アーセナル、名古屋グランパスに3-1。ピクシーとヴェンゲルの2ショットに感無量…。
そうなると当然、エースの応援にも熱が入ります。ドラガン・ストイコヴィッチ。通称ピクシー。結局、名古屋に8年在籍してくれた、納豆と鮎が大好きな大黒柱のプレイは、他の選手とは別世界でした。こと足元のテクニックとキックの多彩さにおいては、後にも先にもピクシーよりうまい選手は見当たりません。今回、アーセナルのアジアツアーで名古屋グランパスがその対戦相手に選ばれたと聞いたとき、両チームのベンチに、あの頃の指揮官とエースが監督として座るのだと想像し、ワクワクしました。テレビで観戦しましたが、いや、感無量です。それにしても、あれからそろそろ20年が経とうとしているのですね。
さて、試合ですが、親善試合ムードとはいえ名古屋は結構本気だったのではないでしょうか。少なくとも、無類の負けず嫌いのピクシーは、敬愛するヴェンゲル監督のチームに勝ちたかったでしょう。しかし結果は3-1、スコア以上にアーセナルの圧勝でした。特筆すべきは、トマシュ・ロシツキとゼラレム。やはり、アーセナルには背番号7がいるといないとでは大違いです。昨季終盤を8勝2分けで走り抜けたアーセナルにおいて、怒涛の追い込みのエンジンとなったチェコのエースは、この試合でもゲームメーカーとしての存在意義を見せつけました。前半3分のジルーの先制ヘッドを生んだ正確なクロスに始まり、攻撃にアクセントをつけて相手を守りにくくさせる縦やサイドへの散らしで、前半のアーセナルの攻撃をリードしました。昨季はケガで出遅れましたが、来季は開幕から元気な姿が見られそうです。開幕ロケットスタートができるかどうかは、この人が機能するかで大きく変わる、というのはそれほど大げさな表現でもないでしょう。
そして後半、ロシツキや宮市がお役ごめんとなり、次々と若手が投入されます。おもしろいなと思ったのが、ゼラレム。突破力もさることながら、パスのタイミングがよく、攻撃センスが感じられる選手です。56分、ピクシーの願望を完全に閉ざしたウォルコットへのスルーパスは完璧なボールでした。今のところ、移籍市場では後手を踏み、ダッチロール状態となっているガナーズですが、チームを離れる選手がおらず熟成度が上がり、こういった若手が何人か伸びてくれば、プレミアリーグでもそれなりに戦え、国内カップ制覇をめざすことはできるでしょう。もちろん、ヴェンゲル監督やサポーターのみなさんが、それ以上の結果を求めていることは重々承知しておりますが。
このほかでは、ラムジの元気さ、縦への鋭い突破ができない宮市のコンディションの悪さが心配なこと、そして、中に3人走り込んでいて自分はフリー、相手DFがひとりしかいないという4対1の絶好のチャンスにラストパスをディフェンダーにカットされるという最低のプレイを披露したウォルコットの前途を案じたことがトピックスでしょうか。「ワールドカップまであと1年しかない」「個の力が重要」と、極東のサッカー発展途上国がいっているくらいの状況ですので、イングランド代表にとってもさほど時間はありません。ましてや母国は、モンテネグロやウクライナと激戦を展開しており、出場すら厳しい状況じゃありませんか。サポーターになり代わって、ひとことだけ。ウォルコットさん、頼みますよ!
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