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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

アーセナル、2人めの補強が決定!懸案の右SBは、超即戦力のフランス代表マテュー・ドビュッシー!

攻撃センスはあるものの守備が荒いといわれているセルジュ・オーリエや内田篤人より、28歳といい年齢ではありながら、攻守のバランスがいいこちらのほうが即戦力としては堅いでしょう。 アレクシス・サンチェスに続くアーセナルの補強2人め、懸案の右サイドバックが決まりました。プレミアリーグ経験者であるニューカッスルのマテュー・ドビュッシー。公式サイトのトップで、左腕にタトゥーが光るバストアップの写真がデカデカと掲載されています。グーナーのみなさんは、ほっとしたでしょう。サニャが抜けたこのポジションがいちばんのネックでしたね。おめでとうございます!

10年弱に渡ってリールで活躍し、233試合に出場していたドビュッシーがプレミアリーグにやってきたのは、2012年の夏にシブいオファーを蹴られたニューカッスルが、再オファーで獲得に成功した2013年1月のマーケット。前年の夏に行われたユーロで全試合に出場し、代表に定着していたドビュッシーは、当時絶不調でプレミアリーグ残留争いに巻き込まれていたニューカッスルの右サイドで堤防となり、昨季のクラブのトップ10復帰に貢献。ワールドカップブラジル大会でも、エヴラ、ヴァラン、サコと最終ラインを形成し、チームのベスト8進出に貢献しました。プレミアリーグの選手がパッとしなかったワールドカップでしたが、レアル・マドリードのヴァラン以外は、GKロリスも含めて全員プレミアリーグ所属だったフランスの守備は悪くなかったですね。ドイツとのクウォーターファイナルは、決勝のカードでもおかしくない組み合わせであり、試合内容でした。

ドビュッシーの移籍金は、イギリスメディア「スカイスポーツ」では1200万ポンド(約20億8000万円)と、従来の報道どおりの額を掲載しておりましたが、フランスの「レキップ」は1000万ユーロ(約13億7000万円)と報じており、いずれにしても代表SBの獲得額としては悪くない着地です。プレミアリーグに慣れる時間を必要としないドビュッシーは、クラブにはコシールニーやフラミニという同郷の選手もおり、フランス人監督ヴェンゲルさんの下で早期にフィットするのではないかと思われます。

さて、アーセナルの第3の男、ケディラ獲得はうまくいくのでしょうか。ドイツ代表のセンターMFに関する直近の情報はミステリアスです。イギリスとスペインの複数紙が「アーセナルとレアル・マドリードは合意。あとはアーセナルとケディラの条件交渉のみ」と報道。アーセナルの公式サイト(こちらは多分に怪しいですが)とツイッターにも話を進めていると新聞記事が引用されているにも関わらず、ケディラの代理人は「まったく話はない。ケディラはレアル・マドリードと契約延長の話をしている」と発言しているようです。

さあ、誰かが嘘をついています。こういう場合は、多くはマスコミの「飛ばし記事」だったりするのですが、複数紙に同時掲載される場合は「火のないところに煙は立たず」。まったく根拠がない記事のほうが少ないと思われます。私のヨミは、「ケディラの代理人が、交渉を有利に進めようととぼけている」です。レアル・マドリード残留の線がないとわかると、ケディラに興味を持っているといわれるアーセナルやチェルシーのプレミアリーグ勢に足元をみられ、年棒の値引き交渉一色になってしまいます。ケディラ側としては「いい話じゃなければ、レアル・マドリード残留」というカードをチラつかせながら、交渉をしたいのではないかと思います。

もしそうであれば、昨日レアル・マドリードが発表した「トニ・クロース獲得」に、いちばん渋い顔をしているのは、ケディラ代理人のヨルグ・ノイバウアー氏でしょう。どこからどうみても、「ケディラにますますポジションはなさそう」「レアル・マドリードは誰かを売って資金回収したがってそう」に見えますよね。この話の結末についてはまだ何ともいえませんが、ケディラを早期に獲得できて、ヴェルマーレン残留が決まり、ジョエル・キャンベルをレンタルに出さないとなれば、戦力的にはOK、そこから先の移籍話はすべてアドオン。アーセナルとサポーターにとっては久しぶりに過ごす「文句なしの夏」になりますが、果たして…。(マテュー・ドビュッシー 写真著作者/Станислав Ведмидь)

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“アーセナル、2人めの補強が決定!懸案の右SBは、超即戦力のフランス代表マテュー・ドビュッシー!” への7件のフィードバック

  1. アーセナル より:

    勘ですがおそらくケディラは来ないと思います
    お金の問題になったら大体失敗に終わるのがアーセナルですから
    あともしアフリカ選手権の頻度が少なければ本命はオーリエ
    だったんじゃないかなと想像しています

  2. londres nord より:

    昨季は少しケチってLグスタヴォを獲り逃し、フラミニ復帰で結果オーライでした。しかし、ケディラの代理人は微妙な立場ですね。既にマドリーで居場所なし、3列目が沢山いるチェルシーはアーセナルの邪魔をしたいだけ、エジルやサンチェスなみの年棒でアーセナルと契約するしか選択肢がないような気がします。抑えでシュナイデルランを早く獲得してほしいですね。
    ガナーズの現・旧キャプテンがカリブ海でバカンスですから、フェルマーレンはユナイテッドがほぼ決定のような気がします。

  3. makoto より:

    アーセナルさん londres nordさん>
    状況的にケディラは、レアル・マドリードには残れないんじゃないかと思います。結局、アーセナルはいけるのではないでしょうか。ヴェルマーレン残留の方が厳しそうです。限りなく勘に近い「ヨミ」ですが。

  4. プレミア より:

    チェルシーの3列目がたくさんいるっていうのは、誰のことを言っているのでしょうか?
    トップチームはマティッチ、セスク、ラミレス、そして放出が噂されるミケルしかいないのでは?
    ロメウがレンタルかどうなるかにもよりますが。
    アーセナルだってウィルシャー、ラムジー、フラミニ、アルテタ、そしてディアビ(?)、チェンバレン(?)などもいますよね?

  5. プレミア より:

    チェルシーの3列目がたくさんいるっていうのは、誰のことを言っているのでしょうか?
    トップチームはマティッチ、セスク、ラミレス、そして放出が噂されるミケルしかいないのでは?
    ロメウがレンタルかどうなるかにもよりますが。
    アーセナルだってウィルシャー、ラムジー、フラミニ、アルテタ、そしてディアビ(?)、チェンバレン(?)などもいますよね?

  6. londres nord より:

    私が言っている3列目とは、CBの前のフィルター役になれる選手で、SBが上がった時はサイドのカバー、防戦一方の時は第3のCBになれるDMFの事です。
    ガナOBで云えば、G・シウバやエドゥ、E・プティ、G・グリマンディなどのことです。

  7. londres nord より:

    ソングを忘れてました。

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