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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

直近10試合で25ポイントはリーグTOP!アーセナルの快進撃を数字でチェック!

プレミアリーグの直近10試合で8勝1分1敗はリヴァプールを上回り、マンチェスター・シティと並んでTOPです。ペップのチームは24ゴール、アルテタは23ゴールと得点力では1歩及ばないものの、失点は7対9。短期間とはいえ、昨季プレミアリーグ王者を得失点差でかわすという芸当は、並のチームにできるものではありません。

快進撃の要因を、いくつか挙げてみましょう。前線の5人は、いずれも好調。とりわけ貢献度が高いのは、アレクサンドル・ラカゼットとブカヨ・サカです。一時は放出候補といわれていたベテランストライカーは、1ゴールながら7アシスト。ドリブルが冴える右ウイングは、6ゴール3アシストという数字を残しています。

10試合のうち3試合欠場、先発が3つしかないスミス・ロウは4ゴール。チームのトップスコアラーの10番をベンチに追いやったマルティネッリは4ゴール1アシストです。豊富な運動量で中盤を仕切るウーデゴーアは、2ゴール3アシスト。フィニッシュのバリエーションが増えたことが、2強と肩を並べる得点力につながっています。

ゴール&アシスト以外のチームランキングをチェックしてみましょう。ビッグチャンスクリエイトは、サカが6回でウーデゴーアが5回。サカのキーパス44本はプレミアリーグ全体の9位で、43本のウーデゴーアは11位です。クロス成功本数はサカが19本、ティアニーが14本。ドリブル成功数は、30回のサカが予想通りの1位ですが、2位はトーマス・パーティーで28回を記録しています。

そう、トーマス・パーティーの存在も、ガナーズの躍進を語るうえで欠かせない要素です。彼が出場しなかったプレミアリーグ5試合は、わずか1ゴールで1勝1分3敗。ドリブルとロングフィードで前線を活性化させるセントラルMFのパフォーマンスは、ルーカス・トレイラやグエンドゥジに落胆していたグーナーを元気にさせています。

過去10試合でリーグ最少失点の守備は、リーグ3位のセーブ率79.5%のラムズデールとベン・ホワイト&ガブリエウのCBコンビをほめるべきですが、中盤センターの安定も改善した理由のひとつでしょう。順風満帆のガナーズにとって、TOP4フィニッシュをめざすうえで最大の懸念は、ビッグ6との直接対決で1勝5敗という戦績です。

29失点のうち、5チームとのゲームで喫した失点は16。残り13試合でシックスポインターを4つ残しており、すべて敗れればCL出場権獲得は難しくなりそうです。最初の関門は、4日後のリヴァプール戦。優勝候補から勝ち点をもぎ取り、ロンドンダービーを互角以上の戦績でクリアできれば、6年ぶりのTOP4でシーズンを終えられるのではないでしょうか。レスター、レッズ、ヴィラと続くインターナショナルブレイク前の戦いぶりに注目しましょう。


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