アーセナルの経営ボードに亀裂⁉ 敏腕のスカウティング責任者に退団の噂!
フットボールリレーションの責任者からクラブのトップにステップアップしたサンレヒ氏は、自らのネットワークを駆使してチーム強化を推進するタイプで、分析的なアプローチをベースとするミスリンタート氏とはスタイルが異なるとのこと。2017年11月にガナーズのスカウティング部門の責任者となったミスリンタートさんは、冬のオーバメヤンを含む8人の新戦力のサインすべてに関与していました。ガジディスCEOの下では強化の全権を掌握していたのですが、さらなる補強はローンのみとする冬のマーケットにおいては、サンレヒ&エメリとのコラボレーションが機能していません。
バルサのデニス・スアレスに関心を示しているのは、スペインをよく知る2人であり、別なアイデアを持っているミスリンタートさんは蚊帳の外。プレミアリーグ5位のチームを引き上げるべく手を打ちたいところですが、思うように交渉ができないどころか、自らの将来も保証されない状態が続いているようです。
パパスタソプーロスとリヒトシュタイナーという即戦力のベテランをお金をかけずに引き入れる一方で、長期的な視野に立った人選でベルント・レノ、ルーカス・トレイラ、マッテオ・グエンドゥジといった若手を獲得した敏腕スカウトについて、オーンスタインさんは「リスペクトされながらも孤立しており、バイエルンからの誘いに乗るかどうかを検討している」とレポートしています。直近のプレミアリーグで2勝1分3敗と崩れ、マンチェスター・ユナイテッドにまくられそうになっているチームは、今こそ勝負の分かれ目。経営ボードと現場が一体となって、さらなる強化を成功させたいところですが、組織はうまく機能していないようです。
経営と現場の意思疎通がスムーズなマンチェスター・シティとリヴァプールに対して、体制が古いマンチェスター・ユナイテッドとトッテナム、アブラモヴィッチオーナーが姿を見せなくなったチェルシーは的確な補強ができていないように見えます。ヴェンゲル監督が去る前から組織の刷新を図ったアーセナルは、コンセプチュアルなチーム作りを推進できる体制を構築できるのでしょうか。夏の若手獲得を見る限りでは、ミスリンタートさんは外に出してはいけない貴重な人材に思えるのですが…。オーンスタインさんのレポートに、衝撃的な続報がないことを祈る次第です。
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今年の補強良かったのに、ミスリンタート放出してるようじゃあアーセナルが強くなれわけない
ピッチ内外で急に雲行きが怪しくなりましたね。
とりあえずクロンケアウトです。
ううむ。
こりゃあ下手すると大崩れするなぁ(泣)
一年目のエメリ監督に、これをまとめる主導権もないだろうし。
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個人的には、エメリの代わりはいても、ミスリンタートの代わりを探すのは大変なことは間違いと思っています。長期的なチーム育成方針からも、ミスリンタートの優先度は自ずと決まるはずなのですが……。
そもそもCEOがシーズン途中でいなくなる組織が一枚岩で行けるはずがありません。序盤の連勝でうまく覆いかぶせていた簡素なメッキがボロボロと剥がれ始めてきているのが、ここ数戦の結果だと思います。勝ってる時なんて問題なんて何も表面化しません。負けている時こそ、真実が見える。このタイミングでの舵取りを誤ると、一気に悪い方向に進んで行きそうな気がします。
修正)
×ミスリンタートの代わりを探すのは大変なことは間違いと思っています。
○ミスリンタートの代わりを探すのは大変なことは間違い「ない」と思っています。