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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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【Liverpool×WBA】狂気のストライカー・スアレス爆発!神ワザ連発のハットトリック達成!

4点獲られてしまったわけですから、DFは反省しないといけないのですが、今日のスアレスのハイテンションぶりには、正直、リッジウェルもマコーリーもお手上げだったでしょう。プレミアリーグ第9節、リヴァプール対WBA戦は、4-1でホームチームが大楽勝!マンチェスター・ユナイテッドに勝ったWBA相手ですから、アンフィールドといえどもリヴァプールは苦戦するかと思ったのですが、失礼しました。またもや前のふたりが神ゴール連発で、難敵を子ども扱いです。

先制点は、コロ・トゥレの縦パス1本から始まりました。前線でスアレスがこれを受けたとき、彼の前にはDFがふたりいたのですが、一人めをアウトサイドを使って軽くかわすと、二人めは何と股抜きです。そのまま誰も寄せつけず、右からペナルティエリアに侵入したところでクロスに完璧なシュート。WBAは、たった11分でゲームプランの見直しを強いられます。

しかし立て直そうにも、17分に追加点を挙げられたのではどうしようもありません。決めたのは、またもやスアレス。中盤でボールを受けた7番は、左サイドから上がってきたシソコに軽くはたいて、自らはゴールに向って走ります。パスを受けたシソコは、すぐにスアレスに浮き球のクロス。そう、これはもしかすると、ペナルティエリアの外からだったかもしれません。ロングヘディングシュートといえばいいのでしょうか。ゴール左上スレスレに、アウト回転で外から入ってくるヘディングシュートなど、ゴールマウスの中央にいて予期できていないGKが弾けるわけもありません。これで2-0。もはや完全にリヴァプールのペースです。スアレスは34分にもFKから直接ゴールを狙い、シュクルテルやヘンダーソンの惜しいシュートもあり、アウェイチームに攻撃する時間を与えません。前半は2-0のままタイムアップ。WBAは、アネルカとアニチェベを前線に張り付け、わずかな逆転の可能性を模索します。

後半に入ると、WBAにもチャンスが増えますが、開始わずか10分でまたもやリヴァプールにゴールが生まれます。決めたのは、ここでもスアレス。このゴールは、FKを蹴ったジェラードにも0.5点付けてあげたくなるような、見事なクロスからでした。ニアに走り込んだスアレスのマークが外れたのが最大の敗因ですが、それにしても頭にピンポイントでピタリです。絶望的な3-0。WBAは反撃の姿勢は崩しませんが、一部の熱狂的なサポーター以外は、同点どころか彼らに点が入るとすら思わなかったに違いありません。直後のスタリッジの強シュートがバーに助けられたのをみれば、むしろ、リヴァプールが何点獲るかにスタンドの関心は集まっていたのではないでしょうか。

66分にモリソンのPKで1点を返したWBAでしたが、これは100回中99回はホイッスルが鳴らないようなラッキーなジャッジからのプレゼントで、リヴァプールの優勢は変わりません。そしてゲームを締めくくったのは、もうひとりのシュート名人ダニエル・スタリッジ。77分、中盤をドリブルで左に流れながら、ペナルティエリアのすぐ外からGKマイヒルが前にポジションを取っているのを確認すると、絶品ループシュートをゴール右隅に向けて放ち、目で追うしかないWBAの選手を横目で見ながら歓喜を爆発させます。今日のゲームなら、サポーターは言うことなしでしょう。来週対戦する首位アーセナルに挑戦状をたたきつけるような4-1完勝で、リヴァプールがプレミアリーグ暫定2位につけました。

19位に沈むクリスタル・パレスに苦戦し、フラミニ負傷退場、アルテタレッドカードで中盤が弱っているアーセナルなら、アウェイでも撃破する可能性は充分にあります。明日のチェルシーVSマンチェスター・シティの結果にもよりますが、11月に入ると、いよいよリヴァプールが首位に立つかもしれませんね。混戦模様のプレミアリーグですが、開幕前に「リヴァプールは4位以内に入る」と予想したとはいえ、この時期の首位争いは想像しておりませんでした。これからコウチーニョやアスパス、ホセ・エンリケらが順次復帰することを考えれば、昨季のプレミアリーグ上位クラブが欧州での戦いに苦しむ12月中旬までは、間違いなく快進撃が続くものと思います。いや、お見事。スアレスもスタリッジもロジャース監督も、素晴らしい。

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“【Liverpool×WBA】狂気のストライカー・スアレス爆発!神ワザ連発のハットトリック達成!” への4件のフィードバック

  1. トーレス下さい。あ、赤い方ね より:

    スタリッジとスアレスがアクセル全開のトップフォームですが、リバポの状態そのものは70パーといったところではないでしょうか。
    9試合で20pという数字も、4位入りを狙うスタートラインに立ったに過ぎないと思ってます。9試合のうち難しい試合はユナイテッド戦のみで、残りは全てwinnableなゲームでしたから。
    11月12月にかけてのリバポのカードは非常に厳しく、さらにもう一段ギアをあげないと4位キープも難しいでしょう。そういう意味で、コウチーニョがいよいよ復帰するアーセナル戦は非常に楽しみです。

  2. makoto より:

    トーレス下さい。あ、赤い方ね さん>
    目立たないですが、昨季よりもディフェンスが向上していると思います。4位を外すようになってからも、プレミアリーグ上位チームとの解決では互角以上に戦ってきたチームなので、年末までのつぶし合いも、楽しみのほうが多いですね。

  3. makoto より:

    アルテタはリバプール戦は出れますよね?

    —–
    Andyさん>
    正式に処分については発表されていませんが、通例であれば1試合出場停止で、火曜日のキャピタルワンカップで消化し、来週は出られるはずです。

  4. The genius store called, they’re running out of you.

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