2020.07.11 アーセナルの話題
イエローもレッドもリーグ1位!?アーセナルを変えてしまった4人のスタッツを徹底チェック!
1位アーセナル、2位トッテナム、3位がボーンマスで、19位レスター、最下位はリヴァプール。何のランキングか、わかります?では、こちらはいかがでしょう。1位アーセナル、2位はマンチェスター・シティとサウサンプトンで、マンチェスター・ユナイテッド、チェルシー、バーンリーはゼロ。察しのいいプレミアリーグファンは、最初のランキングの下位を見て、正解に辿り着いたのではないでしょうか。前者はプレミアリーグ2019-20シーズンにおけるイエローカードの枚数。後者はレッドカードです。
1-0でリードしていたレスター戦の73分。2分前にラカセットと代わったばかりのエンケティアが、ジェームス・ジャスティンの踝をスパイクの裏で蹴ってしまい、VARによって1発レッドとなりました。ダヴィド・ルイスが2回、オーバメヤン、エンケティア、メートランド=ナイルズが1回ずつ。レッドカードを5枚集めたアーセナルは、イエローも73枚でリーグTOPを走っており、35枚しかもらっていないリヴァプールをダブルスコアで引き離しています。
レスターと優勝を争った2015-16シーズンは、イエローカード40枚で最下位だったチームは、TOP4フィニッシュの連続記録が途絶えてから、順位を上げ続けています。2016-17シーズンは68枚で13位、ヴェンゲル体制の最後の1年は57枚で11位。エメリ初年度に72枚で4位にジャンプアップし、今季プレミアリーグでいよいよ首位という流れです。美しいパスワークをベースとするクリーンなフットボールというイメージがあったガナーズは、何がきっかけでラフプレーが多いチームに変貌を遂げたのでしょうか。
調べ始めてすぐに、実にわかりやすい理由を発見しました。2016年夏、グラニト・ジャカとシュコドラン・ムスタフィが入団。ムスタフィは初年度から11枚と頭角を現し、ジャカと合わせて16枚を記録しています。翌シーズンは、ジャカが10でムスタフィが6。2018-19シーズンはジャカが10をキープしてムスタフィは9とパワーアップ。エメリ監督に冷遇されたムスタフィは、今季は2枚に留まっていますが、ジャカは8枚でチームを牽引。元キャプテンの奮闘に呼応するかのように、5枚以上が8人もおり、リーグTOPの座を盤石にしています。
エメリ体制になってからTOP4にジャンプアップしたのは、パパスタソプーロスとグエンドゥジというニューフェイスが加わったからです。入団初年度に12枚を突き付けられた屈強なCBは、プレミアリーグ19試合と出番が減った今季も6枚をゲット。エメリ初年度に9枚だった若きセントラルMFも、これまで6枚を得てチームを首位に押し上げる要素となっています。クセがスゴいCBとMFでベースを築いたうえで、中盤がスカスカになるシーンが増えたため、不利な体勢で奪いにいった選手が次々とコレクション…アルテタ監督がトーマス・パーティーを欲しがる理由がよくわかります。
ニューカッスルのドゥブラフカに次ぐ110セーブを強いられたベルント・レノは、アリソンとシュマイケルに僅差で3位の77.6%というセーブ率を記録しています。彼の奮闘がなければ、赤と黄色を乱発したチームはボトム10に落ちていたかもしれません。スマートなビルドアップから鋭い速攻を仕掛けようとしていたチームは、やりたいサッカーと連れてきた選手がズレていたのでしょうね…。
クロップ監督が10月に就任した2015-16シーズンは、イエロー61枚で7位だったリヴァプールは、その後の4シーズンを19位、19位、最下位、最下位で過ごしています。フットボールのコンセプトを明確にして、相性のいい選手、弱点を補強してくれる選手を吟味するのがいかに重要かは、彼らの足跡を見るとよくわかります。イエロー&レッドカードランキングの結果を最も真摯に受け止めるべきは、直近4シーズンの即戦力補強でオーバメヤンとレノしか成功者を出していない経営ボードであるのは間違いありません。
1-0でリードしていたレスター戦の73分。2分前にラカセットと代わったばかりのエンケティアが、ジェームス・ジャスティンの踝をスパイクの裏で蹴ってしまい、VARによって1発レッドとなりました。ダヴィド・ルイスが2回、オーバメヤン、エンケティア、メートランド=ナイルズが1回ずつ。レッドカードを5枚集めたアーセナルは、イエローも73枚でリーグTOPを走っており、35枚しかもらっていないリヴァプールをダブルスコアで引き離しています。
レスターと優勝を争った2015-16シーズンは、イエローカード40枚で最下位だったチームは、TOP4フィニッシュの連続記録が途絶えてから、順位を上げ続けています。2016-17シーズンは68枚で13位、ヴェンゲル体制の最後の1年は57枚で11位。エメリ初年度に72枚で4位にジャンプアップし、今季プレミアリーグでいよいよ首位という流れです。美しいパスワークをベースとするクリーンなフットボールというイメージがあったガナーズは、何がきっかけでラフプレーが多いチームに変貌を遂げたのでしょうか。
調べ始めてすぐに、実にわかりやすい理由を発見しました。2016年夏、グラニト・ジャカとシュコドラン・ムスタフィが入団。ムスタフィは初年度から11枚と頭角を現し、ジャカと合わせて16枚を記録しています。翌シーズンは、ジャカが10でムスタフィが6。2018-19シーズンはジャカが10をキープしてムスタフィは9とパワーアップ。エメリ監督に冷遇されたムスタフィは、今季は2枚に留まっていますが、ジャカは8枚でチームを牽引。元キャプテンの奮闘に呼応するかのように、5枚以上が8人もおり、リーグTOPの座を盤石にしています。
エメリ体制になってからTOP4にジャンプアップしたのは、パパスタソプーロスとグエンドゥジというニューフェイスが加わったからです。入団初年度に12枚を突き付けられた屈強なCBは、プレミアリーグ19試合と出番が減った今季も6枚をゲット。エメリ初年度に9枚だった若きセントラルMFも、これまで6枚を得てチームを首位に押し上げる要素となっています。クセがスゴいCBとMFでベースを築いたうえで、中盤がスカスカになるシーンが増えたため、不利な体勢で奪いにいった選手が次々とコレクション…アルテタ監督がトーマス・パーティーを欲しがる理由がよくわかります。
ニューカッスルのドゥブラフカに次ぐ110セーブを強いられたベルント・レノは、アリソンとシュマイケルに僅差で3位の77.6%というセーブ率を記録しています。彼の奮闘がなければ、赤と黄色を乱発したチームはボトム10に落ちていたかもしれません。スマートなビルドアップから鋭い速攻を仕掛けようとしていたチームは、やりたいサッカーと連れてきた選手がズレていたのでしょうね…。
クロップ監督が10月に就任した2015-16シーズンは、イエロー61枚で7位だったリヴァプールは、その後の4シーズンを19位、19位、最下位、最下位で過ごしています。フットボールのコンセプトを明確にして、相性のいい選手、弱点を補強してくれる選手を吟味するのがいかに重要かは、彼らの足跡を見るとよくわかります。イエロー&レッドカードランキングの結果を最も真摯に受け止めるべきは、直近4シーズンの即戦力補強でオーバメヤンとレノしか成功者を出していない経営ボードであるのは間違いありません。
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結果が全てで数字を見れば明らかなこともよくわかっており、アーセナルがトップなのもそのとおり。
ただ、カードが出るかどうかは審判の判断であり、最近だって思い切り踏んでたのにカードなしとゆうのを見たばかりで、なんか単純になっとくできないなぁと思います。
ファールに対するカードの率なんかも見たらいろいろ見えてくるだろうし、チェルシー戦のジョルジーニョだったり前のヴァーディだったり出てもいいのに出てないプレイは間違いなくあったと思いますし、それによって落としたポイントははかり知れず、逆に見逃されたチームはなかったポイントをゲットしてるとか考えると、なんかこうモヤモヤしますね、結果が全てなのはわかってますけど。