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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

プレミアリーグ2018-19シーズン総括 (3)クラブを去る選手たち

ラムジーはユヴェントス、コンパニは母国ベルギーのアンデルレヒトでプレーイングマネージャー。アンデル・エレーラはパリに向かい、ペトル・チェフは引退を発表しました。「BBC」は、彼ら以外にも契約が切れる選手が多数いると報じ、リストをまとめています。プレミアリーグ初制覇が叶わなかったリヴァプールでは、ダニエル・スタリッジとアルベルト・モレノが来季の構想に入っていないようです。最前線でパスを待つタイプのストライカーは、相当なゴールセンスがなければフィルミーノの代役は務まらないでしょう。3トップの一角が欠けるとオリギしか選択肢がないクラブは、守備への貢献度が高く、個人力でボールを運べるタイプを物色するのではないでしょうか。ロバートソンのポジションにも、将来性のある若い選手を足すのではないかと思われます。

チェルシーを去ることが決まっているのは、プレミアリーグで先発起用がなかった33歳のガリー・ケーヒル。補強禁止処分が覆らなければ、アンパドゥがレギュラー争いに加わることになるでしょう。オリヴィエ・ジルーとカバジェロも、来季の契約にサインしていません。イグアインがイタリアに戻り、モラタがロンドン復帰を嫌がるようであれば、バチュアイとジルーに最前線を託す形も考えられます。サッリ監督に今季限りという噂があるなか、新チームの輪郭が見えてくるのは6月上旬になってからでしょう。

トッテナムで将来が不透明なのは、フェルナンド・ジョレンテとミシェル・フォルム。35歳のオランダ人GKの退団は決定的ですが、CLで活躍したストライカーは次の監督次第で残留もあるかもしれません。CLの結果とオーナーの投資方針次第では、ポチェッティーノ監督がクラブを去る可能性があるといわれており、チームのコンセプトが変わるとなれば出ていく選手が増えるかもしれません。

ラムジーに続いてウェルベックも退団し、リヒトシュタイナーも放出となりそうなアーセナルは、モンレアルが次の契約を結んでいません。ヘタフェで活躍するジェネ、グレミオのワルテル・カンネマン、ローマのコスタㇲ・マノラスに加えてサンテティエンヌの18歳CBウィリアム・サリバも獲得候補といわれているチームは、ユーティリティの高い選手を獲れれば33歳のスペイン人を手離すのではないでしょうか。補強予算を増やすために、エルネニーやジェンキンソン、ムフタフィまで放出される可能性はなきにしもあらずです。

マンチェスター・ユナイテッドは、エレーラとバレンシアが今季限り。プレミアリーグで9シーズンを過ごしたファン・マタも契約切れとなり、スペインに帰ることになるかもしれません。スールシャール監督は、機能しなかった選手を売りさばいて自分好みのスカッドを作ろうとしているのではないでしょうか。アレクシス・サンチェスやロホ、ダルミアンも開幕戦のベンチにいないのではないかと思われます。

エヴァートンでは、長年活躍したレイトン・ベインズとジャギエルカが契約満了。バーンリーのピーター・クラウチ、ハマーズのアンディ・キャロル、サミル・ナスリ、アドリアンも「BBC」のアウト・オブ・コントラクトのリストに名を連ねています。今回のメンバーの中で、プレミアリーグに残る選手は何人いるでしょうか。「マタがニューカッスルに移籍して中盤の王様として君臨」「ジルーとチチャリートの2トップ」などとなったら盛り上がるのですが…。オフシーズンは、ビッグ6の新戦力だけでなく、チームを離れるベテランたちの身の振り方にも注目してまいります。

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