「トルコへローン移籍」という報道があったメスト・エジルに思うこと。
美しい選手は、美しく去ってほしい。愛する場所でスパイクを脱ぎたいと願う選手は、ホームグラウンドでサポーターに惜しまれながら最後の日を迎えてほしい。プレミアリーグでいえば、ライアン・ギグスとデニス・ベルカンプは「こうあってほしい」とイメージした通りにラストシーズンを過ごした稀有な存在です。今、私は彼のことを考えています。アーセン・ヴェンゲルをリスペクトし、愛するノースロンドンで7シーズンめを迎えるメスト・エジル。美しきプレーメイカーの未来に思いを馳せるようになったのは、プレミアリーグ35試合6ゴール19アシストという眩しすぎるパフォーマンスを披露した3年前からです。
「エジルがアーセナルを優勝に導いたといえるシーズンを見せてほしい」「アーセン・ヴェンゲルとともにエミレーツで最後の瞬間を迎えてほしい」。今になってみれば、あまりにもセンチメンタルでお恥ずかしいのですが、こんなことを思い募らせてしまうほど、レスターにプレミアリーグ制覇を許したあのシーズンが悔しかったのです。あのとき、優勝していれば、「Wenger OUT」と書かれたバナーなど見ずに済んだかもしれない。69歳の指揮官は、24年めとなる新しいシーズンの準備に入っていたかもしれない。エジルもまた、新しい役割に戸惑うことなく中盤の真ん中を仕切っていたかもしれない。無数の「たられば」が、今もなお脳裏をよぎる刹那があるのです。
私が望むような世界は実際には訪れず、2年連続でプレミアリーグのTOP4を逃した名将は去り、10番を手に入れたプレーメイカーは迷いを消せないまま新監督との1年めを終えました。2018年10月22日、プレミアリーグ2018-19シーズン第9節。3つのゴールを演出したレスター戦が、唯一の「エジルのゲーム」でした。プレミアリーグ24試合5ゴール、アシストを2つしか決められなかったドイツの司令塔は、トルコのフェネルバフチェに貸し出されるのではないかといわれています。「ファナティック」「TRTシュポル」…2つのトルコメディアが同時に報じたのは、実際にプランが存在するからなのでしょう。
完全移籍ではないのは、フェネルバフチェが高額の移籍金を払えないからで、1500万ポンド(約21億円)を超えるサラリー(現地メディアは1500万ユーロと報道)については、スポンサーと折半するスキームを検討しているとのこと。トルコの記者は「実現の可能性は50~51%」と語っており、おそらく立ち消えになるのではないかと思われます。フラットに伝えようと努めているいつもなら「アーセナルが若返りを図りたいなら、有力な選択肢のひとつ」などと書くでしょう。しかし今は、極私的な感想を残しておきたい激情にかられています。
エジルの足跡を語る書に、欧州のトップリーグ以外のクラブにローン移籍などというページはない。
エジルは、プレミアリーグかドイツでキャリアを終えてほしい。
エジル復活が最強の戦力UP。これに勝る新戦力を手に入れる術はない。
もう1年、1年やってダメなら、いさぎよく認めます。エジルはアーセナルではないどこかでキャリアを終えるしかない、と。頼む、エジル。トルコへローン移籍というゴシップを見て愕然とし、思いにまかせて一文をしたためた次第であります。読み返さずに、投稿しましょう。いや、お恥ずかしい限りです。
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正直、ファンとしては売れること、手放す事だけを考えてましたが、主さんの言葉で目が覚めました。沢山の悪循環でエジルを信じることをやめていました。反省。
エジル復活が最大の補強、勇気の出る言葉です。ありがとうございます。中々厳しいかもしれませんが、もう一度エジルを信じてみます。
エジルの不調はスペースを作り出せるプレーヤーの不在が大きいのかなと思っています。彼が一番輝いていたときはサンチェスやジルーといった複数人を引き付けるタイプの選手がいました。
独力のあるドリブラーをチームに加えた上で、エジルのプレーを見てみたいです。それでも、エジルが復活しなければ、彼はピークを過ぎたのだと諦めることができます。
エジル、まだまだ錆び付くような年齢じゃない。
エジル サンチェスがいたときはこんな事になるとは夢にも思いませんでした。復活が一番の補強。、その通りです。
補強が進まない以上現有戦力の復活 覚醒に期待するしかないですね。
しかし、アーセナルの問題はやっぱり高騰した給与にありますかね・・・
難しい所であります
貢献はなく、高給。家に帰れ。
もう7年目ですか…。彼ほどのワールドクラスが長期間アーセナルにいてくれていることに感謝しつつ、でも今シーズンも復活出来なければ放出もやむ無しか、という2つの想いにかられています。
エジルの復調は、ザハの加入よりも現実味が無い気がしてしまう私です(泣)
色んなものを手に入れて、すでに燃え尽きてる気がします。
サンチェスとは相性良かったですよねぇ、タイプは違うけど、ラカゼットなんかも相性良さそうに思うんですが、歯車に噛み合ってないどころか、孤立気味なんだよなぁ。
キャプテンタイプの選手もいないし、エジルに関しては、エメリ監督の手綱捌きにかかってると思います。
たしか、エジルは結婚したんですよね。
それで、何かが変わるとかあるといいんですが。
モチベーションを鼓舞してくれる奥さんだといいですね。
一番好きな選手でした。未だiPhoneの待ち受けはエジル。でもEL決勝で交代の際に負けているにもかかわらず不満げな顔でちんたら歩いてる姿を見て千年の恋も覚めました。チャリティー子供達に寄付する思いがあるのなら、プレーしている姿も子供達に見られていることが彼にはなぜわからないのか。とても残念です。
でも、まだ待ち受けを変えられずにいる自分がいるということは、主さんと同じ気持ちなのかもしれません。しかし、エジルの復活という最も大きなギャンブルにかけるだけの余裕は今の財政難のガナーズには無いのでは。。。必死に頑張っている姿を見せてくれる選手ならまだしもやる気のなさが中継の画面だけでもわかってしまう今のエジルと心中するなんて。。。流石にそこまでロマンチストにはなれません。
そうとしか思えない自分にも残念な気持ちですが。
エメリは柔軟な戦術家という噂だったけど、エジルを武器にできない時点で意外と不器用なのかもな
初コメです。
愛を感じる非常に良い文章だったと思います。
更新頻度が高いし、あまり熱量を感じさせないのが、素敵なブログだな、と思っていたのですが、今回のようなのも、良いと思いました。
これからも、更新楽しみにしています。
エジルの話とは全然関係ないですけど少し触れられてたので語らして下さいな
ズラタンがあんなんTHE・CFみたいなプレースタイルになって得点取り出したのは
晩年になってからなんすよ
わたしゃセリエも見てて好きな選手も多いので彼もその一人だったんですけど
2014-15辺りから衰えが顕著になってそれまでの王様スタイルを維持出来なくなった
前線に張らない特異なスタイルとあらゆる面に関与するプレーで
チームの障害になりだしたんすね正直あのシーズンで彼は終ったと思ってましたから
その翌年からっすわ衰えをフィジカルで誤魔化すただの脳筋みたいになって復活したのは
殆ど何にも絡まず全然動かなくなった代わりに得点が倍増した
昔はあくまでもフィジカルは強みの一つであって全てではなかった
古くから知る人から見ればもうプレミア来た時には「誰だこれ?」状態で
衰えまくりだったわけです
セリエファンの友人も「もう見たくない、こんなのズラタンじゃない」と言ってました
私は古くから彼のプレーを見てますけども得点の能力よりも
あの身長にも関わらず素晴らしい技術と創造性で周りを活かす事に長けた選手です
あらゆる崩しを可能にする圧倒的な万能性でサン・シーロを湧かし続け
サンオブゴッドだのイル・ジェニオだのと呼ばれた人ですから
ピルロと並んでセリエ最高栄誉を最も受賞してる人なんすよ外国人で
“強い”より“美しい”とか“素晴らしい”と形容される事の方が多かったんです
「どこのユニフォームを着てようが観客を魅了し称賛に価する選手はいる」と
ベルルスコーニ(弟)からスタンディングオベーション喰らうような人だったんですわ
成熟しきったミラン~PSG1年目ぐらいまでが一番美しかったと思います
得点能力も備わりプレーも洗練され技術的に出来ない事が無い魔法使い
両翼もトップ下もシャドーも熟しプレーメイカーの仕事までするそんな選手だったんすよ
クレスポやトレゼゲやアンチェやカッサーノや多くの関係者が言うように
トータルプレーヤーなんすよストライカーと言うよりもね
本当は優秀なフィニッシャーの後ろでプレーしてるのが一番輝く人なんです
クレスポやインザーギの引き立て役としてプレーしてる時の彼は本当に素晴らしかった
カッサーノとの天才コンビは未だに最高のコンビと思ってます
二人で試合してましたのでね
現在の彼の扱いや評価にはかなりイメージ上の勘違いが含まれてると思います
まぁあの人も悪いですけどネタとは言えあんな傲慢発言ばっかして
そこまでゴールゲッターとしては優秀じゃないんすよ昔のズラタンは
モウリーニョ時代のインテルを除いて
モウはズラタンの長所を全部消すような形でフィニッシャーさせてましたよ
何処に居るんだ!中盤に関わるな!前線に張ってろ!とよく怒鳴ってました
そして得点王になりあそこから世間やズラタン自身の勘違いが始まった訳です
バルサで失敗するのも当たり前です
ペップに言われた通り王では無くチームの駒になりメッシの壁役に徹してれば
CLを制覇し違う未来もあったでしょうに
そういう意味じゃスアレスは本当に優秀で賢い選手です世界最高のFWでしょう
ミラン時代になると自分は点取り屋の才能はないと言い元のスタイルに戻りましたけども
PSG三年目の後半からまたゴミのようなフィニッシャースタイルに戻った
主に衰えが原因ですけどね数字は上がってるのに叩かれまくってたのはそのせいです
プレースタイルの変化と一つ一つのクオリティの低下
アジリティや推進力に至っては皆無になってしまった
2010~2014のプレイと2014~2017までのプレーを見比べれば差は歴然です
完全にもう終わった選手だったのに数字だけはあるもんだから
世の勘違いが続いてまだ全盛期と称されトッププレイヤー扱いが終わらなかった
22歳でユーヴェに来た時は目を奪われましたよ荒削りだけど何て楽しい選手なんだと
それまで見た事が無いプレースタイルだったんですよ当時の彼は
イタリア中が数年後世界最高の選手になると言って憚らない選手でした
それから徐々にシンプルなセリエスタイルになって行きました
インテル黄金期の立役者であり強豪ミラン最後のエースでもあり
00年代のセリエのタイトルは常に彼と共にありました
3大クラブ全てでエース級の活躍したのは恐らく歴史上でも彼ぐらいです
あの頃のセリエはまさにズラタンとカカのものでした
セリエ絶対王者インテルと欧州王者ミランという対比のダービーも燃え上がる要素でした
あの頃のミラノダービーにおける緊張感は今の比じゃない
何かあれば即暴動に繋がるような熱気と緊張感に包まれてた
そんでCL負ける癖にそういう試合には勝つんすよねズラタンは
レアル対バルサのクラシコでもそうですけどゴールやアシストで仕事する
だから「何でCLじゃ勝てないんだお前は!」と言われ続けてたわけです
実際はズラタンだけのせいで負けてるわけじゃないんすけども(笑)
良いプレーしながら負けた事も多々ありますしね
元祖ロナウドやバッジョ以外じゃズラタンとトッティぐらいですよ
公に戦術扱いされた選手なんて
相手の監督や選手も「ズラタンいなけりゃゴミチーム」なんて煽りをよくしてました
依存問題をメディアからもよく質問され
アッレグリなんて開き直って「依存して何が悪い!勝ちたいんや!」と言ってましたわ
本当のズラタンファンは得点王よりもそういう独力でチームを優勝させるような
かつての支配的でチームを躍動させるプレーを求めてると思いますわ
まぁ100%無理でしょうけどね完全にウンコなんでもう
youtubeじゃスーパーゴールとかばっかですけどあんな選手ちゃうんすよほんまは
クリエイティブな選手なんです飛び抜けた
嘘ばっかり書かれてますしねコメント欄にもアップコメントにも
個人的には自分のプレースタイルを勘違いされるような醜態晒し続けないで
さっさと引退して欲しいっすわ目に余るし酷過ぎる
オールドファンはみんなあんたをフィニッシャーとして
好きになった訳でもないし讃えた訳でもないんだよと言いたい
ミランに帰ってくる話も盛り上がりましたが絶対帰って来て欲しくなかった
あんな不様な脳筋姿を今の若い子に見られ議論され
ズラタンイブラヒモビッチを語られるのも嫌ですよ
アメ公に好き勝手言われてるのもウザいですしね何を知っとるんだと
いくら大怪我しようとMLSに行った事は残念ですし失望した
申し訳ないがエジルにも同じ事が言えますよ彼の場合は変化すら拒んでる
エジルにも同じ気持ちでトルコ行くぐらいならここで引退してくれと思ってます
一度落ちたら何かを捨てて変えないと復活は無理ですよ
俺は捨てるぐらいなら潔く引退するべきだと思う方なんでエジルの姿勢は理解出来ます
上の人は冗長なコメント残してますけど結局、他人が自分と同じように選手を評価しないと気にくわないってことでしょ?
建設的な議論をしたいのなら「嘘を書いてる」、「ウザイ」などと攻撃的な言葉は使わず、リスペクトした方がいいですよ
みなさま>
エジルには、それぞれにいろんな思いがありますね…。
私がエジルの復活を願うなかには、「昨季は政治がらみのトラブルによって精神的に摩耗した」ところが多分にあったのではないか?という見立てがありまして、リフレッシュすればキレを取り戻してくれる期待しています。いずれにしても、来季が勝負ですね。
体力や瞬発力衰えた中盤の選手やウインガー、ストライカーがプレースタイルを変えるのは珍しい話ではなく、ズラタン、ギグス、ベルカンプは全員そうですよね。それは彼らが選んだ生き方であって、私はセントラルMFのギグスも前線に張るズラタンも、それぞれに新たな魅力があって好きでした。ズラタンキャラで遊ぶ彼の言葉を楽しみにしていたところもあります。私のなかでは、オールドトラフォードにいた頃も彼は、以前とは違う武器を備えたトッププレーヤーでした。最後までゴールを決め続けて、征服する地は地球にはなくなったなどといいながらスパイクを脱ぐのを期待しています。全盛期を満喫するのも、役立ち方を変えて勝負する姿に感服するのも楽しいものです。