【Chelsea×Crystal Palace】完璧ブルーズ!エースと新戦力のゴールでプレミアリーグ6連勝!
10節のバーンリー戦でハットトリックを決めた好調プリシッチが、中央に斬り込んで放った7分のミドルは左にアウト。12分にウィリアンがドリブルで中央を上がり、ラストパスをもらったプリシッチがウォードを抜いてクアイタと1対1になりますが、32歳のスペイン人GKがチップキックを見極めて左手に当てました。14分にウィリアンが右足で巻いたFKは、ドライブがかかり切らずポストの右にアウト。敵陣でカウンターの芽を摘み取るチェルシーが、ハーフコートマッチを展開しています。エメルソンがボックス手前から蹴った22分のFKは、狙い通りに落ちませんでした。
28分にメイソン・マウントからプリシッチにつながったアタックは、打ち切れなかった22番がカンテに託すと、強引なシュートはやはりブロックされてしまいます。直後、メイソン・マウントのFKは壁にヒット。チェルシーの最終ラインは的確なタックルでシュートを許さず、クリスタル・パレスの守備陣も厚いカバーリングでタミー・アブラハム、プリシッチ、メイソン・マウントを封じています。43分にウィリアンが左から狙ったロングシュートは、グアイタがキャッチ。右SBのウォードは足を痛めたようで、前半終了間際にマーティン・ケリーと交代です。
追加タイムの49分、ボックス手前でタミー・アブラハムがカンテの縦パスをさばき、メイソン・マウントが右のリース・ジェームズに展開すると、グラウンダーに反応したエースは触れず、グアイタがこぼしたボールがウィリアンの足元に届きます。右足のフィニッシュが決まるかと思いきや、ケーヒルが体を張ってクリア。前半のシュート数は11対0、しかしスコアは0-0のイーブンです。プレミアリーグ5連勝中のホームチームは、後半も主導権を握っています。
プリシッチとタミー・アブラハムが厳しくチェックされ、打開策を探っていたチェルシーは、52分に答えを出しました。左から仕掛けたコヴァチッチが中央のウィリアンに預けると、ダイレクトで左に落とした絶妙なボールでタミー・アブラハムがフリー。グアイタと向き合ったストライカーが右隅に流し込み、プレミアリーグ10ゴールの大台に乗せました。攻めなければならなくなったアウェイチームは、クヤテがチーム初のシュートを放つもブルーズの冷静なディフェンスがコースを塞いでいます。59分にケリーをかわしたプリシッチが左隅を狙うと、グアイタが指先で上に弾き出すビッグセーブで追加点を回避しました。
67分、コヴァチッチの縦パスをメイソン・マウントがスルーすると、ラインの裏に走り込んだプリシッチは打ち上げてしまいました。コヴァチッチはラストパスの手前で貢献し、カンテはカウンターを阻止。前線からのチェックと中盤の運動量が、若い最終ラインに落ち着きをもたらしています。70分、アウェイチームの右からのFKは、トムキンスがヘディングをコントロールできず。ランパード監督は、73分にタミー・アブラハムを下げてバチュアイを投入します。10月以降のプレミアリーグ、チャンピオンズリーグ、カラバオカップで5戦3発のベルギー人は、チームの勝利を決定的にするゴールを見せてくれるでしょうか。
79分、コヴァチッチのロングフィードが左のプリシッチに届くと、速いラストパスが中央のバチュアイへ。左足の一撃をケーヒルが体に当てると、浮いたボールに走り込んだプリシッチがヘディングでグアイタの脇を抜きました。プレミアリーグ5発めを決めたアタッカーは、80分にハドソン=オドイにチェンジ。ホジソン監督はクヤテをマッカーシーに代えますが、いいときの獰猛なドリブルがないザハはリース・ジェームズに抑えられています。86分、左からのグラウンダーに反応したマッカーシーのダイレクトショットは、ケパの守備範囲。ランパード監督はメイソン・マウントを18歳のギルモアに代え、平均年齢21.5歳という若い11人でタイムアップを迎えました。
シュート数23対3の完勝劇。左サイドから2人かわしてウィリアンに当てた的確なパスと、左の数的優位を見逃さなかったピンポイントのサイドチェンジ。2ゴールの着火剤となったマテオ・コヴァチッチを、疲れ知らずのウィリアンとともにMVPに推したいと思います。中央に入ればチームに安定をもたらすカンテも、リース・ジェームズとズマの負担を軽減。ジョルジーニョの不在を感じさせなかった一戦を支えたのは、中盤と右サイドを支配した25歳以上の3人の実力者でした。
プレミアリーグ6連勝のブルーズは、この間4失点でクリーンシート3つと下位に対しては守れるチームになりつつあります。次節はいよいよマンチェスター・シティとのシックスポインター。昨季王者の猛攻をしのぎ、勝ち点3を得ることができれば、メディアの評価は優勝候補に格上げされるはずです。
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早速の更新お疲れ様です。クリーンシートも併せて全体的に安心して楽しめる完勝でした。相手の攻め手の少なさもありますが、中盤からの底上げというか底上固さが際立ちましたね。オドイの序列が下がるくらいのプリシッチの出来、ジェームズもかなりフィットして、全体的に層が厚くなってきてるのも頼もしいです。
ジェームスがザハを徹底的に抑えてたのが素晴らしかったです
好調な選手が多くて本当いい感じですね
若手だけじゃなくウィリアンやカンテなどの中堅ベテラン勢も必死に走っているのが印象的です
ジョルジーニョ カンテ コバチッチの中盤はかなりバランス良いですね。パス回しのテンポの良さと出す先の選択肢の多さが図抜けてます
サッリは悪い監督だとは思いませんが、監督変わるだけでこんなに変わるものかと改めてサッカーの奥深さと戦術の大切さを感じております。
今のチェルシーはベテランが頑張り、若手が台頭する理想のチームとしての成長を遂げていると思います。まさかこんな魅力的なチームになるとは開幕前には夢にも思ってませんでした。羨ましい!
コバチッチ、カンテ、ジョルジーニョ、チーク、アンカーの2枚はレギュラー争いがとてつもなく熾烈ですね…1シーズンを戦いきるにはこのくらい熾烈な方が良い点も多いと思いますががランパードはどうするのでしょうか。嬉しい悩みですね
チークがアンカー…??