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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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レッズ、負傷者続出!堅守を構築したアーセナルは「7年の恨み」を晴らせるか!?

プレミアリーグ開幕節のノリッジ戦を0-3、バーンリー戦を2-0で制したリヴァプールは、5節まで4勝1分と順調なスタート。ブレントフォード、チェルシー、マンチェスター・シティ相手にゴールを決められず、いきなり3連敗のアーセナルは、ノリッジとバーンリーにいずれも1-0辛勝と低調でした。

5節終了時の勝ち点差は7。リヴァプールはプレミアリーグのトロフィー、アーセナルはEL出場権奪取と別な目標を追うのかと思われた序盤戦から2ヵ月、両者のギャップは2ポイントに詰まっています。アンフィールドで行われる12節のシックスポインターで勝てば、アーセナルはリヴァプールをかわしてTOP4に浮上。5試合以上を消化してからガナーズがクロップの上に立つのは、御大ヴェンゲルが指揮を執っていた2017-18シーズンの14節以来です。

直近の公式戦10試合を8勝2分と絶好調のアーセナルですが、舞台がアンフィールドとなると3ポイントのハードルは格段に高くなります。昨季プレミアリーグは3-1、その前の6シーズンを遡ると5-1、4-0、3-1、3-3、2-2、5-1。最後に勝ったのは、サー・アレックスが現場にいた2012-13シーズンで、相手の指揮官はブレンダン・ロジャースです。1ポイントが精一杯だった7年は、1試合あたり3.57失点。今回の最大の興味も「ガナーズはレッズの攻撃を封じられるか」でしょう。

ここまで読んでいただいた方の過半が、アンフィールドならレッズの「順当勝ち」と考えているのではないでしょうか。しかし今回は、ガナーズにとって千載一遇のチャンスです。クロップ監督のチームは、負傷者続出。フィルミーノ、ミルナー、ナビ・ケイタがハムストリングを痛めており、ふくらはぎを痛めているジョー・ゴメスも微妙な状況です。

さらにもうひとり、負傷者リストにキーマンが加わってしまいました。ワールドカップ予選のトーゴ戦に出場したサディオ・マネが、空中戦で肋骨を痛めて28分にアウト。「リヴァプール・エコー」は、「深刻ではない。大事を取っただけ」というアリュー・シセ監督のコメントを紹介していますが、フロントスリーから2人を欠いたら厳しい戦いになりそうです。

対するガナーズは、欠場が決まっているのはグラニト・ジャカとコラシナツのみ。足首を痛めていたキーラン・ティアニーは、スコットランド代表でプレイしています。最大の懸念はトーマス・パーティーですが、アーセナルの事情に詳しい「Goal.com」のチャールズ・ワッツ記者は、「ガーナ代表に参加しようとしていたが、まだ治療中。アーセナルは、リヴァプール戦出場の望みを抱いている」と土曜日にツイート。間に合う可能性は充分にあります。

レッズの苦境を報じた「フットボールロンドン」は、ホームチームの土曜日のスタメンを予想しています。GKアリソン、DFアーノルド、マティプ、ファン・ダイク、ロバートソン、MFヘンダーソン、ファビーニョ、チアゴ・アルカンタラ、フロントスリーはサラー、ジョッタ、南野あるいはオリギ。右サイドの攻撃力は相変わらず脅威ですが、アーノルドの脇とロバートソンの裏を突ければおもしろい試合になりそうです。

勝つのはリヴァプールか、アーセナルか。リアルガチの予想は、マネやトーマス・パーティーの状態がはっきりする週末にトライしたいと思います。


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“レッズ、負傷者続出!堅守を構築したアーセナルは「7年の恨み」を晴らせるか!?” への1件のコメント

  1. グーナーです より:

    仮にリバプールからの失点を抑えたとしても、今度は「どうやって点をとるの?」問題が浮上します。ビルドアップはまだまだ発展途上。強豪相手には中盤あたりでアタフタするのが定番です。
    なのでここはもう開き直って、カウンターとセットプレーのチャンスを確実に活かしていくことを優先した方がいいと思っています。
    欲を張りすぎることなく、まずは無失点とポイント1。
    順位を上回るのはホール・エミレーツまでとっておいてもいいと思います。

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