2024.02.07 アーセナルの話題
リーグ最強の守備は、デクラン・ライスとジョルジーニョのアーセナル!完璧だった3戦を振り返る。
プレミアリーグで最も守備が強固なチームは?今、この問いを突き付けられたら、「アーセナル」と即答するファンが多いのではないでしょうか。リーグ最少の22失点、No.1のCBとも評されるウィリアム・サリバ。「マンデーナイトフットボール」で、ジェイミー・ギャラガーは「プレミアリーグで最高の守備がタイトルのチャンスをもたらしている」と評しています。
私も、その意見に賛同します。ただし、ひとつだけ条件を付けたい。「ジョルジーニョがいるアーセナル」と。あまりにも素晴らしい守備を見せつけた3試合を思い出してください。マン・シティをオンターゲット1本に抑えた10月のエミレーツ。セヴィージャに1本しか打たせなかったCL。そして今回のリヴァプール。そのすべてに、デクラン・ライスと彼が揃っていたのです。
最終盤のマルティネッリの劇的なゴールで敗れたあの日のマン・シティは、彼ららしくない屈辱的な数字しか残せませんでした。シュート数は12対4。枠に飛んだのは開始2分のCKに反応したグヴァルディオルのボレーだけで、ハーランドとフォーデンは完封されてしまいました。0.43というゴール期待値(xG)は、今季プレミアリーグでペップのチームが記録したワーストです。
チャンピオンズリーググループステージ4節のセヴィージャ戦も、2023-24シーズンのベストバウトの候補に挙がるパーフェクトなゲームでした。キャプテンマークを巻いたジョルジーニョが中盤をコントロールした一戦。ボックス右に入ったサカに通した29分のスルーパスは圧巻でした。グラウンダーを難なく流し込んだのは、レッズ戦でも最後に決めたトロサールです。
セヴィージャのシュートはわずか1本。97分にラヤの正面に打ったマリアーノ・ディアスのミドルのみです。彼らのxGは、何と0.04!マン・シティ戦と同様に、デクラン・ライスはパスカット、ボール奪取、運動量がストロングポイントで、ジョルジーニョはクレバーなパスワークとポジショニングが目を引きました。
リヴァプール戦は、3-1というスコアに騙されそうになりますが、オンターゲットはラヤが悠々とキャッチしたルイス・ディアスのダイレクトショットのみ。GKが慌てるシュートはなかったのです。前半終了間際の同点ゴールは、サリバとラヤが意志の疎通を欠き、ルイス・ディアスが強引に触ったボールがガブリエウに当たってラインを越えた不運なオウンゴールでした。
レッズは最終ラインを1度も崩しておらず、ミドルレンジからのシュートしか希望はありませんでした。xGはマン・シティよりも低い0.37で、もちろん今季のワーストです。チーム最多となる45本のパスを通したジョルジーニョのハイライトは、前半の追加タイム1分。狭いコースを射抜いたマルティネッリへのスルーパスで、コナテの素早い対応がなければ決まっていたでしょう。
マン・シティとレッズ戦は、いずれもジョルジーニョがチーム最多のタッチ数を記録しています。長い間、フィットネスの問題を抱えながらプレイしているアンカーの出番が増えれば、アーセナルはプレミアリーグのトロフィーとビッグイヤーに近づけるはずです。「テレグラフ」のサム・ディーン記者は、こんな言葉で32歳のMFがいかに重要な存在かを説いています。
「ジョルジーニョが1200万ポンドのディールでチェルシーからアーセナルに移籍してから、1年以上が経過した。率直にいうと、チェルシーが獲得した高価な中盤の代役たちは、未だイタリア代表よりも優れていることを示せていない」
「ジョルジーニョのフィードによって、マルティン・ウーデゴーアは、より危険に見える。ジョルジーニョのサポートによって、デクラン・ライスはより支配的に見える。リヴァプール戦でFWとして見事なプレイを披露したカイ・ハヴェルツは、ジョルジーニョが背後にいることで解放されたように見えた」
「アーセナルは、重要な決断をすぐに下さなければならない。ジョルジーニョの現行の契約は、今シーズン限りで切れるが、クラブには1年延長するオプションがある。ピッチ内外での彼の影響力を考えれば、あと12ヵ月クラブに引き留めないという選択をしたら、驚くべきことだろう」
私も、その意見に賛同します。ただし、ひとつだけ条件を付けたい。「ジョルジーニョがいるアーセナル」と。あまりにも素晴らしい守備を見せつけた3試合を思い出してください。マン・シティをオンターゲット1本に抑えた10月のエミレーツ。セヴィージャに1本しか打たせなかったCL。そして今回のリヴァプール。そのすべてに、デクラン・ライスと彼が揃っていたのです。
最終盤のマルティネッリの劇的なゴールで敗れたあの日のマン・シティは、彼ららしくない屈辱的な数字しか残せませんでした。シュート数は12対4。枠に飛んだのは開始2分のCKに反応したグヴァルディオルのボレーだけで、ハーランドとフォーデンは完封されてしまいました。0.43というゴール期待値(xG)は、今季プレミアリーグでペップのチームが記録したワーストです。
チャンピオンズリーググループステージ4節のセヴィージャ戦も、2023-24シーズンのベストバウトの候補に挙がるパーフェクトなゲームでした。キャプテンマークを巻いたジョルジーニョが中盤をコントロールした一戦。ボックス右に入ったサカに通した29分のスルーパスは圧巻でした。グラウンダーを難なく流し込んだのは、レッズ戦でも最後に決めたトロサールです。
セヴィージャのシュートはわずか1本。97分にラヤの正面に打ったマリアーノ・ディアスのミドルのみです。彼らのxGは、何と0.04!マン・シティ戦と同様に、デクラン・ライスはパスカット、ボール奪取、運動量がストロングポイントで、ジョルジーニョはクレバーなパスワークとポジショニングが目を引きました。
リヴァプール戦は、3-1というスコアに騙されそうになりますが、オンターゲットはラヤが悠々とキャッチしたルイス・ディアスのダイレクトショットのみ。GKが慌てるシュートはなかったのです。前半終了間際の同点ゴールは、サリバとラヤが意志の疎通を欠き、ルイス・ディアスが強引に触ったボールがガブリエウに当たってラインを越えた不運なオウンゴールでした。
レッズは最終ラインを1度も崩しておらず、ミドルレンジからのシュートしか希望はありませんでした。xGはマン・シティよりも低い0.37で、もちろん今季のワーストです。チーム最多となる45本のパスを通したジョルジーニョのハイライトは、前半の追加タイム1分。狭いコースを射抜いたマルティネッリへのスルーパスで、コナテの素早い対応がなければ決まっていたでしょう。
マン・シティとレッズ戦は、いずれもジョルジーニョがチーム最多のタッチ数を記録しています。長い間、フィットネスの問題を抱えながらプレイしているアンカーの出番が増えれば、アーセナルはプレミアリーグのトロフィーとビッグイヤーに近づけるはずです。「テレグラフ」のサム・ディーン記者は、こんな言葉で32歳のMFがいかに重要な存在かを説いています。
「ジョルジーニョが1200万ポンドのディールでチェルシーからアーセナルに移籍してから、1年以上が経過した。率直にいうと、チェルシーが獲得した高価な中盤の代役たちは、未だイタリア代表よりも優れていることを示せていない」
「ジョルジーニョのフィードによって、マルティン・ウーデゴーアは、より危険に見える。ジョルジーニョのサポートによって、デクラン・ライスはより支配的に見える。リヴァプール戦でFWとして見事なプレイを披露したカイ・ハヴェルツは、ジョルジーニョが背後にいることで解放されたように見えた」
「アーセナルは、重要な決断をすぐに下さなければならない。ジョルジーニョの現行の契約は、今シーズン限りで切れるが、クラブには1年延長するオプションがある。ピッチ内外での彼の影響力を考えれば、あと12ヵ月クラブに引き留めないという選択をしたら、驚くべきことだろう」
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