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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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【Reading×Chelsea】 チェルシー、またもやドロー!2-0は難しい…。

チェルシーが、またも2点リードを追いつかれました。しかも、前回サウサンプトン戦より強烈。後半42分まで0-2でリード。ここでアダム・レ・フォンドレに決められて1点差。追加タイムに入り、トーレスをデンバ・バに代えて時間稼ぎをするなど打つ手はうち、あとは笛を待つだけ。後半50分、これがおそらくラストプレー。レディングはGKがゴール前に蹴り込む苦し紛れのハイボール作戦。縦に長いボールは守りやすく攻めにくいので、跳ね返せばいいだけです。ヘッドで競り合い、こぼれたところに…えっ??レディングの選手が左で3人、フリー?またもアダム・レ・フォンドレ、ボレー、同点!

今節はリヴァプールも0-2から追いつかれましたが、多くの監督が「2点リードの試合は難しい」といいます。1点勝っているときは集中力が持続し、獲られたら即同点、つまりアドバンテージなしになるので、気持ちの切り替えもしやすい。ところが2点リードのときは、1点リードに比べたら余裕があり、追い上げを許すスキも出やすく、1点返されてもまだ1点、リードがあるわけです。さあ、どうする?集中しなおせるか、徹底的に守るのか、それとも…。1-2にされた瞬間、チームとして意志統一し、気持ちを入れなおせるかが難しいところ。リヴァプールもチェルシーも、1-2にされた後、10分もしないうちに同点にされています。ましてや放り込みをされているとき、ゴール前でフリーの選手ができるとなると、これは戦略どうこうではなく、まさしくチームプレー、マインドの問題でしょう。

かくしてチェルシーは勝ち点1に終わり、シティに迫れず。結局、上位ではユナイテッドとエヴァートンが勝ち点3を積み上げ、ほかは全チームドロー。昨年のアーセナルが怒涛の連勝で、届かなそうなポジションから3位を奪ったように、この時期に勝ち切れるかどうかは非常に重要です。

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