イングランドのプレミアリーグ(ときどきチャンピオンズリーグ)専門ブログ。マンチェスター・ユナイテッド、アーセナル、リヴァプールetc.

偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

まさに決戦前夜!「リヴァプール直接対決」の結果で変わる、プレミアリーグの優勝の行方!【前篇】

先日、モウリーニョ監督が、プレミアリーグの運営について文句をいっていました。「延期試合が多く、各チームの消化試合に差があるので、最終的に勝ち点をどれだけ積めばいいのかわからない。プレミアリーグ優勝を争うチームも、残留をもくろむチームも誰もわかってないはずだ」…おっしゃるとおりですね。特に今季は、ワールドカップイヤーで全体的に日程がタイトになっており、2月には悪天候で中止になった試合もあったので、例年にも増して延期試合の消化に苦しんでいます。しかし、残り5試合の時点で最大2試合も差があると「結局、今、どこが有利なの!?」と、ときどき混乱しますよね。そこで今回は、プレミアリーグもいよいよラストスパートということで、あらためて優勝争いがどうなっているのかを整理してみました。

以下が、プレミアリーグ3強の現在の勝ち点、残り試合を全勝した場合の最大勝ち点、スケジュールと対戦相手になります。最大勝ち点が多いのは、2試合消化が少ないマンチェスター・シティですが、ここまでくると、それは必ずしもアドバンテージではないですね。勝ち点を乗せられるメリットより、落とすリスクが他より高いと見たほうが妥当なのではないかとすら思います。

【マンチェスター・シティ】22勝4分け5敗=勝ち点70 最大勝ち点91
4/13(日) プレミアリーグ VSリヴァプール(A)
4/16(水) プレミアリーグ VSサンダーランド(H)
4/21(月) プレミアリーグ VS WBA(H)
4/27(日) プレミアリーグ VSクリスタル・パレス(A)
5/3 (土) プレミアリーグ VSエヴァートン(A)
5/7 (水) プレミアリーグ VSアストン・ヴィラ(H)
5/11(日) プレミアリーグ VSウェストハム(H)

【リヴァプール】23勝5分け5敗=勝ち点74 最大勝ち点89
4/13(日) プレミアリーグ VSマンチェスター・シティ(H)
4/20(日) プレミアリーグ VSノーウィッチ(A)
4/27(日) プレミアリーグ VSチェルシー(H)
5/3 (土) プレミアリーグ VSクリスタル・パレス(A)
5/11(日) プレミアリーグ VSニューカッスル(H)

【チェルシー】22勝6分け5敗=勝ち点72 最大勝ち点87
4/8 (火) チャンピオンズリーグ VSパリ・サンジェルマン(H)
4/13(日) プレミアリーグ VSスウォンジー(A)
4/20(日) プレミアリーグ VSサンダーランド(H)
4/27(日) プレミアリーグ VSリヴァプール(A)
5/3 (土) プレミアリーグ VSノーウィッチ(H)
5/11(日) プレミアリーグ VSカーディフ(A)

青字はトップ5同士の直接対決、赤字はプレミアリーグ15位以下との試合を示しています。それぞれのアドバンテージとリスクを見ていくと、こうなります。

■マンチェスター・シティ
〇=(メリットとリスク、両面あるが)残り試合が多く、最大勝ち点ではトップ
〇=プレミアリーグ15位以下との対戦はいずれもホーム
×=リヴァプール、エヴァートンと、CL出場権に近いライバル対決がアウェイで2試合
×=ミッドウィークのゲームが2試合あり、リヴァプールより日程がタイト
×=ケガ人が戻らず、余裕がないDFライン

■リヴァプール
〇=(メリットとリスク、両面あるが)ライバルとの直接対決が多い
〇=残留争いをしている死に者狂いのチームとの対戦が少ない
〇=試合はきっちり週1回と、ゆとりのスケジュール
〇=致命的なケガ人はいない
×=監督にも主力選手にもプレミアリーグ優勝経験がない

■チェルシー
〇=エトーが戻れば戦力はほぼ万全
×=現在の勝ち点ではリヴァプール、最大勝ち点ではマン・シティより下で、
   唯一自力優勝の可能性がない
×=チャンピオンズリーグで勝ち進んでおり、パリ・サンジェルマンを倒せば
   モレなく2試合ついてくる
×=ライバル・リヴァプールとのアウェイ戦を残している
×=直接対決と残留争いチームとの対戦しかなく、毎試合、修羅場

こうしてみると、アストン・ヴィラとクリスタル・パレスに敗れた、チェルシーの3月の2敗は強烈に痛かったですね。私は以前の記事で、今季の優勝予測として、

2013-14シーズンのプレミアリーグ優勝は、リヴァプールVSチェルシーの勝ったほう

と書きましたが、チェルシーは上位のコケ待ちとなってしまい、下位チームの順位変動で残り試合もよりシビアな対戦と化しているので、番狂わせが頻発するスクランブルな状況にならない限りは圧倒的に不利です。ミチュやボニーという飛び道具があって、アーセナルやエヴァートンと好ゲームを展開したばかりのスウォンジーと今やるのは嫌ですよね。

長くなりましたので、ここで1回、切らせていただきます。続きは「まさに決戦前夜!”リヴァプール直接対決”の結果で変わる、プレミアリーグの優勝の行方!【後篇】」になります。

おもしろいと思っていただけた方は、お時間あれば、下のブログランキングバナーをクリックしていただけると大変うれしいです。所要時間は5秒です。何とぞよろしくお願いいたします!


コメントを残す