2020.06.15 アーセナルの話題
プレミアリーグ再開間近!現地メディアが「アーセナルの厳しすぎる残り10試合」をデータで解説!
「The Premier League is back」。ようやく、プレミアリーグが戻ってきます。2日後に再開初戦を迎えるアーセナルの現状をレポートしているのは「スカイスポーツ」。記事の書き出しを見て、一気にテンションが上がりました。ミッドウィーク開催となる28節の延期試合と週末の30節には、注目の対戦が3つもあります。マンチェスター・シティVSアーセナル、トッテナムVSマンチェスター・ユナイテッド、グディソンパークのマージーサイドダービー。ペップが敗れ、クロップが勝てばリヴァプールのプレミアリーグ初制覇が決定。アーセナルとトッテナムは、初戦を落とすとTOP4フィニッシュが厳しくなります。
ガナーズに関するレポートは、「キーラン・ティアニー、エクトル・ベジェリン、ロブ・ホールディングがベストコンディションを取り戻し、3月に骨折したルーカス・トレイラがトレーニングを再開」というぐらいしかトピックスがないのですが、データ分析が看板の「スカイスポーツ」らしく、記事中に2つの興味深いグラフが掲載されています。ひとつは「対戦相手の平均順位」。もうひとつは、「CL出場権を争うクラブにおけるトップ6&ボトム6との残り試合」です。ひと目見て、オリヴァー・イェウ記者が取り上げた意図がわかりました。彼がいいたかったのは、「アーセナルのTOP4奪還ルートは茨の道である」という1点です。
まずは、対戦相手の平均順位をチェックしてみましょう。最も苦しいのはボーンマスとクリスタル・パレスで8.2。順位テーブルでは7位に踏ん張っているシェフィールド・ユナイテッドが9.4で5番めに入っており、アーセナルはトッテナムと0.1差の10.5で8位となっています。ライバルは軒並み下位で、チェルシーは11.0で13位、レスターは11.3で15位。チェルシーを追撃しているウルヴスは11.8で18位、マンチェスター・ユナイテッドは12.3で最下位です。
こんなデータを出されると、「相手の平均順位が低ければいいってもんじゃない。終盤戦は、プレミアリーグ残留をめざすチームが死に物狂いで向かってくるのが怖いのだから」という声もあるでしょう。これに対して、「ですよね!」とばかりにまとめられているのが、「トップ6&ボトム6との残り試合」のほうです。3位レスターと6位ウルヴスは、上位1試合&下位3試合で最も少なく、マンチェスター・ユナイテッドは上位ひとつで下位が4。8位トッテナムも、見上げるゲームはマンチェスター・ユナイテッドとレスターで、下はボーンマスとハマーズのみと悪くない組み合わせです。
降格候補はヴィラのみのシェフィールド・ユナイテッドは、TOP6のレスター、チェルシー、マンチェスター・ユナイテッド、ウルヴスに加えてトッテナムまで残していますが、「シックスポインターをすべて制すれば、自力でCL出場権を奪取できる悔いのないフィクスチャー」と前向きに捉えるしかありません。リヴァプール、マン・シティ、ウルヴスと戦わなければならないチェルシーは、ボトム6も4試合あり、マンチェスター・ユナイテッドとのCL出場権争いは厳しいバトルとなりそうです。さあ、お待たせしました。トリを飾るのはアーセナルです。彼らの10試合がいかに厳しいかを、丁寧に説明しましょう。
上位対決は、マンチェスター・シティ、ウルヴス、レスター、リヴァプール。降格ゾーンはブライトン、ノリッジ、ヴィラ、ワトフォードと10試合中8試合がやっかいな対戦です。叩いても順位変動に関係なさそうな1位~3位を全残しというのが嫌ですね…。残りの2試合も、敵地開催のノースロンドンダービーと残留が決まっていないセインツで、アウェイで6試合を戦うのは彼らだけです。この逆境からCL出場権を勝ち取ったら、ミケル・アルテタは英雄でしょう。2050年に68歳になるマネージャーが、サカやネルソンを従えて指揮を執っていたら…と果てしない妄想に耽ってしまいそうです。その頃は、コロナウイルスも歴史の教科書に収まっているといいですね。「何でこの年だけ、7月に試合してんの?」と聞かれたときに、すらすら答えられるようにしておきましょう。
…すみません。最後に話を膨らませて、オチを見失ってしまいました。アーセナルのみなさん、ケガとコロナに気をつけて、がんばってくださいね!
ガナーズに関するレポートは、「キーラン・ティアニー、エクトル・ベジェリン、ロブ・ホールディングがベストコンディションを取り戻し、3月に骨折したルーカス・トレイラがトレーニングを再開」というぐらいしかトピックスがないのですが、データ分析が看板の「スカイスポーツ」らしく、記事中に2つの興味深いグラフが掲載されています。ひとつは「対戦相手の平均順位」。もうひとつは、「CL出場権を争うクラブにおけるトップ6&ボトム6との残り試合」です。ひと目見て、オリヴァー・イェウ記者が取り上げた意図がわかりました。彼がいいたかったのは、「アーセナルのTOP4奪還ルートは茨の道である」という1点です。
まずは、対戦相手の平均順位をチェックしてみましょう。最も苦しいのはボーンマスとクリスタル・パレスで8.2。順位テーブルでは7位に踏ん張っているシェフィールド・ユナイテッドが9.4で5番めに入っており、アーセナルはトッテナムと0.1差の10.5で8位となっています。ライバルは軒並み下位で、チェルシーは11.0で13位、レスターは11.3で15位。チェルシーを追撃しているウルヴスは11.8で18位、マンチェスター・ユナイテッドは12.3で最下位です。
こんなデータを出されると、「相手の平均順位が低ければいいってもんじゃない。終盤戦は、プレミアリーグ残留をめざすチームが死に物狂いで向かってくるのが怖いのだから」という声もあるでしょう。これに対して、「ですよね!」とばかりにまとめられているのが、「トップ6&ボトム6との残り試合」のほうです。3位レスターと6位ウルヴスは、上位1試合&下位3試合で最も少なく、マンチェスター・ユナイテッドは上位ひとつで下位が4。8位トッテナムも、見上げるゲームはマンチェスター・ユナイテッドとレスターで、下はボーンマスとハマーズのみと悪くない組み合わせです。
降格候補はヴィラのみのシェフィールド・ユナイテッドは、TOP6のレスター、チェルシー、マンチェスター・ユナイテッド、ウルヴスに加えてトッテナムまで残していますが、「シックスポインターをすべて制すれば、自力でCL出場権を奪取できる悔いのないフィクスチャー」と前向きに捉えるしかありません。リヴァプール、マン・シティ、ウルヴスと戦わなければならないチェルシーは、ボトム6も4試合あり、マンチェスター・ユナイテッドとのCL出場権争いは厳しいバトルとなりそうです。さあ、お待たせしました。トリを飾るのはアーセナルです。彼らの10試合がいかに厳しいかを、丁寧に説明しましょう。
上位対決は、マンチェスター・シティ、ウルヴス、レスター、リヴァプール。降格ゾーンはブライトン、ノリッジ、ヴィラ、ワトフォードと10試合中8試合がやっかいな対戦です。叩いても順位変動に関係なさそうな1位~3位を全残しというのが嫌ですね…。残りの2試合も、敵地開催のノースロンドンダービーと残留が決まっていないセインツで、アウェイで6試合を戦うのは彼らだけです。この逆境からCL出場権を勝ち取ったら、ミケル・アルテタは英雄でしょう。2050年に68歳になるマネージャーが、サカやネルソンを従えて指揮を執っていたら…と果てしない妄想に耽ってしまいそうです。その頃は、コロナウイルスも歴史の教科書に収まっているといいですね。「何でこの年だけ、7月に試合してんの?」と聞かれたときに、すらすら答えられるようにしておきましょう。
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