カンテ負傷でチェルシー劣勢!? 「ビッグロンドンダービーinバクー」決戦直前プレビュー!
対するチェルシーは、不安だらけです。プレミアリーグで3位に食い込み、ELはボーナスとなったチームは、リーグ戦終了直後に強行したアメリカ遠征が仇となった感があります。当地で開催されたニューイングランド・レボリューションとのチャリティーマッチでロフタス=チークがアキレス腱断裂。同じ重傷でリタイアしていたハドソン=オドイとともに、長期離脱を強いられることになりました。膝を痛めているリュディガーは宿敵との決戦に間に合わず。主力を失い続けていたサッリ監督に、とどめを刺すようなアクシデントが発生しました。エンゴロ・カンテ、負傷リタイア。今季プレミアリーグで36試合4ゴールのインサイドMFは、バクー行きのメンバーから漏れるのではないかといわれています。
チェルシーのスターティングメンバーを予想してみましょう。GKケパ、DFアスピリクエタ、クリステンセン、ダヴィド・ルイス、マルコス・アロンソ。アンカーにジョルジーニョ、両脇にコヴァチッチとウィリアン、3トップはアザール、ジルー、ペドロ。いやー、薄い!ゴールがほしいときに継ぎ込める攻撃的なオプションは、プレミアリーグ5ゴールと期待外れだったイグアインと、3発5アシストでシーズンを終えたロス・バークリーぐらいです。
主力にトラブルが続出しているチェルシーは、ピッチの外の雑音とも戦わなくてはなりません。アザールのレアル・マドリード移籍騒動と、サッリ監督のユーヴェ監督就任ゴシップは、チームの士気を下げることはあってもモチベーションUPとはならないでしょう。バクーで開催されるヨーロッパリーグファイナルは、1月にエミレーツで完勝したガナーズが圧倒的に有利に見えます。勝てばチャンピオンズリーグ出場権、敗れれば3シーズン連続のELとなるノースロンドンにとっては、絶対に負けられない一戦。2012-13シーズンにこの大会を制覇しているウェストロンドンが失うものは、さほど大きくありません。
戦力、準備、モチベーションに加えて、監督の経験値でもガナーズに軍配が上がります。セヴィージャで史上初のEL3連覇、パリ・サンジェルマンで国内トレブルを達成しているエメリ監督に対して、サッリ監督はトロフィーを掲げたことがありません。劣勢のチェルシーが勝つための条件は、「アザール無双」ではないでしょうか。ジョゼ・モウリーニョなら、唯一にして最大の恐怖に対してルーカス・トレイラを張り付けて封じようとするでしょう。チェルシーの10番は、最後の恩返しと狙い定めて最高のパフォーマンスを見せるのか、心はひと足先にマドリードに飛んでいるのか。彼のいるサイドの攻防が、勝負のキーポイントになるのではないかと思います。
グーナーの相方は昨日、ドーハ乗り継ぎからバクーに無事到着したようです。決戦のキックオフまで、48時間を切りました。「悔いのないバトルを」「ナイスゲームを」…両者のスカッドを眺めながら思い浮かぶ言葉は、使い古された月並みなものばかりです。プレミアリーグが終わってから2週間以上待たされた「ビッグロンドンダービーinバクー」が、ようやく目前に迫ってきました。楽しみです!
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このスタッツやエメリのEL番長歴とサッリの無冠歴を考えるとガナ有利な気がしますがどう転ぶでしょうか
ケガ人やモチベーションを考えると記事の通りガナーズ有利かと。ただ仰る通りアザールが恐いですよね、、過去のダービーでも1人でドリブルで切り裂かれたトラウマがあるので。
ジョルジーニョはまたアジルが見るのかな?オーバラカがキレッキレなだけに、前半からインテンシティ高くいきたいです。
こういうモチベ的にも怪我人的にもどう見ても劣勢な時に限ってブルーズは強い…と思いたいが厳しいか笑
とにかく応援あるのみ!
ネガティブな要素が多いチェルシーですが、アザールのチェルシー最後の活躍で勝利という置き土産を残して欲しいです。