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ランパード無念!1億7000万ポンド争奪戦を制したのはジョン・テリーのアストン・ヴィラ!

「デイリー・メール」によると、チャンピオンシップのプレーオフファイナルは、あらゆるスポーツのなかで勝者の価値が最も高い試合だそうです。「デロイト・スポーツビジネスグループ」の試算では、プレミアリーグ昇格を決めたクラブは1億7000万ポンド(約236億円)の利益が得られ、初年度で残留すれば増収額は3億ポンド(約417億円)まで跳ね上がるとのこと。今季プレミアリーグで最下位だったハダースフィールドは、9600万ポンド(約133億円)を超えるテレビ放映権料を受け取っているのですが、この額はラ・リーガ3位のアトレティコ・マドリードを上回っています。

チャンピオンズリーグ勝者のボーナスは1670万ポンド(約23億円)なのに、2部相当のリーグの3位決定戦がその10倍とは…。恐るべきプレミアリーグ、侮れないプレーオフ。今季のウェンブリーで世界最高額を争ったのは、アストン・ヴィラとダービー・カウンティです。

27日に行われたこの試合は、チェルシーサポーターが盛り上がる一戦でした。アストン・ヴィラにはジョン・テリーというアシスタントコーチがいて、ダービー・カウンティの指揮官はフランク・ランパードです。レジェンド対決のピッチに目を移すと、ヴィラの最前線にはタミー・アブラハム。プレミアリーグでは33試合6ゴールとパッとしない若手ストライカーは、2016-17シーズンのブリストルで24ゴール、今季のヴィラで25ゴールとチャンピオンシップでは素晴らしい点取り屋に変貌します。

チェルシーユース出身の若手では、ランパードのダービーは負けていません。中盤にブレイク中のメイソン・マウント、最終ラインにフィカヨ・トモリ。おお、左サイドにいるのは世界最高のレフトバックといわれたアシュリー・コールではありませんか!今季限りで引退すると発表していた38歳の元イングランド代表は、元同僚のランパードをプレミアリーグに押し上げてスパイクを脱ごうとしていたのでした。

プレミアリーグでランパード采配を見てみたいと思いながら、注目の一戦の経過を追いかけていたのですが、先制したのはアストン・ヴィラでした。44分、右サイドから上がったアドマーが、後ろからフォローに入ったエル・モハマディに預けると、低いクロスに反応したエル・ガジがダイビングヘッドを左隅へ。1-0のままで終盤に突入すれば可能性はあったのですが、ランパードのチームは59分に致命的な追加点を許してしまいます。

左から斬り込んだエル・ガジのシュートをキーオがブロックし、高く浮いたボールがゴール前へ。GKルースのファンブルは、スポーツ界で最も損失額が大きいミスといえるのかもしれません。グローブに当たったボールをマッギンが押し込んで2-0。ダービーの怒涛の反撃は81分に実を結び、クロスに反応したボーグルの落としをワグホーンが冷静に左隅に決めますが、1点差に詰め寄るのが精一杯でした。

プレミアリーグ2019-20シーズンの昇格クラブは、ノリッジ、シェフィールド・ユナイテッド、アストン・ヴィラ。ランパードはダービー・カウンティに残って昇格をめざすのか、それとも…。彼とビエルサがビッグ6にどう立ち向かうかを見たかったのですが、両者とも1億7000万ポンド争奪戦を勝ち抜くことができずにシーズンを終えました。スポーツとは、得るものと失うものの落差が大きければ大きいほど盛り上がる残酷なエンターテインメントなのだなとあらためて感じた一戦でした。

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