「BBC」はセインツの点取り屋に注目!イングランド人ストライカーの決定率ランキング!
「BBC」の比較表は、ショットコンバージョンと1発決めるために必要な時間を掲載しているのですが、代表入りが囁かれているエヴァートンのカルヴァート=ルーウィン、マン・ユナイテッドの18歳FWメイソン・グリーンウッド、ボーンマスで5ゴールを決めているカラム・ウィルソン、復調しつつあるワトフォードのトロイ・ディーニーもここにリストアップされています。ショットコンバージョンNo.1は、圧倒的な大差でジェイミー・ヴァーディー。シュート49本で17発、34.7%という効率のよさは、所属するレスターが今季プレミアリーグでカウンター決定数1位であることと無縁ではないでしょう。DFの態勢が整わないうちに、ジェームズ・マディソンやティーレマンスの鋭いパスがもらえるエースは、持ち前のスピードでGKと1対1になるシーンが目立ちます。
ヴァーディーに次ぐ26.7%という数字を残しているのは、まさかのグリーンウッドです。今季プレミアリーグで17試合出場ながら先発はたったの2回で、アシストもチャンスクリエイトも未だゼロ。15本のシュートで4ゴールをゲットしているティーンエイジャーは、104分で1ゴールという計算になり、今回の10人のなかでは最も少ない時間でゴールにたどり着くアタッカーです。11月24日のシェフィールド・ユナイテッド戦がプレミアリーグ初ゴールで、これ以降の数字だけ取れば75分で1点というハイペース。ヨーロッパリーグの4発と国内カップを入れると公式戦26試合9ゴールとなり、近いうちにサウスゲート監督に呼ばれると噂されるのもよくわかります。
ショットコンバージョン3位は、記事の主役となっているダニー・イングスの24.6%で、4位のディーニーと5位のカルヴァート=ルーウィンまでが20%超え。チェルシーでブレイクしたタミー・アブラハムは19.7%で6位、不振のチームで孤立する姿が目を引いたハリー・ケインは19.6%の7位です。ゴールにかかる時間のほうに目を移すと、ダニー・イングスはこちらでも3位で110分。4位のタミー・アブラハムはぐっと落ちて128分。スターリングの152分に続くハリー・ケインは、162分もかかっています。
最後に、絶好調のダニー・イングスが輝くスタッツを紹介しましょう。「ビッグチャンスにおけるショットコンバージョン」。セインツのストライカーは73%を決めており、ハリー・ケインの70%を抑えて堂々のTOPです。チャンスをものにするためには、経験が必要ということなのか、売り出し中のタミー・アブラハムは37%で10人中9位、少ない出場時間でも決められるグリーンウッドは33%で最下位です。
リヴァプール時代は2度の重傷に見舞われ、苦しい時を過ごした点取り屋は、27歳になってプレーヤーとしてのピークを迎えています。直近のプレミアリーグ11試合で10ゴールの荒稼ぎ、6勝2分3敗と復調したセインツのMVPとなっています。20発の大台に乗せれば、サウスゲート監督に選んでもらえるのではないでしょうか。引き続き、抜け目ない9番の立ち回りに注目したいと思います。
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