【Arsenal×Cardiff】豪快ラカゼット!低調アーセナルは2-1で何とか逃げ切り勝ち!
10分に左からFKを蹴ったルーカス・トレイラは、ファーサイドのネットを揺らすことができません。12分、敵陣で奪ったカーディフは、縦に入ったボールをニアッセがエルネニーに当て、拾ったボビー・リードが右足を振り抜くと惜しくもポストの右。ニアッセが右サイドに流したボールをパターソンが中央に上げると、ボビー・リードのヘッドはクロスバーを越えていきました。20分過ぎからアーセナルがボールを支配する時間が続きますが、サイドを崩せずエミレーツが沸くシーンはありません。30分のベネットのFKは壁に当たってCK。ラカゼットとのパス交換で中央から上がった35分のルーカス・トレイラは、打つタイミングを失い強引なドリブルを止められます。
38分、グエンドゥジがエジルにつないだカウンターは、ボックス右で縦パスを受けたラカゼットからのリターンが10番に届かず。中央に寄り過ぎたガナーズのアタックよりも、シンプルにボックス脇を突くカーディフの速攻に可能性が感じられます。45分にワンツーでボックスに侵入したグエンドゥジは打ち切れず、0-0のままハーフタイム。エメリ監督はエルネニーを下げ、イオビ投入で4-2-3-1にシフトします。
48分、ボックス手前でキープしたオーバメヤンは打ち切れず、落としをもらったグエンドゥジのシュートはバーの上。50分に右からドリブルで進んだパターソンは、力んだ左足シュートをポストの右に外してしまいました。CKの競り合いの着地で足を痛めたムスタフィは、5分経っても足を気にしています。60分にリヒトシュタイナーが下がってジェンキンソン。エメリ監督が使えるカードは、残り1枚になりました。63分、ロールズのグラウンダーがフリーのニアッセに通り、右から放ったシュートはムスタフィが間に合ってブロック。決定機を創れなかったガナーズは、64分に千載一遇のチャンスを迎えました。イオビのスルーパスで抜け出しかけたコラシナツをマンガが引っ掛け、PK。オーバメヤンが今季プレミアリーグ15発めをゴール左に決めました。
67分、エジルとのパス交換で左サイドを突破したイオビが、中に斬り込んでエザリッジと1対1になりますが、右足のシュートはフィリピン人GKがセーブ。73分にコラシナツのパスを受けたラカゼットは、左からのシュートがイメージ通りに曲がりませんでした。76分、エジルに代わってラムジー。81分にゾホレが放ったチーム15本めがカーディフ初のオンターゲットでしたが、レノが余裕をもってキャッチ。勝負が決したのは83分でした。右から単独で持ち込んだラカゼットが右足のシュートを強引にねじ込み、2-0。86分に右からの浮き球に合わせたラムジーのヘッドは、惜しくも左に外れます。
93分、イオビの軽いチェックをかわしたメンデス・ラングが左隅に突き刺して2-1。95分にルーカス・トレイラからパスを受けたラカゼットがラムジーにつなぐと、落としを叩いたオーバメヤンのボレーはエザリッジが体に当てました。間もなくタイムアップの笛、2-1。低調だったアーセナルが最終的には2発揃え、勝ち点3をゲットしました。今のエジルに、ワールドクラスのストライカー2人を自在に操れというオーダーは難しかったということなのでしょう。イオビ投入は大正解。的確なカバーリングを見せたルーカス・トレイラとボールを散らし続けたグエンドゥジ、最後までオーバーラップをやめなかったコラシナツは自らの役割を全うしました。
次節はいよいよ、マンチェスター・シティ戦です。最終ラインは頭数を揃えるので精一杯ですが、シンプルなアタックに徹してSBの裏を突ければ勝機はあるのではないでしょうか。中盤でガチンコ勝負か、引いてカウンターか。開幕節のリベンジを果たしたいエメリ監督の戦術選択に注目です。
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勝てて良かったというのが正直な感想です。なかなか難しい試合ですが、後半はまだ良くなった気がします。エジルも所々いい部分はありますが、やはりまだフィットしていないのでしょう。彼の力は絶対に必要になると思うので、これからに期待したいです。
しかし守備はやはり穴ですね…このままシティに正面から挑んでも厳しいと思うので、カウンターなど策を練って前半戦の借りを返して欲しいです。