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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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【MAN.UTD×Leeds】サンチョ復活!しかし…2失点のマン・ユナイテッド、猛攻及ばずドロー決着!

エリクセン、アントニー、マルシアル、マクトミネイ、ファン・デ・ベーク。主力5人が負傷リタイアのマンチェスター・ユナイテッドは、クリスタル・パレス戦でレッドカードをもらったカゼミーロも欠いています

オールド・トラフォードにリーズを迎えた一戦は、プレミアリーグ8節の延期試合。ジェシー・マーシュ監督を解任したチームは、直近7試合は3分4敗で、3ヵ月勝利なしという不振にあえいでいます。アーセナルとマン・シティを追うチームが、ここで落とすわけにはいきません。テン・ハフ監督のフォーメーションは、4-2-3-1でしょうか。

GKデ・ヘア、DFダロト、ヴァラン、リサンドロ・マルティネス、ルーク・ショー。中盤センターにザビッツァーとフレッジ、2列めにガルナチョ、ブルーノ・フェルナンデス、ラシュフォード、最前線にヴェグホルストという布陣です。開始56秒、先制はリーズ!左サイドで奪ったニョントがバンフォードをポストに使い、ボックス左手前から強烈な一撃をニアに突き刺しました。

リードされたマンチェスター・ユナイテッドの最終ラインは、アウェイチームのプレスを嫌がっています。7分の浮き球でボックス左に入ったガルナチョは、足元に収められず。10分のショートコーナーで、左からのクロスに競り勝ったウーバーがファーに送ると、パスカル・ストライクがヘディングシュート。ニアを締めていたデ・ヘアがかろうじて触り、追加点を阻止しました。

14分、左からFKを蹴ったのはブルーノ。クリアを叩いたザビッツァーのボレーはクロスバーを越えていきます。18分にも右から上がったブルーノがファーにクロスを通しますが、フリーのガルナチョのシュートはニアポストの外。ラシュフォードの一撃を頭で受け、23分にフィルポに後を譲ったパスカル・ストライクは、シニステラに続く2人めのリタイアです。

攻め続けるマンチェスター・ユナイテッドは、26分に決定機を迎えました。ブルーノのスルーパスで、GKメリエと1対1になったのはガルナチョ。左に持ってかわしたウインガーは、無人のゴールに入れるだけだったのですが…。コースが甘かったフィニッシュは、戻ったウーバーにヘッドでクリアされ、二次攻撃もクロスをカットされてしまいました。

31分に右サイドを突破したのはラシュフォード。クロスを受けたガルナチョのシュートがブロックされると、拾ったザビッツァーがサマーヴィルをかわして打ったコントロールショットは、メリエが右に飛んでセーブしました。前半の追加タイム4分、ザビッツァーが左から上げたクロスのこぼれ球がダロトへ。右足のミドルは、白い壁に弾かれてCKです。

優勢だったホームチームは、フィニッシュが決まらず前半は0-1。期待したい打開策は、ラシュフォードを左にまわして、右にジェイドン・サンチョです。後半開始から怒涛のラッシュを続けていたリーズは、48分に追加点をゲットしました。

中盤でガルナチョが奪われ、コッホが左のニョントに送ると、縦パスがサマーヴィルへ。クロスがヴァランの足に当たり、枠に向かったボールにデ・ヘアは反応できませんでした。左サイドにいるラシュフォードは、55分にアイリングをかわして放ったミドルが左にアウト。58分には、ザビッツァーのクロスに合わせた右足のボレーが浮いてしまいました。

テンハフ監督は59分にガルナチョとヴェグホルストを下げ、ペリストリとサンチョを投入。62分にサイドチェンジが右のペリストリに通ると、落としを受けたダロトの完璧なクロスがラシュフォードに届きました。今季プレミアリーグ11発めは、左隅へのヘディングシュート。1-2となった3分後、アーロンソンが左から狙ったFKがニアポストを叩きました。

サンチョとラシュフォードが絡み、10番が折り返した69分のチャンスは、ブルーノのラストタッチがDFにヒット。同点ゴールは、この直後でした。サンチョのスルーパスで抜け出したルーク・ショーがクロスをカットされ、こぼれ球がサンチョの足元へ。冷静に右隅を狙ったシュートが、メリエの手元を抜けていきました。

77分、FKの流れからブルーノが右サイドを突破し、美しいクロスをフィード。ヴァランのヘッドは、メリエのビッグセーブに阻まれました。82分にリンデロフとマラシアが入り、ダロトとザビッツァーがアウト。1月にバイエルンからやってきたMFは、シュート3本とチャンスクリエイト3回を記録しており、今後に期待を抱かせるパフォーマンスでした。

87分、右サイドからのブルーノのFKがニアのラシュフォードへ。右足のワンタッチは、メリエががっちりキャッチしています。1分後、左サイドでアイリングを抜いたサンチョが、ニアに折り返すと、フレッジのダイレクトショットはウーバーが跳ね返しました。91分にラシュフォードのカットインがつかまり、拾ったフレッジが左足で狙うも、メリエが落ち着いて懐に収めました。

赤い悪魔の猛攻及ばず、2-2のドロー。決定機を2度逃したガルナチョが失点のきっかけにもなり、ピンチに陥ったチームをサンチョが救った一戦でした。25番が決めた瞬間、まだ同点とわかっていながらも、涙腺が緩んでしまいました。激痛のポイントロストではあるものの、最悪の結果を回避できたのは、復活を遂げたウインガーが左サイドを崩してくれたからです。

前半も後半も、立ち上がりの厳しいプレスとシュートカウンターでやられた2失点。カゼミーロ!と叫びたくなるシーンが多いゲームでした。ニューカッスル、トッテナム、ブライトンの追い上げが気になる状況ではありますが、前を向きましょう。サンチョが完全復活し、ザビッツァーがフィットすれば、TOP4に残れるはずです。

それにしても、ラシュフォードは素晴らしいですね。ワールドカップが終わってから、公式戦16試合で12ゴール2アシスト。リーズとの再戦、レスター、ブレントフォードと続く2月も、量産を期待したいと思います。いやー、ガルナチョ…!


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