アーセナル入りを熱望と報じられたウィルフリード・ザハに、色濃く漂う悲恋の予感!
2013年1月、20歳でマンチェスター・ユナイテッドに移籍した際には真価を発揮できずに終わりましたが、今ならビッグクラブでも結果を出せると考えたのか、ザハはサウスロンドンのクラブに退団したいと伝えたようです。「スカイスポーツ」「デイリー・メール」など複数メディアが、意中のクラブは子供の頃から憧れていたアーセナルと報じています。本人にとっては適切な時期なのかもしれませんが、両クラブにとっては最悪のタイミングといっていいでしょう。
来季もヨーロッパリーグにまわるガナーズは、近年最低の4500万ポンドしか補強予算がなく、クリスタル・パレスは成長株のワン=ビサカをマン・ユナイテッドに譲ったばかり。いわばザハの「元カレ」であるレッド・デヴィルズは、5年前の古巣復帰の際に移籍金の面倒をみたということで、次のディールが成立したら25%を持っていくという話になっています。
ワン=ビサカとザハを同時に失うのは激痛で、しかも移籍金を満額でもらえないとなれば、クリスタル・パレスは移籍金8000万ポンド(約110億円)から引けないでしょう。ガナーズも、相手の事情は重々承知しているはずです。ああ、それでもほしいドリブラー。ライアン・フレイザーやヤニック・フェレイラ・カラスコなど、サイドアタッカーを物色していたと伝えられるクラブは、ザハのラブレターが事実ならばスルーできそうにありません。しかし…。
トランスファーマーケットにおける「あるある」のひとつに、「オファーしたと報じられた後、実は正式なアクションはなかったと判明する」というケースがあります。通常なら、アーセナルはザハ獲得の条件を照会して断念するという流れでしょう。現地メディアが報じる「オファーの準備中」はリアルなのでしょうか。ここ数年、プレミアリーグの1試合あたりのドリブルランキングはアザールとザハが2強状態。チェルシーのエースが去った今、スターリングよりも少ないチャンスで数字を積み上げている彼こそがリーグトップです。
2023年まで契約が残っている選手を、安く放出する理由は見当たりません。エジルとムスタフィが望み通りの値段で売れるといった幸運が舞い込まない限りは、ガナーズがテーブルに着くことはできません。まとまった金が手に入るオーバメヤン売却?ムヒタリアンを差し出して移籍金減額?アクロバティックな打ち手が刺されば、視界が開けるのですが…。「無名のサイドアタッカーにターゲットをスイッチ」「CBとSBを優先して、前線の補充はなし」。何度も聞かされてきた結末を、淡々と受け入れることになるのでしょうか。悲恋の予感が行間に漂う記事を見ながら、ただただせつなさをかみしめるのであります。ザハ…いいですよね!
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グーナーとして言わせていただくと
「あの試合でお前がゴール外してくれたら、今頃CLに行けてもうちょっと予算があったんだぞ!!」
でしょうか。。。
切ない。
ああ切ない。
一先ず売るべき選手 (ムスタフィ ムヒタリアン エジル ウェルベックetc)を適正価格で売って資金を調達しないと話になりませんね。
分割支払いとかで可能性模索するしかないですね。難しいとは思いますがここ踏ん張らないと益々戦力差広がるばかりなので正念場です。