プレミアリーグ2018-19シーズン総括! (1)ベストイレブン表版・裏版
GKエデルソン(マンチェスター・シティ)
DFトレント・アレクサンダー=アーノルド(リヴァプール)、ヴィルジル・ファン・ダイク(リヴァプール)、アイメリク・ラポルテ(マンチェスター・シティ)、アンディ・ロバートソン(リヴァプール)
MFベルナルド・シウヴァ(マンチェスター・シティ)、フェルナンジーニョ(マンチェスター・シティ)、クリスティアン・エリクセン(トッテナム)
FWラヒム・スターリング(マンチェスター・シティ)、サディオ・マネ(リヴァプール)、エデン・アザール(チェルシー)
マネとともにプレミアリーグ得点王に輝いたモー・サラーとオーバメヤン、優勝への貢献度が高いアグエロ、レッズの中盤を支え続けたジニ・ワイナルドゥム、代えが効かないフィルミーノ、プレミアリーグ35試合13ゴール9アシストのポグバらを入れたいという方はいらっしゃるかもしれません。わかります。よくわかります。彼らが加わったベストイレブンを見たら、「なるほど。それは素晴らしい」というでしょう。トップレベルの選手たちが暴れまくったシーズンということですね。プレミアリーグファンにとっては、どれをとっても遜色ないベストイレブンがいくつも成立するのは幸せなことです。
私のチョイスは、多分にスタッツ重視です。ミスがなかったエデルソン、DFとして史上最多の12アシストを決めたアーノルドと11アシストのロバートソン、対峙したアタッカーに1度も抜かれなかったファン・ダイク、ビルドアップの中心となりパス本数3位を記録したラポルテ。デブライネの不在を感じさせなかったベルナルド・シウヴァは影のMVP、ロングフィードや縦パス1発で決定機を創れるフェルナンジーニョは34歳という年齢を感じさせませんでした。運動量が豊富でフォアチェックにおける貢献度も高いエリクセンは、8ゴール12アシストに加えてリーグ3位のスルーパス24本。先制ゴールが多かった得点王マネ、16ゴール15アシストと最も多くのゴールシーンを生み出したアザール、17ゴール10アシストでペップ戦術のキーマンとなったスターリングは、いずれも落とせませんでした。
さて、本題(?)はここからです。アタリマエな人選となったオフィシャルなベストイレブンだけではおもしろくないので、プレミアリーグ2018-19シーズンの「サプライズな11人」を選んでみました。思わぬ活躍、印象的なプレイ、珍記録を残した選手たちの名前を刻んでおきたいという趣旨で選んだのですが、ラウル・ヒメネスやジェラール・デウロフェウ、ジェームズ・ウォード=プラウズ、モウティーニョ&ネヴェスなど中堅クラブで素晴らしい活躍を見せてくれた選手たちが外れてしまい、大いにモヤモヤしております。まずは、その顔ぶれをご覧ください。
GKアリソン・ベッカー(リヴァプール)
DFアーロン・ワン・ビサカ(クリスタル・パレス)、イッサ・ディオプ(ウェストハム)、ファビアン・シェア(ニューカッスル)、ベン・チルウェル(レスター)
MFウィルフリード・エンディディ(レスター)、ルカ・ミリヴォイェヴィッチ(クリスタル・パレス)、ジェームズ・マディソン(レスター)、ライアン・フレイザー(ボーンマス)、ギルフィ・シグルズソン(エヴァートン)
FWアレクサンダル・ミトロヴィッチ(フラム)
最少失点のリヴァプールで、クリーンシート21回という史上最高の数字を残した守護神アリソンは、いくつかのポカがなければエデルソンに取って代わっていたでしょう。タックル数3位&インターセプト2位と獅子奮迅の活躍だったワン・ビサカは、いずれビッグクラブでプレイするものと思われます。ニューカッスルの48失点はプレミアリーグ7位で、マンチェスター・ユナイテッドやアーセナルよりも少なかったのですが、ラッセルズとともに守備に安定をもたらしたのはシェアでした。彼が出場した試合は11勝5分7敗。レギュラーに定着した11月以降、欠場した6試合のうち4つがビッグ6とウルヴズだったのは幸運(?)でしたが、素晴らしい戦績に敬意を表して入れさせていただきました。
ウェストハムの最終ラインで体を張ったディオプと、リーグ最多スプリントのチルウェルの22歳コンビも好印象。巷ではデクラン・ライスが評判を上げておりますが、中小クラブのNo.1センターは、タックル数1位&インターセプト3位のエンディディだと思います。ミリヴォイェヴィッチの選出理由は、PKだけで10ゴール!アザールとアシスト王を争ったライアン・フレイザーは8ゴール14アシストという記録だけでなく、カラム・ウィルソンとのホットラインで決めたゴール&アシストがコンビで最多となる12回という「ベストカップル賞」も持っています。
プレミアリーグ38試合13ゴール6アシストのシグルズソンは、チェルシー戦やマンチェスター・ユナイテッド戦と立役者となり、6勝3分2敗と最後に追い込んだエヴァートンのキーマンでした。レスターのジェームズ・マディソンは、「ヴァーディーの相棒」のポジションを岡崎慎司から完全に奪取し、36試合7ゴール7アシスト、ビッグチャンスメイク13回スルーパス22本の大ブレイク。最前線にフラムで孤軍奮闘のミトロヴィッチを入れたのは、降格クラブで11発決めたからではなく、空中戦で240勝245敗という圧倒的な数字を残したからです。勝ち数も負け数もNo.1。37試合3281分に出場したストライカーは、6分47分に1回は空で競り合い、不利な体勢が多いなかで五分の勝率を叩き出していたというわけです。11発中6発はヘディングでゲット。いやー、おつかれさまです!
以上、ベストイレブンを作ってみました。サプライズバージョンのチームでもヨーロッパリーグ出場権を争えるのではないかと思いますが、いかがでしょうか。明日のプレミアリーグ2018-19シーズン総括は、監督をテーマにお届けいたします。
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待ってましたシーズン総括!笑 最高のシーズンを改めて味わいながら、CL決勝を迎えたいと思います。
最終節もそうでしたがエデルソンはやっぱり鬼です!
圧倒的に押し込めるチームで稀に訪れる相手のチャンスをことごとく潰すって、鬼メンタルの証左ではないでしょうか。GKやったことはないんですが、集中力とかどうなってるんでしょう?
昨シーズンのマネとの交錯、脳震盪シーンもそうでしたが、斬れ味鋭い飛び出しと言うか、思い切りの良さがカッコいいです。