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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

全試合先発がリーグ最多の7人…レギュラー固定のアーセナルは、納得の補強とEL再開で変わるのか?

プレミアリーグ22節で19位エヴァートンに敗れたものの、マンチェスター・シティがトッテナムに負けたため、5ポイント差をキープ。ライバルより1試合消化が少ないアーセナルは、首位を快走しているといっていいでしょう。

ただし、ヨーロッパリーグが再開される2月からが、勝負を決める季節。アルテタ監督は、先送りにしていた課題を解決しなければなりません。今まではガチガチのレギュラー固定で、ラムズデール、ベン・ホワイト、サリバ、ガブリエウ、ジャカ、サカ、マルティネッリが全試合先発。キャプテンのウーデゴーアは、8節のブレントフォード戦をスキップしただけです。

7人の完全固定は、今季プレミアリーグでぶっちぎりのTOP。チェルシーはひとりもおらず、マンチェスター勢はGKのみで、リヴァプールはアリソンとサラーだけです。プレミアリーグとヨーロッパリーグでレギュラーを分けていた指揮官は、同じ戦い方でシーズンを駆け抜けようと考えているのでしょうか。

今季2度めのノーゴールで敗れたエヴァートン戦は、ソリッドなスカッドで戦ってきたツケを払わされた一戦に見えました。明らかにテンションが落ちていた選手が2人います。右サイドのベン・ホワイトは攻撃に貢献できず、パスの精度が落ちていました。シュートゼロだったマルティネッリも、突破力を失っており、マクニールの攻め上がりを許していました。

レギュラー8人を変えないチームは、先発が5試合以下のインターナショナルクラスを多数抱えるぜいたくなスカッドともいえます。冨安健洋とティアニーは、ジンチェンコを欠いた8試合を4対4で分け合っており、エンケティアの先発はジェズスが離脱した後の6試合のみ。エルネニーとファビオ・ヴィエイラはスタメンが1試合しかなく、ホールディングとスミス・ロウは未だゼロです。

1月にトロサール、ジョルジーニョ、キヴィオルが加わっており、指揮官の選択肢は広がっています。次節で当たるブレントフォードは、直近のプレミアリーグ9試合を5勝4分と絶好調で、テストの場としてはふさわしくないのかもしれません。しかし、エヴァートン戦で振るわなかった選手を休ませ、状態がいい選手を活用するというアイデアは、決して無謀ではないでしょう。

活躍を期待したい一番手は、冨安健洋。直近のプレミアリーグ3試合は、いずれも途中出場ながらタックル成功率71.4%で、堅実な守備は健在です。マンチェスター・ユナイテッド戦はチャンスクリエイト2回で、マン・シティとのFAカップ4回戦では決定的なボレーを放っています。今なら、ベン・ホワイトよりも攻撃における貢献を期待できるのではないでしょうか。

マルティネッリの代役は、トロサールでしょう。エヴァートン戦では今ひとつだったベルギー代表は、マン・シティ戦では左サイドを突破するシーンがあり、堅実なボールキープと精度が高いキックはジャカを活かす武器になりえます。週末のゲームに間に合うといわれているスミス・ロウは、昨季は途中出場で4ゴールを決めており、しばらくはスーパーサブでもよさそうです。

そしてもうひとり、うまく使いたいのはファビオ・ヴィエイラです。入団以来、公式戦20試合で2ゴール4アシスト。ウーデゴーアとのポジション争いとなると劣勢ですが、サカを休ませたいときに、右サイドで機能してくれれば、アルテタ監督は戦いやすくなります。

さらにジョルジーニョとキヴィオルが、トーマスとガブリエウの代役として計算できれば、終盤に失速という結末を見ずにすむでしょう。ブレントフォード戦はいつもの11人か、あるいは何人かスイッチするのか。奇跡的に負傷者が少ないチームがいい状態をキープしたければ、フレッシュなサブのメンバーの起用は必須条件です。私の予想は冨安とトロサールですが、果たして…?


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