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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

若手の台頭で4年後が楽しみ!「BBC」が語る「イングランド代表に楽観的になれる5つの理由」

それにしても、レロイ・サネのドイツ代表落選にはびっくりしました。プレミアリーグ2017-18シーズンは、32試合10ゴール15アシスト。マンチェスター・シティのぶっちぎり優勝に貢献し、PFA最優秀若手選手に輝いたレフトウイングは、リーグ戦におけるスタッツで劣るレヴァークーゼンのユリアン・ブラントに弾き出されたようです。「トマス・ミュラーとマルコ・ロイスはうまくいっており、ドラクスラーはコンフェデレーションカップで大きな戦力となった」と選考理由を語ったヨアヒム・レーヴ監督は、サネの爆発力よりも連携のクオリティやフィット感を優先したのでしょう。

ミヒー・バチュアイがベルギー代表に選ばれ、クリスティアン・ベンテケが落ちたのも、プレミアリーグファンにとっては感慨深い出来事です。チェルシーでサポーターを嘆かせていた24歳のストライカーは、ドルトムントに貸し出されると、10試合7ゴールとブレイク。クリスタル・パレスでプレミアリーグ31試合3ゴールのベンテケは、ビッグチャンスでのミスがサラーに次ぐ20回と不振を極め、ロベルト・マルティネス監督のリストから漏れてしまいました。昨季プレミアリーグの開幕直後には全く予想できなかった、ストライカーの明暗。フットボールは、やはり何が起こるかわかりません。

さて、本題に入りましょう。「BBC」が、自らの代表チームについて、おもしろいレポートを掲載していました。「Five reasons to be optimistic about England(イングランド代表に楽観的になれる5つの理由)」と題された記事は、決して母国の52年ぶりの優勝を信じているという話ではありません。アリスター・マゴワン記者は、監督やFAの育成担当責任者など長期的な強化に取り組むスタッフを取材し、「未来につながるいいワールドカップになるのではないか」と主張しています。

現在の代表チームをポジティブに捉える5つのポイントは、「今の若い選手たちには、傷跡もプレッシャーもない」「イングランドのDNAに対するサウスゲートの信念」「技術的に優れた選手が多い」「若いうちから厳しい戦いを経験している」「(コーチ開発や若手育成の)システムがうまく作動している兆しがある」。2010年の南アフリカでは38.5だった代表選手の平均キャップ数は、今回は20.2と大きく減少。グループリーグ敗退というブラジル大会の屈辱を経験した選手は、5人しか残っていません。2年前までU-21代表で指揮を執っていた47歳の指揮官は、デル・アリやトレント・アレクサンダー=アーノルドの強みを理解しています。「怖れることはない」というメッセージは、彼らにまっすぐ届くでしょう。

「ロシアで勝つと期待しているファンは少ないが、2016年のユーロアイスランドに敗れたチームは、FAがトロフィーのターゲットとしている2022年のカタールでは、控えめな目標は達成すべきだろう」。イングランド代表では3つのキャップしか得ていないGKピックフォードはユース代表54試合、ロフタス=チークは40試合。アーノルドやヘンダーソンはCL決勝を戦っています。マン・シティのフィル・フォーデンはU-15のブラジル戦で2ゴールを決め、フラムのライアン・セセニョンはオランダを相手にトーナメントを制するゴールをゲット。「若い選手たちに、ブラジル人やオランダ人と戦ったことがあるかと問えば、”3~4回”と返ってくる。彼らには既に経験がある」。ユース年代から世界と戦い、プレミアリーグやチャンピオンズリーグで揉まれた若い才能が、一貫性のある指導でイングランドのDNAを植え付けられれば、長期的な成功に辿り着けるはずとレポートは語っています。

「ラシュフォード、リンガード、スターリング、カイル・ウォーカーがおり、スピードに不足はないが、それは偶然起こった進化ではない」「2014年に勝ったドイツについての議論を知っているだろう。ワールドカップに勝つために、彼らは最高の11人を用意したのか?おそらく、そうではない。トーナメントを勝つために必要だったのは、素晴らしい連携と徹底度だ」「今回のチームは、これまでにないぐらい結束力が高い」。若い選手の名前ばかりが出てくるこの記事自体が、未来に対する楽観的なムードを醸し出しています。

ドイツの名将は、エジル、トマス・ミュラー、マルコ・ロイス、ケディラなど黄金世代の経験値を重視し、22歳のウインガーを泣く泣く諦めました。ベルギー代表の指揮官は、ベンテケの実績よりもバチュアイの勢いを買いました。イングランドは、CL出場クラブの中心選手を軸としながら、頭角を現した若手を抜擢。今回も、4年後も、どこが成功するのかはわかりませんが、停滞が長かったサッカーの母国が完全復活を視野に入れているのは間違いありません。本田圭佑、香川真司、岡崎慎司らビッグネームに頼り、中島翔哉や久保裕也を選ばなかった国のフットボールファンの目には、25歳以下が半分というフレッシュなサウスゲート軍団がひと際眩しく映ります。

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“若手の台頭で4年後が楽しみ!「BBC」が語る「イングランド代表に楽観的になれる5つの理由」” への4件のフィードバック

  1. こんにゃく より:

    いつの間にか広告が出るようになったのですね………
    如何わしいエロ広告が表示されるようになり外出先で見辛くなってしまいました

  2. ペップの街 より:

    ザネ招集見送りはショッキングですが、レーヴも勝つために最善のチョイスをしたわけで、彼は結果にも全責任を負う覚悟でやってるでしょう。さて、我が国はどうなんでしょうか。勿論西野氏は勝つためのチョイスをしたと思いたいのですが、なんかモヤモヤしています。

  3. ああ より:

    楽観視ですか・・・
    正直に言うと、中盤の底は以前として酷い有様だと思います
    一皮剥けたヘンドが更に一皮剥けるのも考えにくいですし、今後も苦しいやりくりを強いられるかな、と

    —–
    前から気になってたんですけど管理人さんはW杯イングランドと日本と他国のプレミア選手3つだとどれが優先的に見ます?
    自分はが一番手で2番手に他国のプレミア選手(主にや)が来て次に日本代表っていう序列で非国民感満載ですけど笑

  4. セバス より:

    >>1
    えーと広告の表示の仕組みって知ってる?
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