追加タイムに2発めをゲット!ドロー寸前のイングランドを救ったのは、ハリー・ケイン!
開始2分、ヘンダーソンが右に浮かしたロングボールからいきなり決定機。デル・アリのグラウンダーはカットされるも、こぼれ球に反応したデル・アリが中央にプッシュしてリンガードがボレー。これはGKハセンが触って右に外れ、イングランドの先制はなりません。直後のCKは、マグワイアが左隅に放ったヘッドをハセンがぎりぎりでクリア。デル・アリの絶妙なパスで、リンガードがボックス左を突破したチャンスは、中央に飛び込んだスターリングのボレーが右に流れてしまいました。
11分、やはり先制はイングランド、決めたのはエース!左からのCKがジョン・ストーンズの頭に届き、強烈なヘッドはGKハセンが弾き出しますが、落ちたボールをハリー・ケインが難なくプッシュしました。15分、ハセンが負傷でベンムスタファにチェンジ。劣勢のチュニジアにとっては、つらい展開です。カイル・ウォーカーの長いボールがトリッピアーにつながった18分のチャンスは、グラウンダーは合わなかったものの、こぼれ球を拾ったヘンダーソンが強烈なミドルを放ちます。この一撃はGKの正面にいってしまいましたが、中盤の積極的な攻め上がりが目立つイングランドは、すぐにでも追加点を奪えそうです。
23分、アシュリー・ヤングがファーで空いていたリンガードに正確なクロスを通しますが、7番はボレーをミートできず、右にアウト。27分にマグワイアが自陣でのミスをワビ・ハズリに突かれ、中央にまわったボールをサシに打たれますが、持ち場に戻ったマグワイアがシュートコースは塞いでおり、CKに逃れました。ゲームを支配していたイングランドがつまずいたのは、34分。ベンユセフを腕で巻きこみ、倒してしまったカイル・ウォーカーは軽率でしたが、プレミアリーグなら当たり前という感覚だったのではないでしょうか。サシが左隅を狙ったPKは、ピックフォードの指先に触れてゴールに吸い込まれました。
再度攻勢に出たイングランドは、再三のセットプレーを活かせません。39分、トリッピアーのFKからの混戦は、ジョン・ストーンズの焦ったボレーをDFがブロック。43分のFKは、マグワイアが競り合ってこぼれたボールをリンガードがダイレクトで叩くも、相手にぶつけてしまいます。前半終了間際、縦パス1本でリンガードがベンムスタファと1対1になりますが、フィニッシュはポストの外にヒットして勝ち越しならず。ハーフタイムの1-1は、イングランドにとっては不本意でしょう。
51分、トリッピアーのCKを叩いたマグワイアのヘディングシュートは、ベンムスタファがキャッチ。互角の展開になった後半は、イングランドの攻めの厚みが問われます。中央で何とかしようとしすぎて、サイドへのボールが遅いプレミアリーグの選手たち。前半はシュートで終わっていた攻撃は、簡単にカットされるようになっています。67分、空回りし始めたスターリングが下がり、ラシュフォードが登場。トリッピアーのFKは、ポストの左に外れます。残り時間が20分を切ると、チュニジアはスリティが下がり、ベンアモルが中盤に入ります。
78分、アシュリー・ヤングが浮かしたFKはクロスバーの上。ラシュフォードの直線的なキックという選択はなかったか。直後、足を痛めていたデル・アリが下がり、ロフタス=チーク。プレミアリーグ通算46試合出場の22歳は、ロシアに爪痕を残すことができるでしょうか。21番が右から突破してラシュフォードに出したグラウンダーは、19番のスルーが味方に通らず。ドロー濃厚となっていたゲームは、4分の追加タイムの入り口で、ついに均衡が崩れます。
CKで競り勝ったのはマグワイア。左に流れたボールを待っていたのは、チュニジアにとって最悪の男でした。ヘッドをニアに突き刺したのは、ハリー・ケイン!プレミアリーグ4シーズンで105ゴールを決めているストライカーは、GKの位置を確認して逆を突く余裕がありました。2-1、イングランドがチュニジアのゴールをこじ開け、貴重な勝ち点3をゲットしました。
ハーフタイムに守り方を修正し、2トップとインサイドMFを徹底的にチェックすることで、縦へのルートを遮断したチュニジアの戦術はお見事。グラウンダーはマイナス、ハイクロスはファーポスト際とコースが決まっていたイングランドのサイドアタックは読まれ、小国の注文通りで終わる寸前でした。それだけに、ハリー・ケインのゴールは値千金。マグワイアの高さは、今後も苦しい状況で打開策のひとつになるでしょう。アルゼンチン、ドイツ、ブラジルと同じ道を歩いていたイングランドは、最後のチャンスで冷静なキャプテンに救われました。素晴らしい勝利でした。次のパナマ戦で、決めてしまいましょう!
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なんなんですかねケインという男は…。ゴールを決めるだけというか、なぜか彼のところにボールが来るんですよね笑 まさしく最高のストライカーであります。随所でヘンダーソンが効いていて、レッズファンとしても嬉しいゲームでした。
勝ってよかったです。
前半の前半は、あとは決めるだけみたいなシーンばかりだったので、何点とるんだろうって気楽に見てましたが、決めきれないとこうなるんですよね。
しかし、ケインはやっぱすごい。あまり触ってなかった印象なのも、そのぶん7番10番が動き回ってたので、そうゆうことだったんでしょう。
あとマグワイア。空中戦全部勝ってましたね。
今大会は、『二人のハリー』の大会になってほしいです。
流石ケイン!調子が上がってきたようで良かったです。GLではトビー、ヤン、デンベレとの対決もありますしスパーズファンとしては楽しみなグループですね。
更新ご苦労様です。プレミアファンとしてはイングランドを応援せずにはいられません。
ケインの決定力に感動し、マグワイヤがいてよかった!と何度も思いました。レッズサポとしてはヘンドも十分働いおり堪能しました。勝ってよかった〜!
勝てて御の字ですが、あれがPKってのは納得いかないですね。ウォーカーの肘に勝手に突っ込んでいったもので、ダイバーを助長するんじゃないかと思います。
決勝点は、あの状況でケインがまさかのフリーだったのが驚き。EURO2016ではケインにコーナーを蹴らせていましたが、やっぱりストライカーはゴールエリアにいるべきですね。
ベルギー戦は正直途中で集中力をなくしてしまったのですが、イングランドとチュニジア戦は面白かったです。
というのも、チュニジアが魅力的だったという話ですが。
チュニジアやメキシコやスイスがそうであるように、「格上相手であろうが、最適なゲームプランとそれを実行できる選手がいれば勝てない相手などいない」というのを実践しているからです。
(チュニジアは敗れたのですが、ハリー・ケインというゲームの流れや雰囲気なんてお構いなしに試合を決めてしまうスペシャリストがいなかったらどうなっていたか分からないなと思います。)
ちょっと日本代表にも期待がでてきました。
いずれも格上が相手でしょうが、これら各国の戦いを見ていると、戦い方さえ間違わなければ不可能はないでしょう。
・・・・・・・・・・・・・・ただし、相手に合わせて最適なゲームプランを組める監督は解任されましたし、それを実践する気があるプレーヤーがいるかどうかは・・・・・・
let’s see how it goes・・・・
これぞまさにペップの言うハリー・ケインチームですかね笑
経験値とタレント力があってもそれ以外の「何か」が無いと勝てないWCで、両方とも各強豪国に比べて劣る陣営でイングランドが緒戦でどんな結果を出すのか興味深く観戦させてもらいました。
ズバリ一言。
『モッてるな、ハリー・ケイン‼︎!』
もちろんプレミア最高のストライカーになりつつある前線の大黒柱には働いてもらわればならんとこですが、
予想外の結果がボコボコ出ている一戦目をATででも何とか点を取り切って勝てたのはチームの士気を俄然上げたのではないでしょうか?
アンカーがヘンダーソン一枚でベルギー戦を迎えるとは思えないのですが、いやはやイングランド 、期待しちゃいますね!