【Leicester×Chelsea】決定機を逃したレスターは、リュディガーに2発喰らって痛恨のドロー!
ホームのレスターが主導権を握っていた序盤戦。5分に反撃に出たチェルシーは、左のアスピリクエタがボックスの手前に転がすと、フリーだったハドソン=オドイは左足のボレーを空振りしてしまいます。8分のクロスとショートコーナーは、いずれもジョニー・エヴァンスがクリア。レスターの寄せが速く、チェルシーはいい形でファイナルサードに入ることができません。メイソン・マウント、タミー・アブラハム、アスピリクエタとつながった16分のチャンスは、折り返しがストライカーの後ろに出てしまい、直後のリース・ジェームズのアーリークロスも飛び込んだタミー・アブラハムが触れませんでした。
レスターにチャンスが巡ってきたのは23分でした。両チームを通じて初のシュートとなったティーレマンスのボレーと、こぼれ球を叩いたリカルド・ペレイラのミドルはリュディガーが連続でブロック。2分後に右からのスローインをアヨゼ・ぺレスが胸で落とし、ボックス右に抜け出したヴァーディーが左足を振り抜きますが、的確なタイミングで前に出たカバジェロに足で止められます。31分にペドロが狙ったループシュートは、シュマイケルが指先でセーブ。33分、左サイドをスプリントしたチルウェルの高速グラウンダーが、中央のハーヴィー・バーンズに届きますが、左足のボレーは浮いてしまいました。
41分、メイソン・マウントが右のハドソン=オドイに預けてボックスに入ると、リターンをカットしたジョニー・エヴァンスから奪って放ったシュートは、CBが必死に体に当てて先制を許さず。終了間際のCKに競り勝ったチョードリーのヘッドは、右に外れました。0-0で終わった前半のシュート数は、7対5でレスターが上回っています。ところが後半開始直後のCKで、ファーにいたリュディガーのヘッドがネットを揺らしました。反撃に出るレスター。54分、ティーレマンスの縦パスをジェームズ・マディソンが左に流すと、中に斬り込んで放ったハーヴィー・バーンズのシュートがリース・ジェームズに当たり、ゴールの右隅に吸い込まれました。
勢いに乗ったレスターが逆転したのは64分。左から上げたチルウェルのクロスが逆サイドに流れ、取りにいったカバジェロがティーレマンスに先着されて慌てて戻ると、ファーに通したグラウンダーでチルウェルがフリー。右足のボレーはGKが追いつけないニアポスト際を抜け、キングパワーに歓喜の叫びが響き渡ります。69分にティーレマンスが放った素晴らしいミドルは、カバジェロが右に飛んでビッグセーブ。1点を追うチェルシーは、70分にワンチャンスを活かします。メイソン・マウントが左サイドから浮かしたFKがリュディガーに通ると、完璧なヘディングシュートがシュマイケルの頭上を抜けて左隅に突き刺さりました。
ランパード監督は、74分にペドロとジョルジーニョを諦め、ウィリアンとコヴァチッチを投入。77分のCKをフリーで捉えたジョニー・エヴァンスは、右に逸れていったヘディングシュートを見て頭を抱えています。80分、縦パスで右サイドを突破したヴァーディーが柔らかいラストパスを中央に転がすと、カバジェロと1対1だったハーヴィー・バーンズもフィニッシュを左に外して天を仰ぎました。ティーレマンスとヴァーディーがここで下がり、イヘアナチョとデニス・プラートがピッチへ。チェルシーの指揮官が切った最後のカードは、83分にタミー・アブラハムをロス・バークリーです。
最後まで攻めたレスターにとっては、2つの決定機を活かせなかった痛恨のドロー。2回のセットピースを何とかゴールに結びつけたチェルシーは、この結果もやむなしでしょう。中盤で押されたチェルシーが、オーソドックスなサイドアタックから入れるピンポイントのクロス頼みだったのに対して、ティーレマンスとジェームズ・マディソンが元気だったレスターの速い攻撃は効果的でした。
後ろから追うマンチェスター・ユナイテッドとトッテナムにしてみれば、痛み分けは朗報ですが、前者はウルヴス、後者はマン・シティという難敵をクリアしなければなりません。冬に補強したビッグクラブたちは、TOP4争いをおもしろくすることができるでしょうか。2週間のウインターブレイク明けには、チェルシーVSマン・ユナイテッドという注目の一戦が開催されます。
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更新ありがとうございました。しばらく見られなかったので心配していましたが、復活して、しかも大量の記事アップに安心しています。
今回はカバジェロ(ケパ)がクローズアップされ、ペドロの起用と、色々変化はありました。補強失敗へのメッセージと共に、現有戦力をなんとか活性化しないと戦力の上積みができない事情が見え隠れしますね。ジェームスから二度あった決定的センタリングに脚が触っていれば勢いにものれたのですが、、、寒い冬が続きそうです。
最近のチェルシーは特に右サイドの好調オドイジェームズの連携が効果的で、何回か可能性のあるいいクロスが入ってました。後は中にいるタミーやマウントが触れば1点、といった形も多く見られました。
プリシッチが戻ってきましたが、右サイドは暫くオドイ、後ろにジェームズを起用するのではないでしょうか。
クロス頼みというよりもクロスを活かす戦術だったように思いますがねぇ
ウィングが中に絞りながらスペースを作って斜めのサイドチェンジによりフリーでジェームスがクロスをいれる戦法は有効に機能していたように思いますね
あとはどうしても中にいる選手がうまく決められない!というところをなんとかすればやりたい攻撃はできると思うのですが