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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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ウーデゴーアは靭帯損傷の重傷。アタランタ戦とマンチェスター・シティ戦の布陣と戦術に注目!

「スキャンの結果、足首の靭帯のひとつに損傷があることがわかった。彼がいなくなるのは寂しい。私は医者ではないが、これはかなり重大で、しばらくの間彼を失うことになるだろう。何ヵ月もかからなければと願っているけど、どうなるかわからない」

「彼はキャプテンであり、最も重要な選手のひとりだ。直近の2~3シーズンで最も安定している選手でもある。われわれのアイデンティティは、彼のプレースタイルや振る舞いとの関連性が強い。これに対処しなければならないのは、チームにとって大きな試練だ。われわれがどれだけ違う顔を見せる力があるかということ。実際に、彼の他にも非常に効果的な選択肢がある」

ネーションズリーグのオーストリア戦で負傷したウーデゴーアは、思いのほか重傷だったようです。チャンピオンズリーグのアタランタ戦に臨むミケル・アルテタ監督が、ケヴィス・スタジアムのプレスカンファレンスで、チームの現状を語りました。ノースロンドンダービーで足を痛めたサカはトレーニングに復帰しており、カラフィオーリも準備ができているそうです。

しかしウーデゴーアは、想定しうる事態のなかで最悪の結果となってしまいました。昨季プレミアリーグで、キャプテンが腰痛で欠場した3試合は、カイ・ハヴェルツが右サイド。デクラン・ライスが左のインサイドでジョルジーニョがアンカーというセットが2試合で、もう1試合は左にスミス・ロウを配していました。

昨季はトーマスが長期離脱で起用できなかったのですが、今は彼をアンカーに据えられます。そしてもうひとり、ウーデゴーアと同時にハムストリングを痛め、同じ3試合を失ったガブリエウ・ジェズスも健在です。シェフィールド・ユナイテッド、ニューカッスル、バーンリーに2勝1敗だった1年前より、選択肢は増えているといえるでしょう。

直近の布陣をベースとするなら、前線にサカ、トロサール、マルティネッリ、中盤にカイ・ハヴェルツ、デクラン・ライス、トーマスという布陣がファーストチョイスでしょうか。昨シーズンのホーム&アウェイを無失点で切り抜けたマンチェスター・シティ戦は、ノースロンドンダービーと同じ4-4-2を採用する可能性があります。

ウーデゴーアのリハビリが長引くようなら、「サカをインサイドMFにコンバートして、右サイドにスターリング」「デクラン・ライスとジョルジーニョを並べる4-2-3-1」といったオプションも選択肢になりえます。カラバオカップでイーサン・ヌワネリが機能してくれれば、プレミアリーグでも出番が増えるでしょう。

それにしても、タイトなスケジュールには絶句するしかありません。アタランタ、マンチェスター・シティ、ボルトン、レスター、パリ・サンジェルマンまでは、すべて中2日。ミケル・メリノとウーデゴーアが戻ってくるまで中盤が4人、前線6人のアーセナルは、うまくまわさなければ負傷者が増えてしまいそうです。

マン・シティ戦のターンオーバーについて聞かれたアルテタ監督は、「まだ9月なので、勝つためにベストと信じられる選手を起用しなければならない。それこそが、われわれにとって最も重要で唯一のこと」と返しています。まずは今夜のアタランタ。指揮官の先発メンバーと戦術、交代策に注目しましょう。


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