指揮官のオーダーか急場しのぎか…モヤモヤ感を拭えないアーセナルの補強最新トピックス!
ベジェリンとコラシナツが戻ってくるので、ティアニー復帰まではメートランド=ナイルズをうまく使いながらガマンするという選択肢もあるでしょう。クルザワ獲得のメリットは、現在の移籍金が600万ポンド程度で夏にはフリーになるというぐらいです。レンタルならいざしらず、完全移籍で獲るなら、夏に若い選手を物色したほうがいいのではないでしょうか。ティアニーは、近い将来ロバートソンと同等のパフォーマンスを発揮してくれる逸材だと思います。どうしても今ほしいというなら、プレミアリーグで実績がある選手をローンで獲得するのが得策でしょう。
ヘタフェの最終ラインに君臨するダコナムは、おもしろいと思います。24歳までスペインの2部でプレイしていたCBが、2017年の夏に昇格したばかりのクラブに加わると、初年度は失点33、2年めは35の堅守が完成。1年前にウナイ・エメリが獲りたがっていた28歳のトーゴ代表は、3000万ポンド(約43億円)程度でいけるといわれており、ウィリアム・サリバが合流する来シーズンが楽しみになります。こちらの話のモヤモヤ感は、「チャンバース、ムスタフィ、パパスタソプーロス、マヴロパノスをどうするのか」が見えないことに起因しているのかもしれません。ダコナム入団でムスタフィはトルコといわれれば、アルテタ監督の守備戦術を見てみようと頭を切り替えられそうです。
アトレティコ・パラナエンセで活躍するブラジルU-23代表MFブルーノ・ギマラインスは、ボランチという言葉どおりの舵取り役で、ルーカス・トレイラとの相性はよさそうです。正確なロングフィードは、いかにもプレミアリーグ向き。アトレティコ・マドリードやベンフィカが狙っていると再三報じられていた逸材は、アーセナルも夏から注目しており、3000万ポンド周辺の争奪戦といわれているようです。
モヤモヤ感の源は…代理人ルートとエドゥ&サンレヒがつながっていると聞かされたことでしょうか。リヴァプールのマイケル・エドワーズやマン・シティのチキ・ぺギリスタインのスカウティングに惚れ惚れしている者としては、ミスリンタート去りし後の「サンレヒのツテやコネ」という話には、パブロフの犬的にハラハラしてしまうのであります。「ちゃんとリサーチしてますよね?」と。いや、ギマラインスはいい選手だと思うのですが。
来季以降のチームづくりを見据えて、アルテタ監督がゴーサインを出している補強ならいいと思います。一方、不振のチームに浮き足立ったフロント主導の急場しのぎとなると、グーナーだけでなくロッカールームの雰囲気までモヤモヤさせてしまうのではないかと危惧しています。どうするアルテタ、大丈夫か経営ボード。冬のマーケットが閉まるまで、残された時間は2週間を切っています。
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更新ご苦労様です。
ギマランイスは来夏のジャカ放出を見越しているかもしれません。その上で今季はトレイラの控えとして起用するつもりかもしれないなと思っています。仮にそうなら今冬最大のターゲットだと私には思えます。ぜひとも獲得して欲しいですね。
ダコナムは今冬にCBを獲得することを優先するのならいい選択肢かもしれません。来夏まで待ってアルテタが真に望む選手を狙う選択肢もあるはずです。いずれにせよ冬にCBを獲得するかどうかはムスタフィ次第でしょう。個人的にはムスタフィの去就が分からないのにマブロパノスをレンタルで出すとは思えません。従って今季は現陣容でしのぎ来夏にど本命を狙うと思っています。
クルザワねぇ。あえて今冬に彼を狙う理由が分かりません。
私の空想です。実はアーセナルが本当に興味があるのはクルザワ本人ではなく彼の代理人が抱えている別の選手で・・・その選手との獲得交渉を少しでも有利に進めるためにクルザワをあえて獲るとかそういう裏がある案件な気がして仕方ないですねぇ。むろんただの私の空想ですよ。
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クルザワも1番のモヤモヤは代理人です。エドゥとルイスと同じ代理人らしくその繋がりで、アーセナルがリンクされているところです。今後この代理人が食い込むようであれば、それはヴェンゲル時代と比べて大きな後退を意味していると思います。後はフリーならば現在と同等かそれ以上の給与を与えてしまうので、クルザワの市場価格との乖離が激しくなり放出も難しくなりそうなのも懸念点です。総合するとデメリットが上回りそうなので、そのソースも含めてCBかDMFを確保してもいい気がします。LSBも補強ポイントではありますが。