリンデロフに関しては、直近の上位対決でバイリー起用をしたばかりだったので「手堅さの一例」として挙げただけで、さほどこだわりはないのですが、プレミアリーグ大好き!さんにとっては重要なことのようなので、お返事しますね。

    「逆転して試合を締めにかかる」のと、「1点差に迫られて試合を締めにかかる」のがどう違うのでしょうか。相手によって変わるというのはそのとおりだと思いますが、レッズがソランケを足してきたので後ろに1枚加えるという手は、それはそれで妥当なチョイスであり、ないこともないと思います。最後にCBを入れた回数が少ない(=実際はまあまあありますが、「ラスト数分以降の時間を遣う意味合いも込めた交代」を引かせていただきました)のは事実ですが、レッズとチェルシーの違いは「ない」といい切る根拠としては弱いのでは?と思いました。

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