「仔馬」のお次は「仮免」!? プレミアリーグ首位奪還で舌も滑らか!絶好調モウリーニョ劇場
自チームを慢心から遠ざけたいのか、他クラブをけん制したいのか。このところのモウリーニョ発言の基本路線は、「優勝候補はマンチェスター・シティとアーセナル。自分たちは発展途上のチームでアウトサイダーである」という1点です。マンチェスター・シティとの天王山をイヴァノヴィッチのゴールで制した後も、「マンチェスター・シティとアーセナルは2頭の大きな馬であり、われわれはジャンプの仕方を学び、ミルクを必要とする仔馬である」と、モウリーニョ節を炸裂させていました。しかしまあ、極端な。GKチェフとテリーやイヴァノヴィッチを擁する堅牢なDFラインは、プレミアリーグナンバーワンのバカでかい馬にしかみえません。
この発言、われわれファンとしては「モウリーニョ監督がまた言ってる。あはは」と、笑って流して終わり、でよかったのですが、プレミアリーグ関係者でひとりだけ、絡みにきた人物がいました。そう、当事者中の当事者、マンチェスター・シティのペジェグリーニ監督です。「モウリーニョ監督がそういってるとしたら、たぶん仔馬なんだろうね。でも仔馬にしては、とてもリッチだ。チェルシーはこの10年、大金を使い続けてきたチームで、今季になっていちばん補強に投資したクラブ。私は、チェルシーは優勝候補だと思っている。モウリーニョは、自分たちがプレミアリーグで優勝すれば手柄で、負けたとしても責任はないといいたいのだろう。それが彼のやり方なんだね」
また、いやらしい言い方をしますね、ペジェグリーニさんも。これはこれでリヴァプールやアーセナルのサポーターなら、「あんたらも一緒やんけ」とツッコミを入れたくなるところです。ペジェグリーニ監督の挑発が気になったのか、ニューカッスル戦後のインタビューに答えたモウリーニョ監督は、この件をさらに蒸し返しています。はい、新作、きました!
もう、冒頭から、モウリーニョスタイルです。「仔馬の話はもう終わりにしよう」(関係者一同:勝手に仔馬持ち出してきたのはあんただろが!?)。「マンチェスター・シティは(イギリスの高級車)ジャガーだ。ジャガーに仮免のプレートを付けて走るなんてできないだろう? 」…要は、自分たちはまだまだ仮免である、といいたいわけですね。しかし、
仔馬を言い換えただけじゃないですか!
すみません。どうしても黙っていられなくて。この独特の芸風で「たとえボケ」というひとつのジャンルを確立する勢いのモウリーニョさんですが、今のチェルシーの強さなら、3月22日に対戦する「大きな馬」アーセナル戦まで無敗で走ってもおかしくありません。もし、独走することになったら、次はどんな比喩が飛び出すのか楽しみであります。ちなみにジャガーの発音は、「ジャギュア」だそうですね。あ、要らない?この情報。うーん、モウリーニョさんのことを書いていると、キャラが憑依するのか、ついつい私もひとこと多くなってしまいます。失礼。
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プレミア名物の舌戦が盛り上がってきた。サーアレックスに比べてモイーズ氏はこちら方面のエンタメでも物足りないのでペジェグリーニ氏には盛大にやりあってほしいものです
だしまるさん>
同感です。優勝争いの3クラブは、こっちの領域でも優勝候補です。