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ジェズス獲得から、ハフィーニャ破談の経緯まで…エドゥTDの独占インタビューをチェック!

「ジンチェンコの獲得は、半年ほど前から計画されていた。ミケルが望むプレースタイルにおいて、できる限り最高の形でそのポジションをまかなうために」

「ミケルは一緒に働いていたから、誰よりも彼を知っているけど、この選手に関する情報を集めると、すべてトップレベルとなる。フットボーラーとしての資質だけでなく、人間としてもね。彼のような選手がチームにいるのは、われわれにとってとても重要なことだ」

アーセナルをプレミアリーグのTOP4に復帰させるべく、積極的な補強を続けるエドゥTDの独占インタビュー。「スカイスポーツニュース」でレポーターを務めるマイケル・ブリッジ氏とのやりとりのなかで、ジェズスやジンチェンコの獲得、ハフィーニャが破談になった経緯、アルテタ監督との関係などが率直に語られています。

今回は、ガナーズのディレクターの情熱的な仕事ぶりが伝わってくるいくつかの生声を、この夏の足跡として残しておきたいと思います。半年前からジンチェンコの獲得を検討していたと語ったエドゥTDは、「ガブリエウ・ジェズスが、移籍を決断するうえであなたの存在が大きかったといっているけど」と水を向けられると、即座に否定しました。

「いや、私じゃない。アーセナルだよ。私は、選手と契約するプロセスの一部にすぎない。選手や家族の前で、われわれが何者であるかを説明しているだけだ。クラブとしては、ガブリエウ・ジェズスのような選手がいることを誇りに思わなければならないね」

長期間にわたってジェズスを追いかけていたのかと問われると、「そのとおり。お互いに理解し合い、会話を重ねていくというプロセスに7ヵ月を費やした。彼には多くの機会と選択肢があり、選んでもらうためには、われわれを理解してもらう必要があったからだ」と答えています。

プレミアリーグの優勝チームで主軸だった2人の話もさることながら、興味深いのはハフィーニャを諦めた経緯です。「深入りしすぎと思われているようだけど、ハフィーニャのような話はどこにでもある」と前置きしたディレクターは、快足ウインガーの代理人を務めるデコとの個人的なつながりを頼ったアプローチだったと振り返っています。

「デコは彼のエージェントで、私はデコと良好な関係だからね。ハフィーニャの状況を説明してもらえるかといったら、答えは明確だった。『エドゥ、僕らはいい関係だから、嘘をつきたくない。彼の夢はバルセロナに行くことだ。バルセロナとはずっと前から話しているんだ』と」

「オッケー、ありがとう。もし何かあったら、その時は知らせてほしい。何もなくても問題ない。これからもわれわれのいい関係を続けようと返した」

なるほど。そもそもアルテタ監督は、ハフィーニャを求めていたのか?その疑問は、「あなたとアルテタ監督の同意はどれほど重要なのか?」という問いに対する返事が解消してくれます。「100%だ。ミケルが気に入らない選手と契約することは絶対にない。それは私のスタイルではないし、アーセナルのスタイルでもない」。二人三脚を強調するTDは、若き指揮官と一緒に仕事をすることになったときの会話を、今でも鮮明に覚えているそうです。

「自己紹介を兼ねて電話したら、おもしろいことに1時間も話し込んでしまった。電話を切ったとき、これは本当に特別なことで、われわれはこのクラブを求めていたのかもしれないと思った。その後、現地でミケルと会ってアイデアを聞くと、彼はほとんどすべてを準備していた。彼のアイデア、スタイル、方法論はとても印象的で、素晴らしかったね」

これまでの補強は100%うまくいっているというエドゥTDは、「勝つこと以外に考えられない」「これからもアーセナルのファンのために、本当に本当に懸命に働き続ける」という言葉を残してインタビューを締めました。マルキーニョス、マット・ターナー、ファビオ・ヴィエイラ、ガブリエウ・ジェズス、オレクサンドル・ジンチェンコ…新たなシーズンが楽しみです。

グーナーのみなさんは、ぜひ元の記事に目を通していただければと思います。タイトルは「Edu exclusive interview: Arsenal transfer policy, working in harmony with Mikel Arteta and why only trophies will do」。7月25日付の「スカイスポーツ」です。


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