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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

チェルシー、トッテナム勝利。ランパード、マタ、べイルが試合を決める!

マンチェスター・シティが負けた以外は、上位が揃って勝利を挙げた26節。チェルシーはウィガンに4-1と圧勝し、5試合ぶりの勝ち点3。トッテナムは、プレミア残留のために大量補強した難敵ニューカッスルに2-1と競り勝ちました。

前節まで3戦連続でマタとランパードの2人が1点ずつ挙げていたチェルシー。年明けからの14ゴール(O.G除く)の半数以上をこの2人がゲットしています。昨日は、アザールが復帰したこともあり、マタを休ませて臨みました。2点をリードしたチェルシーですが、ウィガンに1点を返され、セインツ戦、レディング戦、ニューカッスル戦に続き、四たび追いつかれるのか?と緊張感が漂います。そんな不安を一掃すべく、試合を決めたのはこの絶好調コンビとアザールの連携でした。87分、アザールからのパスを途中出場のマタがスルーし、ランパードが速いグラウンダーを左隅に蹴り込みます。勝負を決めたチェルシーは、最後にマルコ・マリンが初ゴールをゲット。サブの選手が結果を出すという、いい形で試合を締めくくっています。

トッテナムは、いずれもベイルの左足。彼はここ3試合で4得点。チームのすべてのゴールをたたき出しています。この日の1点めはフリーキック。GKの動きを見て、コントロールの効いたキックを右隅に落とすクレバーなゴールでした。決勝点となった2点めは、相手DFからボールを奪い、そのままGKとの1対1を冷静に流し込みました。ドリブルやシュート力だけでなく、ディフェンス力が高いところがC.ロナウドやメッシにはない彼の強みです。サイドバックからフォワードまでこなせるベイルのような選手がいれば、監督は相当、心強いですね。アンドレ・ビラス・ボアス監督は「絶対チームに残す」といっているそうですが、果たして…。

両クラブとも、最近は特定の選手のゴールが多いため「依存症」などといわれそうですが、そういったことはあまり気にせず、むしろ主軸の好調を喜ぶべきだと思います(逆に、多くの選手に得点が分散していると、今度は決定力のある選手がいない、などといい出すのがジャーナリストです)。今季はマンチェスター・ユナイテッドもファン・ペルシ依存といわれ、サー・アレックスがわざわざ「そんなことはない」とコメントしていましたが、要は中心選手が止められたら別な誰かが決めればいいだけのこと。チェルシー、トッテナムともアザール、アデバヨルといった点に絡める選手が戻ってきたので、あらためて攻撃の幅を作ることができるのではないでしょうか。そういった意味では、放出やケガで力のある選手を欠き、ジェコとアグエロを固定するしかないシティのほうが不安は大きいかもしれませんね。

さあ、ELやFAカップをはさんで、チェルシーは次節、マンチェスター・シティと2位奪取対決。トッテナムは3月上旬にアーセナル、リヴァプールと当たります。マタやベイルを、どこがどうやって止めるのでしょうか。春に向けて楽しみなカードが多いプレミアリーグです。おっと、その前に本日深夜1時より、マンチェスター・ユナイテッドVSエヴァートンですね。ああ、忙しい。

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