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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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【Tottenham×Saints】苦しみ抜いた90分…ポチェッティーノ監督にようやく訪れた安堵の午後。

ウーゴ・ロリスの信じられないミスを目撃した瞬間、思っていたよりも深く、ポチェッティーノ監督の行く末を心配していたことに気づかされました。39分、レドモンドのシュートが右に逸れた直後のゴールキック。右にまわしたボールをアルデルヴァイレルトがロリスに戻すと、プレイ選択を迷った守護神は、詰めてきたダニー・イングスをスパイクの裏を使ったフェイントでかわそうとしました。左足を引いてすぐに、ボールに触れていなかったことに気がついたものの、時すでに遅し。セインツのストライカーが左足でボールを引っかけると、ロリスは体を伸ばして手で払おうとしますが、2度めのタッチでゴールラインを越えました。

7分前にセルジュ・オーリエが退場していたスパーズは、絶体絶命でした。27分にブファルを倒した後ろからのスライディングも、たった4分後に犯したバートランドの背後からシャツをつかむという行為も、イエローが出るのは容易に想像できたはずです。1-0ながら、よりアグレッシブだったのはアウェイのセインツでした。本拠地トッテナム・ホットスパー・スタジアムで、ポチェッティーノ監督は勝ち点を落とす恐怖と向き合わなければなりませんでした。

厳しい状況に追い込まれていただけに、前半のうちに決めてくれたエースの今季プレミアリーグ5ゴールめは貴重でした。自陣深くでルーズボールを拾ったシソコが、ロングフィードを前線に送ると、ハリー・ケインがヘッドでソン・フンミンに落とし、カウンター発動。右サイドを走っていたエリクセンがボールをもらい、右に流れた韓国代表に縦パスを通すと、リターンを受けたプレーメイカーはダイレクトで中央の10番に流します。

トラップを浮かして、右足のハーフボレーを左のサイドネットへ。プレミアリーグ屈指のゴールゲッターに翻弄されたベドナレクは、ピッチを叩いて悔しがっています。早い時間に再度リードを奪えたのが、スパーズの勝因でしょう。「Mauricio Pochettino finds relief at end of difficult week(マウリシオ・ポチェッティーノは難しい週末にようやく安堵を得た)」。CL準優勝監督の大事なゲームをレポートした「BBC」の見出しは、スパーズにとっていかに苦しい試合だったかを表現していました。

GKロリス、DFセルジュ・オーリエ、アルデルヴァイレルト、フェルトンゲン、ダニー・ローズ。中盤にエンドンベレ、シソコ、ハリー・ウィンクス、エリクセンの前にソン・フンミンとハリー・ケイン。1週間前のプレミアリーグ6節で、レスターに逆転負けを喰らったチームは、ガッサニーガとラメラを代えただけでセインツ戦に臨みました。運動量とプレスが看板だった以前のテンションには簡単に戻れないなかで、頼みの綱は違いを創れるエリクセン。エンドンベレの先制ゴールのきっかけとなったクロスと、ハリー・ケインの決勝点のアシストという仕事は、「最高ではなかったが期待に応えた」といっていいのではないでしょうか。

シュート数は9対14、オンターゲット4対6、ポゼッションは41対59、パス成功率78%対86%。クリスタル・パレスのように、ロングフィードを前線に当ててばかりのフットボールは苦し気で、昨季プレミアリーグ4位チームはどこからどう見ても劣勢でした。それでも3ポイントを得た今は、課題をあげつらうのではなく、最後まで踏ん張った守備陣を称えたいと思います。ウォード=プラウズのFKと吉田麻也の決定的なヘッドを弾き出し、汚名返上に成功したロリスには「ありがとう」のひとことでしょう。ミッドウィークのCLはホームでバイエルン。4ヵ月前、欧州の頂点にリーチをかけていたチームには、強豪との一戦で浮上のきっかけをつかんでいただければと期待しています。

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“【Tottenham×Saints】苦しみ抜いた90分…ポチェッティーノ監督にようやく訪れた安堵の午後。” への3件のフィードバック

  1. プレミアリーグ大好き! より:

    スパーズのプレスはサイドバックが簡単に抜かれないから強かったのです。ウォーカーが去り、トリッピアーまで居なくなって、さらにはローズの衰え。まぁ現状では無理です。

  2. プレミアリーグ大好き! より:

    結果として10人で3ポイントをゲットしたことは素晴らしいと思います。
    いまいち波に乗れていませんが、徐々に調子が上がることを期待しましょう。
    しかしオーリエは今回のレッドカードや昨シーズンのペナルティエリアでのファール等軽率な行動が目立ちます…

  3. プレミアリーグ大好き! より:

    ロリスは致命的なミスを結構犯しますね

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