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【MAN.UTD×Arsenal】交代策に疑問あり…守護神躍動の一戦は両者とも痛いドロー決着!

おお、ラシュフォードが間に合っています。プレミアリーグ7節、オールド・トラフォードで開催されるマンチェスター・ユナイテッドVSアーセナル。スールシャール監督はマルシアル、ルーク・ショー、ワン=ビサカを欠き、エメリ監督の手元にはエジルとラカゼットがいませんが、両者とも現状のベストメンバーを揃えています。さっそく、ホームチームからスターティングメンバーを紹介しましょう。GKデ・ヘア、DFトゥアンゼベ、リンデロフ、マグワイア、アシュリー・ヤング。中盤はポグバ、マクトミネイ、アンドレアス・ペレイラ、3トップはダニエル・ジェームズ、リンガード、ラシュフォード。直近のプレミアリーグ5試合で4ゴールと貧攻のチームは、相変わらずポグバのキラーパスに頼るのでしょうか。

一方のアーセナルは、昨季プレミアリーグ得点王の脇に18歳のブカヨ・サカを配しています。GKレノ、DFチャンバース、パパスタソプーロス、ダヴィド・ルイス、コラシナツ、MFグエンドゥジ、ジャカ、ルーカス・トレイラ、FWオーバメヤン、ニコラ・ペペ、サカ。キックオフからハイプレスを仕掛けるガナーズに対して、マン・ユナイテッドはビルドアップに時間がかかっています。9分のCKは、マグワイアが競り勝った後、落下点にいたラシュフォードは打ち切れず。ポゼッションを主張するホームチームは、サイドの攻防でつぶされています。

20分のガナーズの波状攻撃は、サイドに出たダヴィド・ルイスのクロスが中央に合いません。両チーム最初のシュートは、28分のアンドレアス・ペレイラ。グエンドゥジをかわして中央に斬り込んだMFは、ダヴィド・ルイスを抜いたところで左足を振り抜きますが、レノが体を伸ばして左手でセーブしました。赤も黄色もパスミスが目立ち、ゴール前のバトルがほとんどないナーバスな展開。36分にダヴィド・ルイスのロングフィードで左に流れたオーバメヤンが、ファーにクロスを上げると、ニコラ・ペペのワントラップボレーはデ・ヘアががっちりキャッチしました。

43分、グエンドゥジから奪ったポグバが左から上がったラシュフォードにスルーパスを通しますが、エースのフィニッシュはパパスタソプーロスがブロック。直後、ニコラ・ペペのスルーパスで抜けたサカのシュートをデ・ヘアが左に弾くと、フォローしたグエンドゥジがニアに放った一撃も守護神が体を張ってセーブしました。突如動き出したゲームは、マクトミネイの先制ゴールという結果を導き出します。45分、アンドレアス・ペレイラの縦パスをもらったダニエル・ジェームスが右から突破。アーリークロスはラシュフォードの前を横切りますが、拾った10番が中央に戻すと、左隅を襲った鋭いミドルにレノは1歩も動けませんでした。

1-0で始まった後半も一進一退の展開。52分、右サイドにいたオーバメヤンのクロスが中央のルーカス・トレイラに届きますが、右足のボレーはうまく当たりません。エメリ監督は、なぜルーカス・トレイラを代えたのか。両チームを通じて最も走っていたMFは、55分にダニ・セバージョスに後を譲りました。直後、ダヴィド・ルイスのFKはリンデロフが頭でブロック。58分、トゥアンゼベの致命的なミスパスがサカに渡り、縦パスで裏に抜けたオーバメヤンがリンデロフをかわしてチップキックで流し込みます。オフサイドの旗が上がっていたシーンは、VARがマグワイアのポジションを映し出し、ゴールのジャッジにアウェイサポーターの歓声が響き渡ります。

60分、チャンバースのグラウンダーが中央でノーマークのサカに通りますが、決定的なボレーはリンデロフにヒットしてクロスバーの上。64分にアンドレアス・ペレイラのシュートのこぼれ球をポグバが拾い、右隅にコントロールショットを放つとポストの脇を抜けていきます。70分のCKはダヴィド・ルイスがかぶり、マクトミネイがフリーで飛び込むもヘディングは上にアウト。73分、CKのクリアからアンドレアス・ペレイラが右サイドを上がり、短いパスをもらったマグワイアがミドルを放ちますが、レノが左に飛んでセーブしました。

スールシャール監督は、74分にアンドレアス・ペレイラとリンガードを下げ、フレッジとグリーンウッドの2枚代え。エメリ監督はニコラ・ペペを諦め、ネルソンを前線に配します。79分にはサカが下がり、ウィロック。終盤のマン・ユナイテッドの猛攻は、クロスの精度を欠いています。92分にラシュフォードが右隅を狙ったFKは、レノが左にダイブして弾き出すビッグセーブ。両者とも交代策は効果的だったとはいえず、1-1のままでタイムアップとなりました。

決定機、ビッグセーブ、チャンスにおけるミスの数はほぼ互角で、ドローは妥当な結果でしょう。ダニ・セバージョスを投入するなら、代えるべきはルーカス・トレイラではなく、影響力を失っていたジャカだったのではないでしょうか。スールシャール監督も、グリーンウッドを入れた意図が見えず、マタの的確なフィードにポグバやマグワイアが突っ込むといった形のほうがチャンスは増えたのではないかと思いました。勝てる試合だったという気分が残りましたが、グーナーのみなさんも同じでしょう。

痛み分けの結果は、アーセナルがレスターに次ぐプレミアリーグ4位。公式戦9試合で7度めとなる1ゴールのマンチェスター・ユナイテッドは、10位に留まっています。首位リヴァプールと12ポイント差ですか。いやー、厳しい…。

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“【MAN.UTD×Arsenal】交代策に疑問あり…守護神躍動の一戦は両者とも痛いドロー決着!” への6件のフィードバック

  1. エミリー より:

    仰る通り、トレイラ→セバージョスは不可解です。
    機能していない選手起用、理解に苦しみます。

    —–
    一昔前は、ギンギンギラギラの決戦だったユナイテッドvs.アーセナルという試合も、それほど注目度も高くないような感じですよね(泣)
    そして、内容も注目度に似て、イマイチなものだったような気がします。
    ヒリヒリするような攻防というより、お互いに冴えない攻めを冴えない守備でしのぎ、イメージの噛み合わないミスの応酬でボールが相手に渡る、モヤモヤする内容でした。
    ジャカをキャプテンに任命と、この試合でのトレイラの交代は、エメリ監督とファンのビジョンの違いをさらに浮き彫りにした気がしますね。
    セバージョススタメン、ペペ後半からとかの方がアクセントがある気がするんだけどなあ。
    オーバメヤン大明神のゴールで、敗けは免れましたが、チームとしては未だに霧は晴れないというところですね。

  2. プレミアリーグ大好き! より:

    ロッカールームから支持されていて、かつキャプテンシーを持つ選手をキャプテンに据えたいのはよく分かります、そういう選手は試合中に交えがたいことも。ですが往々にしてパフォーマンスが噛み合わないことがあるのが指揮官として辛いところですね…

  3. トマシュ より:

    両方に痛い?そうですかね。
    試合前にこのスコアを言われればそうだったでしょうけど。内容はManUtd.のほうが全然上に見えました。引き分けで終わってくれてよかったです。しょぼいと噂の相手にこっちの方がしょぼいという。笑える。

    ジャカ残し、トレイラ→セバについては言うのやめましょう。みんな同じ事思ってるんでしょうし。

    最近よく目にする「散らしたいんだったらルイス一つ前で使えばいい」という意見はリーズナブルだろう。高さもあり、その位置での経験も豊富。ホールディングが戻って来たのならなおさら。4バックの前にルイス+トレイラ。なんかすごく良さそう。

    オーバメヤン。ほんとーーーーにありがとう。いつもいつも。
    ぺぺ。少し心配。能力の高さはチラチラ見えるんだが、今日の内容は批判されるだろう。個人的には我慢して使い続けるべきだと思う。

    それからサカ。よくやった。失うシーンもあったけど、キープ、スチール、それにアシスト。頑張れ。

  4. プレミアリーグ大好き! より:

    今日は渦中の人、ジャカにフォーカスして試合を見てました。
    結果として、レギュラー確約の選手。とは思えない内容。だと思いました。

    全部が悪いとは言いませんが、良い部分も少なく、正直、ビミョーな選手だお感じちゃいました。

    なぜエメリさんがそこまでしてジャカにこだわるのか?

    エジルにはローンの噂が出てるくらいに、ベンチ外に簡単に追いやるのに、ジャカはフル出場。

    謎は深まるばかりです…

    本当に疑問です。

    —–
    完全に中堅同士の戦い

  5. プレミアリーグ大好き! より:

    ジェームズも今のラッシュフォードのように勢いがそのうちなくなるか心配です
    ディ・マリア、サンチェスほどの実力者でもフィットせず他のチームへ活躍の場を求めました
    ポグバも才能を活かしきれているとは思えません
    どうすればチームが良くなるのでしょうか

  6. プレミアリーグ大好き! より:

    ダビドルイスはチェルシー時代、モウリーニョのボランチ起用が嫌で1度パリに行きました。
    CBでスタメン確約の為ならライバルクラブに移籍するのも辞さない頑固な一面もありますので、ボランチ起用はまず有り得ないと思います。

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