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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

プレス、カウンター、セットピース…リヴァプールVSアーセナル、現地記者が指摘する注目ポイント!

いつもながら、長く感じられるインターナショナルブレイクが終わり、プレミアリーグが戻ってきます。12節の最注目カードは、土曜日開催のリヴァプールVSアーセナル。アンフィールドで開催された過去7シーズンの対戦は、すべてトータル4ゴール以上で、今回もエキサイティングな攻め合いが期待されています。

「スカイスポーツ」のロン・ウォーカー記者は、「リヴァプールの守備」という観点で、勝負のポイントをレポートしています。プレミアリーグ開幕からの5試合でわずか1失点だったチームは、その後の6試合で10失点。スタートからの3試合で9失点を喫した後、ラムズデールや冨安健洋が加わり、8試合4失点の堅守を構築したアーセナルと対照的です。

「表面的には、彼らのスタッツはこれまで通りに積み重ねられている。リヴァプールは、どのチームよりもファイナルサードでボールを奪い返し、後方からのパスを阻止している」。記者が指摘する通り、リヴァプールのプレスによるボール奪取122回は、プレミアリーグNo.1。アーセナルは79回で12位に留まっており、リヴァプールのアタックを自陣深くでストップする時間が長くなりそうです。

ユルゲン・クロップは戦術の一貫性をキープしており、サラー、マネ、ジョッタは健在。ファン・ダイクが復帰した最終ラインは、6つのクリーンシートを記録しています。プレミアリーグを制覇したメンバーの大半が残っているチームが、ブレントフォードやブライトン、ウェストハムを相手に勝ち点をロストしたのはなぜなのか。「スカイスポーツ」の記事が課題としているのは、負傷者が多く不安定な中盤です。

「クロップ監督は、今季に入ってから既に9種類もの中盤の組み合わせを余儀なくされており、ゲームプラン通りの持続的なリズムを築くことができていない」

「あれから3年。ミルナーは36歳の誕生日を迎えようとしており、ワイナルドゥムはいなくなった。カーティス・ジョーンズ、アレックス・オックスレイド=チェンバレン、ナビ・ケイタらは今シーズン、それぞれステップアップをめざしているが、ボールを持っていないときもエネルギッシュな存在だったワイナルドゥムの穴を埋める準備ができているとはいえない」

「今シーズン、ヘンダーソンとファビーニョが一緒に出場したのは5試合だけ。どちらも完全にフィットしていないように見えることがある。このことが大きな影響を与えており、リヴァプールのゲームコントロールを難しくしている」

アーセナル戦でも、フィルミーノ、ジョー・ゴメス、ナビ・ケイタ、カーティス・ジョーンズ、ミルナーが欠場する見通し。ヘンダーソン、ファビーニョ、チアゴ・アルカンタラのベテラントリオが、サンビ・ロコンガやトーマス・パーティーから奪い返せなければ、アーノルドとツィミカスの裏を突かれる可能性が高まります。そしてもうひとつ、セットピースの攻防も注目ポイントです。

今季プレミアリーグで、アーセナルとリヴァプールはセットピースから6ゴールをゲットし、リーグTOPに並んでいます。ガナーズのカウンターからの2ゴールはリーグ4位。オープンプレーではたった5ゴールで、18位に沈んでいるアルテタのチームに、CKとFKをむやみに与えてはなりません。

11試合10ゴール7アシストと絶好調のサラーを擁するレッズが、プレスを駆使して押しつぶすのか。スミス・ロウとサカが左右から仕掛けるガナーズが速攻を決めるのか。ノースロンドンからやってくるアウェイチームが先制すれば、カウンターとプレスのテンションが上がっておもしろい試合になりそうです。私の予想は、2-2のドロー。いかがでしょうか?


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