ディオプとファビアンスキを獲った積極補強のウェストハム、次なる一手はジャック・ウィルシャー⁉
そんななかで、積極的な動きで現地メディアの見出しをジャックしているクラブがあります。マヌエル・ペジェグリーニ監督を招聘したウェストハム。昨季プレミアリーグで13位に終わったクラブは、いま一度欧州の舞台に立てるポジションを狙っているようです。今週の頭に、トゥールーズからイッサ・ディオプを獲得。18歳でリーグアンデビューを果たした194センチの長身CBは、フランスユースの各年代でキャリアを積み、3月にはバルセロナがコンタクトを取ったと話題になった選手です。
リーグアン3シーズンで84試合に出場し、6ゴールをゲット。21歳ながら、クラブのキャプテンをまかされています。フィジカルの強さはプレミアリーグ向きで、足元の技術もしっかりしており、ハマーズで活躍すれば、プレミアリーグの上位クラブに目を付けられるでしょう。移籍金2200万ポンド(約32億1000万円)はクラブレコード。フラムのDFライアン・フレデリックスをフリーで獲得していたクラブにとって、2人めの新戦力は、即戦力として期待できる大型補強です、
ハマーズのディオプ獲得を報じた「BBC」の記事は、24時間以内にウカシュ・ファビアンスキを獲得すると断言しておりましたが、ほどなくこちらもクラブの公式サイトから発表がありました。スウォンジーでプレミアリーグ降格の屈辱を味わったポーランド代表GKは、2017-18シーズンに137のセーブを記録しており、ストークのジャック・バトランドに次ぐ2位にランクイン。セーブ率70.6%は、デ・ヘアの81.2%とニック・ポープの79.4%に続く堂々の3位で、プレミアリーグ最少失点クラブで高い評価を得たエデルソンを上回っています。33歳の大ベテランゆえ、移籍金は700万ポンド(約10億2000万円)とお買い得案件。ジョー・ハートとアドリアンでまわしていたロンドンスタジアムのゴールマウスは、ファビアンスキに託されるのではないかと思われます。
ペジェグリーニ監督のチームが迎え入れる4人めの新戦力は、セントラルMFでしょうか。「スカイスポーツ」のトランスファーセンターは、「ニースのMFジャン・ミシェル・セリに関心がある」「アーセナルを離れたジャック・ウィルシャーがレーダーに引っかかっている」と報じています。前者はアーセナルやチェルシーも狙っているといわれており、バイアウト条項の3500万ポンドは、ハマーズにとっては大きな負担でしょう。より現実味があるのは、フリーエージェントで獲れるガナーズの10番です。ノースロンドンひと筋でここまできたテクニシャンが、海外進出に二の足を踏めば、出場機会が増えそうなイーストロンドンが最有力候補になるのではないでしょうか。
チチャリート、キャロル、ランシーニ、クヤテ、マイケル・アントニオ、クレスウェルなど要所にインターナショナルクラスを配するクラブが、大物ゲットで弱点をカバーできれば、プレミアリーグのビッグクラブにとってやっかいな存在になりそうです。ペジェグリーニ監督とマリオ・フシロスSDの次なる一手に注目しましょう。
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お疲れ様です。
フロントは怪我しやすさに懸念があるようですが、ランシーニが長期離脱しているので面白い補強になるのではと考えております。
本人も海外移籍はあまり考えていないようで、同じロンドンなら生活レベルを落とさずにすみますし。
あとは、ずっと報道されているフィリペ・アンデルソンとモーソンを早く決着つけてほしいですね。