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地元メディアが選出!「リヴァプールの大成功補強TOP10」…1位は右サイド?最終ライン?

より多くの読者を獲得したいメディアにとって、プレミアリーグのゲームが行われないインターナショナルマッチウィークの2週間は悩ましい時間です。監督の解任や選手の失言など、誰かが新しいネタを提供してくれればいいのですが、指揮官も選手も沈黙となれば自ら企画をひねり出すしかありません。定番を挙げるなら、トランスファーマーケットの舞台裏暴露、ランキング、契約延長ゴシップあたりでしょうか。お金と順位と人間関係の話は、プロスポーツの世界を盛り上げる3大エッセンス。多くのファンが食いつく鉄板ネタなのでしょう。

さて、本日は「リヴァプールエコー」が掲載していたランキングを紹介しましょう。「Mohamed Salah, Virgil van Dijk, Sadio Mane and Liverpool’s top ten transfers since 2010 ranked」。レッズとトフィーズに関するブログが人気のサム・キャロル記者が、リヴァプールの2010年以降の補強について、成功したと評価する順に並べたシンプルな企画です。レッズサポーターは、深くうなずく方と上位をいじりたくなる方に分かれるのではないでしょうか。

1位は、プレミアリーグ2シーズンで78試合57ゴール19アシストという出色のスタッツを残したモー・サラー。2位に入っているのは、公式戦65試合連続でアタッカーに抜かれることがなかった鉄人ファン・ダイクです。3位は昨季プレミアリーグでクリーンシート21回を記録し、ゴールデングローブに輝いたアリソン・ベッカー。2013-14シーズンにプレミアリーグ33試合31ゴールという数字を叩き出したルイス・スアレスを推す方もいるかもしれませんが、TOP3はチャンピオンズリーグを制したチームから選ぶのが素直でしょう。

【2010年以降のリヴァプールの補強TOP10】
1位/モハメド・サラー(2017/3400万ポンド)
2位/ヴィルジル・ファン・ダイク(2018/7500万ポンド)
3位/アリソン・ベッカー(2018/6700万ポンド)
4位/ロベルト・フィルミーノ(2015/2900万ポンド)
5位/ルイス・スアレス(2011/2300万ポンド)
6位/サディオ・マネ(2016/3400万ポンド)
7位/アンディ・ロバートソン(2018/800万ポンド)
8位/フィリペ・コウチーニョ(2013/800万ポンド)
9位/ジェームズ・ミルナー(2015/フリー)
10位/ジョーダン・ヘンダーソン(2011/2000万ポンド)

なるほど、素晴らしい。このランキングを楽しみたければ、順位と人選の妥当性を論じるよりも、上位の顔ぶれを眺めながら名将と敏腕SDの見事な仕事をリスペクトするのがベターでしょう。2015年10月にやってきたユルゲン・クロップのゴーサインで獲得した選手が5人。2016年11月にスポーツディレクターに就任したマイケル・エドワーズ案件が4つあります。

1位はサラー…異論とまではいいませんが、私のTOP3はファン・ダイク、サラー、フィルミーノの順です。昨季プレミアリーグで22失点という鉄壁の守備は、オランダ代表キャプテンの統率力なくしてなしえなかった快挙でしょう。サラーとマネのW得点王は、プレスバックに長けた神出鬼没の偽9番の演出によるところが大きかったのではないかと思います。

「マンチェスター・イブニング・ニュース」が、レッド・デヴィルズの補強についてランキングを作るとなれば、「サー・アレックス・ファーガソン勇退以降の失敗ランキング」のほうがおもしろくなってしまいそうです。残念です。3年後には、リヴァプールと同じランキング企画を楽しめるよう、早急に準備を始めていただければと思います。ウッドワードさん、見ました?補強を成功させるために、まず着手しなければならないのは、スポーツディレクターの招聘です。朗報を待っております。どうぞよろしくお願いいたします。

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“地元メディアが選出!「リヴァプールの大成功補強TOP10」…1位は右サイド?最終ライン?” への2件のフィードバック

  1. プレミアリーグ大好き! より:

    一位はコウチーニョじゃないですかね~
    あれだけ安価で獲得して、大活躍して、スーパー高価で移籍金を残してくれた。
    去り方で低くなってるのでしょうか

  2. アイク より:

    いつも面白い情報提供ありがとうございます。
    コスパの素晴らしさに唸りました。
    また、対照的に高額なGKとCBの獲得に込められた意思や期待は只ならぬものであったことが分かります。早速成果が実って本当に良かったです。
    獲った選手を大事にし続ける姿勢も、クロップ監督の尊敬できるところです。

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