圧巻ベルナルド・シウヴァ…注目のマンチェスターダービーは、昨季王者が1-3完勝!
前半のポゼッションは40%対60%。3本のシュートが枠にいかなかったホームチームに対して、ディフェンディングチャンピオンはオンターゲット3本で3ゴールという効率のよさでセーフティリードを築きました。GKブラボ、DFカイル・ウォーカー、フェルナンジーニョ、オタメンディ、バンジャマン・メンディ。MFギュンドアン、ロドリ、デブライネ、FWマフレズ、スターリング、ベルナルド・シウヴァ。開始早々から、臆病にも見えたビルドアップが目立ったマンチェスター・ユナイテッドに対して、昨季プレミアリーグ王者は厳しいプレスでパスコースを限定しています。8分、フレッジが起点となった速攻で、ラシュフォードが右サイドを突破しますが、高速グラウンダーはダニエル・ジェームズに届きません。
11分に最終ラインからのロングフィードをグリーンウッドがヘッドで落とし、ラシュフォードが前を向いてトラップしたチャンスはフェルナンジーニョにチェックされてCK。このあたりまでは、押されつつも速攻に期待感があり、スタンドのルーニーも穏やかな表情で観戦していたのですが、17分に右から持ち込んだベルナルド・シウヴァが左足一閃!完璧なミドルが左隅に突き刺さり、アウェイチームが先制します。ラインの裏を狙ったダニエル・ジェームズに浮き球が出た18分のチャンスは、ブラボがボックスを飛び出してクリア。マン・シティは執拗にブランドン・ウィリアムズのサイドを崩そうとしています。
24分にカイル・ウォーカーがボックス右に上がり、グラウンダーがスターリングに入ったピンチは、右足の連打をフィル・ジョーンズがブロック。33分、ベルナルド・シウヴァの鮮やかなスルーパスがCBの間を切り裂き、スライディングで止めようとしたリンデロフが触ったボールがマフレズの足元に届きます。デ・ヘアを難なくかわしたウインガーが無人のゴールに転がして0-2。39分には、カウンターで左サイドを上がったデブライネが、フィル・ジョーンズを簡単にかわしてデ・ヘアと1対1。左足のシュートはプレミアリーグ屈指のショットストッパーが足に当てますが、こぼれ球がアンドレアス・ペレイラに当たってネットに刺さってしまいました。
0-3はさすがにしんどい…。ハーフタイムにリンガードが下がり、マティッチ。醒めた表情でピッチに目を向けるサー・アレックス・ファーガソン。マン・ユナイテッドのアタッカーは前でもらうと水色に囲まれ、淡々とパスを回される時間が続きます。54分、CKの流れからバンジャマン・メンディがボックス右に浮かすと、若いSBをかわしたマフレズのシュートはニアポストにヒット。64分のラシュフォードのFKは、枠を大きく越えていきます。直後、ダニエル・ジェームズが下がってアンヘル・ゴメス。マン・シティは、全員が自陣に引いてカウンター狙いです。
70分、グリーンウッドがインターセプトに成功したショートカウンターで、右から上がったラシュフォードがラストパスを受けて右足を振り抜くと、ボールは左のポスト際に吸い込まれて1-3。1分後、スルーパスで左から抜け出したスターリングはデ・ヘアにコースを消されて打てず、浮き球を中央でもらったマフレズのボレーはポジションを修正したGKの正面です。キープ力があるチームに、2点のアドバンテージを与えるときつい…。87分にリンガードからパスをもらったラシュフォードの無回転ミドルは、ブラボがファンブルするもCK。ガブリエウ・ジェズスとフィル・フォーデンを投入したペップのチームが悠々と試合を畳み、決勝進出に大きく近づきました。
主軸がひとりふたり欠けると、クオリティが落ちてしまう。マン・ユナイテッドのスカッドは、長いシーズンに耐えられる厚さではなく、タイトルを獲得できるポテンシャルはないということでしょう。プレミアリーグ先発11試合のマフレズと、13試合のベルナルド・シウヴァが最高の仕事をしたマン・シティの順当勝ちでした。エティハドで0-2…無理でしょうね。セカンドレグは若手に経験を積ませて、CL出場権がめざせるプレミアリーグに集中していただければと思います。オールド・トラフォードで前半0-3って…!
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更新ありがとうございます。
まさに圧巻ベルナルドでしたね。カットインしてゴール左上に巻いて入れるシュートは本当にビューティフル!次のスルーパスもお見事でした。
ラポルトも練習参加の報があり特にカップ戦に期待が膨らみます。
一枚剥がしたり、意外性のあるプレイできひんなら、足元で貰おうとすんなって思います。
主様の仰る通り、OTで前半3-0ってちょっとした事件だと思います
ベンゲルのクビ落とした最後の引鉄はエミレーツでシティに全く葉が立たず3-0でボコられた試合だと思ってまして
思えばソルスキアが前半戦消化した対ビッグ6って確か全部ホームなんですよね
ジェームズも年齢相応の息切れかましてますし、ソルスキアの手腕どうこう以前に冬のテコ入れが不可避な気もするのですが…