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プレミアリーグ残留をめざす「草刈り場セインツ」。補強第2弾はクーマンの弟子、FWペッレ!

プレミアリーグ残留どころか、もしかするとさらなるジャンプアップを狙っているのかもしれません。ララナの後釜としてトゥヴェンテのセルビア代表MFドゥシャン・タディッチを獲得したサウサンプトンが、今度はリヴァプールに移籍したFWリッキー・リー・ランバートの代役を確保しました。物色したのは、またもオランダ・エールディヴィジ。しかも今度はバリバリのクーマンコネクションです。フェイエノールトのイタリア人長身FWグラツィアーノ・ペッレは、セインツ新監督ロナルド・クーマンの誘いは絶対に断れないでしょう。

最初のクラブはイタリアのレッチェ。その後セリエAの中堅クラブやオランダのAZなどを転々とし、年間5ゴールですら、ろくに決められなかった凡庸なFWだったペッレは、27歳でフェイエノールトに移籍すると、クーマン監督の下で開花。2年間で57試合50ゴールという好成績を挙げ、クラブの博物館にコーナーができるほどの絶対的エースに成長しました。若い頃は、イタリアU-21代表やオリンピック代表に選ばれていたぐらいの選手なので、潜在能力はあったのですが、力を引き出してくれるチームや監督と出会うのが遅かったのですね。恩師クーマン監督から、「一緒にプレミアリーグで戦ってくれ」といわれて、ペッレは二つ返事だったのではないかと思われます。

ペッレの移籍金は非公表ですが、イギリスメディア「スカイスポーツ」が、交渉時に「750万ユーロ(約10億3000万円~1200万ユーロ(約16億6000万円)の攻防」と報じていたので、15億円前後で着地したのではないでしょうか。20億円弱といわれていたMFタディッチと合わせると、約35億円。ララナとランバート放出で得た移籍金は総額50億円ぐらいなので、15億円お安く、それなりの即戦力を獲得できた格好となります。クーマン監督、なかなかやりますね。

193センチと上背があってヘディングが強く、懐が深いボールキープによるポストプレーも見どころのひとつ。強靭なフィジカルはプレミアリーグ向きです。大型選手の割に器用さもあり、味方のゴールを演出するラストパスが出せるあたりは、前任者リッキー・リー・ランバートと似ており、周囲の選手の理解も早いのではないでしょうか。今季のプレミアリーグでは、ペッレとタディッチを、ララナ、ランバートと比べながら観るのも楽しそうです。

彼らにジェイ・ロドリゲスやガストン・ラミレス、ワンヤマ、ウォードプラウズらが絡む攻撃スタイルが完成すれば、シュナイデルランやデヤン・ロブレンが移籍したとしても、セインツはプレミアリーグ上位クラブにとってやっかいな存在でい続けられるかもしれません。そうそう、ロブレン移籍となれば、吉田麻也にとってもチャンスですね。オランダを知る日本代表CBにとっては、クーマン新体制は悪くないでしょう。今後の移籍市場でも、セインツを引き続きマークしていきたいと思います。(グラツィアーノ・ペッレ 写真著作者/Jan Roelfsema)

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