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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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ロジャース、ポチェッティーノ…解任リーチといわれるスールシャール監督の後釜は!?

ひと頃は、マンチェスター降臨と噂されていたアントニオ・コンテは、トッテナムからのオファーを受けてしまいました。プレミアリーグ11節までで5勝2分4敗。開幕3連敗のアーセナルにもかわされ、6位に沈んだマンチェスター・ユナイテッドに、スールシャール監督の処遇を検討する意志が感じられなかったからでしょうか。ブックメーカーでは次なる解任監督の大本命ですが、現地メディアには「続投」という見方も多く、どちらにも転ぶかは今後の戦績次第のようです。

夏にインテルと袂を分かつことになり、フリーだったコンテ監督以外にも、マンチェスター・ユナイテッドのターゲットとして報じられていた指揮官がいます。ジネディーヌ・ジダン、エリック・テン・ハグ、ブレンダン・ロジャース。「ザ・サン」によると、現場復帰を焦っていないジダンは興味なしで、アヤックスのテン・ハグ監督も代理人を通じて交渉を拒否したそうです。

現在は、レスターを率いるブレンダン・ロジャース監督が本命視されていますが、マンチェスター・ユナイテッドの経営ボードは賛否両論ありと報じられています。スコティッシュ・プレミアシップで達成した2年連続トレブル、プレミアリーグ2013-14シーズンのリヴァプールの2位フィニッシュなど、実績は問題ないはずです。

反対派は、ライバルクラブの指揮を執っていたという履歴を気にしているのか、直近2年のレスターで最終盤にTOP4から陥落という詰めの甘さを懸念しているのか。いずれにしても、レスターでのチャレンジを楽しんでいる指揮官を口説くのは、簡単ではなさそうです。

1週間前には、「ラルフ・ラングニックが興味を示している」というドイツ発のゴシップが舞い込んできました。トゥヘル、ナーゲルスマン、シュミットらに多大な影響を与えた革命的戦術家は、ロコモティフ・モスクワのスポーツディレクターとして長期的な強化を推進するというミッションを捨てられるのでしょうか。7月に現職に就任したばかりのドイツ人を引き抜くという話は、「ビルト」のクリスティアン・フォルク記者の作文なのではないかと思われます。

「スールシャールの後任予想祭り」のなかで、私が身を乗り出したのは、「テレグラフ」のマイク・マッグラス記者のレポートです。「Mauricio Pochettino open to Premier League return – but will timing be right for Manchester United?」と題されたレポートは、今季のリーグアンでパリを優勝に導いた後なら、マウリシオ・ポチェッティーノ監督がプレミアリーグからのオファーを歓迎すると伝えています。

「マンチェスター・ユナイテッドにとって、そのタイミングは適切なのか?」。記者の問いかけは、リヴァプールに0-5で大敗し、2-0で完敗したマン・シティ戦でボックスに入らせてもらえなかったチームは半年待てるのかという意味合いでしょう。スールシャール監督には、何とかTOP4を死守していただきたいのですが、13節からのチェルシー戦とアーセナル戦で惨敗した場合は、チェルシーを2回救ったフース・ヒディンクのような代役を連れてくるしかありません。

ファン・ハールやモウリーニョができなかったプレミアリーグの頂点奪還は、野心あふれるアルゼンチン人指揮官にとって、魅力的なミッションなのではないかと思います。スールシャールのチームが復調したとしても、FAカップやヨーロッパリーグを制覇したとしても、来季以降は長期的にチームをまかせられる監督にバトンを渡していただければと願っています。


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