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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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【Brighton×MAN.CITY】やっぱりアグエロ!14連勝のマン・シティがプレミアリーグ連覇!

36節のバーンリー戦は、アグエロのシュートがゴールラインテクノロジーに認められて0-1辛勝。先週のレスター戦は、ミドルレンジから決めたことがなかったコンパニがスーパーショットを叩き込んで1-0で逃げ切り。プレミアリーグ連覇を目前にしたプレッシャーからか、息苦しい試合が続くマンチェスター・シティですが、17位ブライトンとの最終節で彼ららしいフットボールを思い出すことができるでしょうか。勝てば優勝、ドロー以下ならリヴァプール次第。ペップ・グアルディオラが選んだ11人を、さっそくチェックしておきましょう。GKエデルソン、DFカイル・ウォーカー、コンパニ、ラポルテ、ジンチェンコ。ギュンドアンの脇にベルナルド・シウヴァとダヴィド・シルヴァ。前線にはマフレズ、スターリング、アグエロが並んでいます。

予想通り、キックオフから間もなくマン・シティペース。4分に右からボックスに侵入したベルナルド・シウヴァはシュートを打てず、競り合いのこぼれ球をGKマシュー・ライアンがキャッチします。9分に左サイドからスプリントしたジャハンバクシュは、切り返しからニアに打ったシュートが枠にいかず。ブライトンには、「自分たちのホームでプレミアリーグ優勝を決めさせたくない」という気合いが漲っています。18分、ボックス右を突破したスターリングの速いクロスは、マシュー・ライアンがパンチ。20分までのマン・シティは強引なラストパスが多く、ブライトンのカウンターがはまる可能性は充分にありそうです。

23分、左から上がったマフレズのクロスもGKが触ってシュートを打たせません。アンフィールドではリヴァプールが先制しており、マン・シティにはドローで優勝という着地はなさそうです。27分、最初のゴールは何とブライトン。絶妙なCKがニアに入り、ジンチェンコに競り勝ったグレン・マレーがヘッドで押し込みました。しかし1分後、アウェイチームがあっさり追いつきます。ラポルテの縦パスがボックス左のダヴィド・シルヴァに通り、裏に出したヒールパスでフリーになったアグエロが左足でGKの股間を抜きました。

ゴールを決めたことでプレッシャーから解放されたマン・シティは、30分に決定機を創ります。ダヴィド・シルヴァが外に流したボールをジンチェンコがファーに上げると、ベルナルド・シウヴァのヘディングシュートはマシュー・ライアンの正面。勝ち越しゴールは38分、マフレズの美しいCKに飛び込んだラポルテのヘッドは完璧でした。46分、ダンクのFKはGK泣かせのボールでしたが、エデルソンは慌てずクロスバーの上に弾き出しました。前半は1-2。ひとたびリードすれば、プレミアリーグ13連勝中の昨季王者が勝ち点をロストする展開は想像できません。

リヴァプールもマン・シティも1点リード。ペップのチームが追いつかれれば2位に転落し、追加点を決めればプレミアリーグ制覇に近づきます。56分、ジンチェンコの浮き球でスターリングが左サイドでフリー。ダイレクトの折り返しをアグエロが打ち切れず、フォローしたギュンドアンのシュートは味方に当たってしまいます。マン・シティが連覇を確実にしたのは、63分でした。ギュンドアン、ダヴィド・シルヴァとつながったボールが中央のマフレズへ。切り返しから右足で放ったシュートがゴール右上に刺さった瞬間、このゴールがもたらす意味を熟知しているペップ、アルテタ、控え選手たちが感情を爆発させました。

アメックス・スタジアムから勝負を争う空気が消えています。72分にギュンドアンが右隅に決めたFKは、シーズンの終わりを告げるホイッスル。ペップは柔和な表情を浮かべ、苦しいシーズンを勝ち切った喜びに浸っています。ターニングポイントは28分の同点ゴールでした。ビハインドを背負う時間が長引けば、これまでよりもプレッシャーが厳しくなりそうだったマン・シティ。「アグエロの一撃がチームを救った」という表現は、決して大げさではないでしょう。

プレミアリーグ連覇、おめでとうございます。デブライネ、バンジャマン・メンディ、デルフ、フェルナンジーニョら主力に負傷者が続出する苦難のシーズン。12月に崩れたときは、リヴァプールの背中が見えなくなるのではないかと懸念されましたが、年明けのシックスポインターで競り勝って優勝争いに踏み止まると、2月以降はプレミアリーグ14連勝という圧倒的な強さで頂点を極めました。17試合連続無敗のリヴァプールとのハイレベルなデッドヒートは、後世のプレミアリーグファンに語り継がれる名勝負でした。

ペップと選手たちが歓びに浸るのは、1日だけでしょう。彼らには、最後の仕事が残っています。ワトフォードと戦うFAカップ決勝を制すれば、国内トレブル達成です。稀代の名将とテクニシャンたちが織り成すパスサッカーの強さと美しさを、もう1度堪能させていただければと期待しています。素晴らしい!

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“【Brighton×MAN.CITY】やっぱりアグエロ!14連勝のマン・シティがプレミアリーグ連覇!” への6件のフィードバック

  1. ペップの街 より:

    長いシーズンが終わりました。
    このシーズンを語る時、必ずプレイバックされるのは前節レスター戦のコンパニーのミドルシュートでしょう。
    でも、最終節のスカッドをみて、ペップのマフレズへの強い期待(信頼ではなく)を感じていました。
    アウェイのレッズ戦だったかでPKを外し、キッカーから外されたジェズスはむくれるし、勝ち点3を取り損ねるし、あわや戦犯になりそうな厳しいシーズンを送ってきたのですが、このゲームのアシスト、ゴールで汚名も返上できました。来季はベルナルドのように爆発して欲しいです。
    ザネ、ギュンドアンはチームを去るのでしょうか?永遠に続いて欲しい、いいチームでした。
    覇を競ったクロップとレッズにも感謝です。

  2. Macki より:

    更新ご苦労様です。
    ペップシティ優勝おめでとうございます。
    本当に強かった、、、。辛勝でも負けないチームはいつだって強いです。コンパニのミドルを観た時正直諦めたレッズサポの私がいました。
    カップトレブルという偉業が待ってますからまだまだペップシティが楽しめますね。

  3. プレミアリーグ大好き! より:

    連覇は難しいと思ってましたがやり遂げました
    ここ最近の優勝したチームの次のシーズンはどこも低調でしたからね
    リバプールとの優勝争いはしんどかったです
    勝点も10離されてた所から追い上げまさか優勝できるとは思いませんでした

    —–
    たまらんです。ラスト2試合、コンパニ、シルバ&アグエロのレジェンドに救われました。
    リバプールが引き分け続きでシティが追い抜いたあとその後もリバプールはちょくちょく勝ち点落とすだろうと思っていましたがまさかそこから両クラブ全勝とは…。

  4. フリークス より:

    たとえ後世に語り継がれるシーズンじゃなくても、棚ボタみたいな勝ち方でもいいから、リバプールに優勝してほしかったです…

  5. アイク より:

    シティ優勝おめでとうございます。
    三年目のペップは盤石でした。
    何より脅威を感じるのは、優勝の決まった4-1の後も本気で点を取りに行く姿勢です。ワールドクラス達が特別扱いされないリーグ最高のチーム内競争
    が、ギリギリの試合を勝ち続ける強さを生んだのではと思います。
    アグエロは流石です。(得点王惜しかった!)
    来季はW杯も無く万全のデ・ブライネが加わり、観たいような怖いような。これ以上補強するとこあるんですかね笑

  6. ガナユ より:

    終盤はリバプールが先に試合を消化している事が多く(しかも全勝)、試合の度にハラハラしながら見ていました。
    苦手なパレスとレスター、CLで苦汁を舐めさせられたスパーズと昨季逆転負けを喫したユナイテッド
    難敵相手にも全勝で駆け抜けたシティに天晴れ!

    —–
    アグエロ、 シルバはやっぱり別格ですね。

    あの狭いところフリックで通して、来ると思って動いて決め切るアグエロ。ワールドクラスが集うシティの中で何故二人が特別なのか改めて思い知らされました。

    長い間シティで戦う二人から生まれた得点に胸に来るものがありました。アグエロ ペナ内の動き本当やばい…

    シティに関しては悪かった点を見つけるのが難しいですね。取りこぼしが続いてからそのあと本当によく立て直したと思います。

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