キャリック、スタリッジ、ジェラード…どこまで深刻!? ケガ人だらけのイングランド代表
イングランド代表のホジソン監督は、舞台裏で選手のコンディションを考慮した大変なやりくりを迫られているのかもしれませんが、それにしてもスタメンがピンボケです。ジェイ・ロドリゲスとララナという、好調サウサンプトンの選手をいきなりスタメンで起用する一方で、彼らより活きがよく、本番でも活躍が期待できそうなタウンゼントやバークリーはベンチ。現状のベストメンバーで勝ちたいのか、若手をテストしたいのか、特定のポジションでのコンビネーションの熟成を図りたいのか、意図のわからない采配に終始しました。この試合内容では「2点を獲ったチリ代表のアレクシス・サンチェスは要注意ですね」という以上の情報も成果もなく、多くの人々は「イングランド代表、大丈夫?」と不安になっただけで終わったのではないでしょうか。ホジソンさん、せっかくの機会なのにもったいない!
イングランド代表を見ていると、ルーニーやウィルシャーのように「国のために体を張って戦う」というマインドセットができている選手と、「直前に調子を上げれば選ばれるから、今は無理をするのはやめておこう。プレミアリーグがあるし」と思っている選手に分かれているように感じます。後者が成立してしまうのは、強烈な若手の突き上げがないからで、ホジソン監督が代表にもっといい選手を集めて強化を進めたいのなら、大胆な起用をしてフレッシュな顔ぶれが活躍していることを「演出」するくらいのことをしたほうがいいのではないかと思います。
何でこんなことをわざわざ書いているかといえば、長年プレミアリーグを観ているものとして、普段からなじみのあるイングランド代表選手の活躍をささやかながらも応援しているからです。おせっかいなことを言っているのは重々、承知ですが、ワールドカップを盛り上げるうえでも、サッカーの母国には強くあってほしいと思います。テストマッチとはいえ、南米予選3位で6敗もしているチリ代表にホームで無策で負けるようでは…この分だと19日のドイツ戦も煮え切らないまま負けてしまいそうですね。ああ、イングランド。監督に求心力がなさすぎる…。
「ひとのことよりお前の国はどうなんだ!?」とツッコミが入る前に(入らないか!?)退散しますが、せっかくのイングランドとドイツの戦いですから、盛り上がってほしいものです。おっと、その前にその日は「フランスがんばれ!」の日ですね。いやいや、その前に「ベルギーに勝ってくれ!香川真司と吉田麻也がんばれ!」ですか。サッカー界はイベントだらけ。日々、めまぐるしく動いています。
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