2023.05.09 アーセナルの話題
ニューカッスル戦のマン・オブ・ザ・マッチ!あの評論家も司令塔ジョルジーニョを絶賛!
開始早々にジェイコブ・マーフィーのシュートがポストを叩き、1分後にはジョエリントンのパスを受けたイサクのシュートをベン・ホワイトがぎりぎりでブロック。ニューカッスルの立ち上がりを見た多くのプレミアリーグファンが、アーセナルの完敗を予想したのではないでしょうか。
ブルーノ・ギマランイスやトリッピアーが前線に速いボールを入れると、ウィロック、イサク、カラム・ウィルソン、ジェイコブ・マーフィーがゴール前に殺到。しかし先制したのは、劣勢を強いられていたガナーズです。ジョルジーニョのパスを受けたウーデゴーアが左足一閃。ここからアーセナルの攻守を支えたのは、アンカーを任された31歳のニューフェイスでした。
0-2で勝った一戦のマン・オブ・ザ・マッチは、的確なポジショニングで最終ラインを落ち着かせたジョルジーニョ。先制ゴールをお膳立てして1アシスト、タッチ数68回、パス成功42本、最終ラインからのレシーブ27本、ポゼッションでの勝利8回、クリア3本…6つの指標でチームNo.1だったアンカーは、司令塔という言葉がぴったりのパフォーマンスを披露しました。
「ミケル・アルテタがジョルジーニョを選んだのは称賛に値する。多くの人は、トーマス・パーティーを戻せといっていたかもしれない。しかしマルティン・ウーデゴーアが最初の30分間で格の違いを見せつけ、ジョルジーニョはチームメイトを統率して導いた。マルティネッリとサカは、ベストな状態ではなかったけど、ウーデゴーアとジョルジーニョの落ち着きは誰の目にも明らかだった」(「スカイスポーツ」ガリー・ネビル)
「ジョルジーニョの活躍は別格で、マン・オブ・ザ・マッチだった。とてもフィジカルな試合になりそうだったので、彼の起用には疑問符がついたけど、フィジカル対フィジカルとなると勝つチャンスがなくなる。何か違う方法を試す必要があったんだ。彼はゲームをよく理解しており、知性があるプレーヤーだ。多くの場面でチームに安心感を与え、ゲームを支配していた」(ミケル・アルテタ)
最終ラインがボールをキープすると、もらいやすいエリアに移り、前を向いてキープ。左右への散らしにミスジャッジはなく、前線やサイドで有利な体勢になった選手をよく見ています。ウーデゴーアが決めたシーンでも、未来予測に長けた彼らしい動きがありました。
キャプテンに預けた後、シュートブロックを予測して前でもらおうと上がったイサクを見て、中央に移動。最も近くにいたはずなのに、ゴールセレブレーションに遅れて参加したのは、ネットが揺れる瞬間まで仕事をしていたからです。
緻密なポジションチェンジと巧みなパスワークでジンチェンコの仕事を奪ってしまったため、いつもより偽SBの効果が落ちてしまった感がありますが、中央に絞ってくるレフティを見ながら的確なエリアを選んでいたという面もあったのではないかと思います。
一方で、ジェイコブ・マーフィーとアルミロンのサイドアタックをケアするために入れられたティアニーにとっては、複雑なミッションを軽減してくれる頼もしい存在だったはずです。トーマスとの2センターで、ティアニーのオーバーラップを活かす4-2-3-1という布陣にも、可能性が感じられた一戦でした。
アーセナルに移籍してから、プレミアリーグ出場11試合で先発は5試合。アストン・ヴィラ戦では、2-2の93分に素晴らしいミドルシュートを放ってチームを勝利に導いています。苦しい展開となったボーンマス戦、リヴァプール戦、セインツ戦でも、彼の投入で前線を動かすという策もあったのではないでしょうか。
デクラン・ライスが加わったら出番が減るという向きもありますが、2センターが有効なプランとなれば、割を食うのはトーマスかもしれません。まずは残り3試合、スマートなパスワークを堪能させていただきましょう。トロサール、キヴィオル…さほどお金がかからなかった冬の補強は大成功でした。(ジョルジーニョ 写真著作者/Vyacheslav Yevdokimov)
ブルーノ・ギマランイスやトリッピアーが前線に速いボールを入れると、ウィロック、イサク、カラム・ウィルソン、ジェイコブ・マーフィーがゴール前に殺到。しかし先制したのは、劣勢を強いられていたガナーズです。ジョルジーニョのパスを受けたウーデゴーアが左足一閃。ここからアーセナルの攻守を支えたのは、アンカーを任された31歳のニューフェイスでした。
0-2で勝った一戦のマン・オブ・ザ・マッチは、的確なポジショニングで最終ラインを落ち着かせたジョルジーニョ。先制ゴールをお膳立てして1アシスト、タッチ数68回、パス成功42本、最終ラインからのレシーブ27本、ポゼッションでの勝利8回、クリア3本…6つの指標でチームNo.1だったアンカーは、司令塔という言葉がぴったりのパフォーマンスを披露しました。
「ミケル・アルテタがジョルジーニョを選んだのは称賛に値する。多くの人は、トーマス・パーティーを戻せといっていたかもしれない。しかしマルティン・ウーデゴーアが最初の30分間で格の違いを見せつけ、ジョルジーニョはチームメイトを統率して導いた。マルティネッリとサカは、ベストな状態ではなかったけど、ウーデゴーアとジョルジーニョの落ち着きは誰の目にも明らかだった」(「スカイスポーツ」ガリー・ネビル)
「ジョルジーニョの活躍は別格で、マン・オブ・ザ・マッチだった。とてもフィジカルな試合になりそうだったので、彼の起用には疑問符がついたけど、フィジカル対フィジカルとなると勝つチャンスがなくなる。何か違う方法を試す必要があったんだ。彼はゲームをよく理解しており、知性があるプレーヤーだ。多くの場面でチームに安心感を与え、ゲームを支配していた」(ミケル・アルテタ)
最終ラインがボールをキープすると、もらいやすいエリアに移り、前を向いてキープ。左右への散らしにミスジャッジはなく、前線やサイドで有利な体勢になった選手をよく見ています。ウーデゴーアが決めたシーンでも、未来予測に長けた彼らしい動きがありました。
キャプテンに預けた後、シュートブロックを予測して前でもらおうと上がったイサクを見て、中央に移動。最も近くにいたはずなのに、ゴールセレブレーションに遅れて参加したのは、ネットが揺れる瞬間まで仕事をしていたからです。
緻密なポジションチェンジと巧みなパスワークでジンチェンコの仕事を奪ってしまったため、いつもより偽SBの効果が落ちてしまった感がありますが、中央に絞ってくるレフティを見ながら的確なエリアを選んでいたという面もあったのではないかと思います。
一方で、ジェイコブ・マーフィーとアルミロンのサイドアタックをケアするために入れられたティアニーにとっては、複雑なミッションを軽減してくれる頼もしい存在だったはずです。トーマスとの2センターで、ティアニーのオーバーラップを活かす4-2-3-1という布陣にも、可能性が感じられた一戦でした。
アーセナルに移籍してから、プレミアリーグ出場11試合で先発は5試合。アストン・ヴィラ戦では、2-2の93分に素晴らしいミドルシュートを放ってチームを勝利に導いています。苦しい展開となったボーンマス戦、リヴァプール戦、セインツ戦でも、彼の投入で前線を動かすという策もあったのではないでしょうか。
デクラン・ライスが加わったら出番が減るという向きもありますが、2センターが有効なプランとなれば、割を食うのはトーマスかもしれません。まずは残り3試合、スマートなパスワークを堪能させていただきましょう。トロサール、キヴィオル…さほどお金がかからなかった冬の補強は大成功でした。(ジョルジーニョ 写真著作者/Vyacheslav Yevdokimov)
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