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続々移籍決定!リヴァプールはMFマルコヴィッチ、チェルシーは懸案の左SBフェリペ・ルイス獲得!

リヴァプールが、移籍合意間近といわれていたベンフィカMF、ラザル・マルコヴィッチの獲得を発表しました。移籍金は、ベンフィカ側の発表によれば1250万ユーロ(約17億5000万円)。マルコヴィッチの保有権の半分は投資ファンドが持っていると伝えられており、残りの半分をベンフィカがリヴァプールに譲渡した、という体になっているようです。ファンドの存在は気になるものの(活躍したとき、高額で買い取らされる等のリスクがありそう)、払うキャッシュだけでいえば、特段高額でもなくまずまずの金額ですね。

リヴァプールの公式サイトには、既にマルコヴィッチのインタビューが掲載されており、「プレミアリーグは最強」「リヴァプールの試合は欠かさずチェックしていた」「最も興奮するプレイヤーはキャプテン・ジェラード」「ベンフィカでも経験したが、ここでもチャンピオンズリーグに出られるのは素晴らしいこと」「ポジションは左が好ましいけれど、どこでもやる」とクラブに対するロイヤリティが高く、チームに加わる準備はできているようです。

マルコヴィッチは、左サイドからドリブルで中に侵入してスルーパスやワンツーなどからフィニッシュを狙うプレイを得意としており、コウチーニョやヘンダーソンとポジションを争うことになりそうです。「パルチザンでもベンフィカでもタイトルを獲得してきた。リヴァプールでもタイトルを獲りたいと考えている」と語る20歳の新鋭がどこまでやれるか。昨季26試合5ゴールと、ベンフィカのポルトガル国内三冠に貢献したテクニシャンのプレミアリーグデビューに注目です。

以前、マルコヴィッチをリヴァプールと争っていると伝えられていたチェルシーは、難産だったアトレティコ・マドリードの左SBフェリペ・ルイスとの移籍交渉が、ようやく正式に着地しました。こちらは昨日までにメディカルチェックを終え、両クラブからオフィシャルに発表があったので、もう間違いないでしょう。6月末には1度、移籍合意といわれていた話ですが、その後のフェリペ・ルイスとアトレティコ・マドリードのコミュニケーションが良好ではなく、チェルシー側がやきもきさせられていたようです。移籍金は公表されていないものの、イギリス紙「デイリー・スター」の直近の記事では2000万ポンド(約34億5000万円)と報じられています。モウリーニョ監督にとっては、ジエゴ・コスタやセスク獲得より、フェリペ・ルイスのほうが緊張感が高かったのではないでしょうか。世界的に人材が少ない左SBは、話が決裂すると、とたんにリカバーが難しくなります。

チェルシーがさらに補強するとすれば、CBとMFで併用されていたダヴィド・ルイスと、契約延長を断念したランパードがいなくなった中盤の真ん中とCBでしょう。「ミケルを売りに出す」「アーセナルが話を進めているケディラに横槍を入れている」という報道もあり、これから1~2名は新しい話がありそうです。リヴァプールの重要課題はスアレスの後釜と左SBアルベルト・モレノですが、ルーカスがどうなるかわからないセンターMFについても動くかもしれません。続々と当確印が押されながらも、プレミアリーグ上位クラブの新戦力獲得バトルは、8月まで続きそうな勢いです。

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“続々移籍決定!リヴァプールはMFマルコヴィッチ、チェルシーは懸案の左SBフェリペ・ルイス獲得!” への2件のフィードバック

  1. らった より:

    イングランドでは共同保有は認められていないのでリバプールはベンフィカに1250万ユーロ、第三者に1250万ユーロの合計2500万ユーロを支払い保有権を100%受け取ったということですよね?
    チェルシーはフィリペルイスですか。良い補強ですね。現在世界最高の左ラテラルなのでプレミアでも十分活躍できると思います。

  2. makoto より:

    らったさん>
    ベンフィカに1250万ユーロ払って終わり、という認識でした。裏取りして、異なる事実があれば注釈を入れたいと思います。ご指摘ありがとうございました。

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