ドイツメディアが報道!「バイエルンのオファーを断ったトゥヘルはアーセナルに向かう」
「トゥヘルのガナーズ移籍は決まっておらず、パリ・サンジェルマンも元ボルシア・ドルトムントのボスを追跡している」(ビルド)
ドイツメディアの報道が、イギリスに飛び火して燃え上っているようです。プレミアリーグで21年めのシーズンを過ごしているヴェンゲル監督は、今季限りでクラブを去ることになるのでしょうか。2017年までドルトムントを率いていた指揮官がバイエルンのオファーを断ったと報じた「キッカー」は、「トゥヘルの新しい雇い主はプレミアリーグに拠点を持ち、アーセナルと呼ばれている」などと、芝居がかったいい回しで夏の監督人事について語っています。ドイツ発の情報によると、トーマス・トゥヘルがバイエルンに断りを入れたのは金曜日。ウナイ・エメリ監督に不満があると伝えられているパリ・サンジェルマンも、44歳のドイツ人監督を招聘しようとしているといわれていますが、ドイツメディアは行き先はロンドンと確信しているようです。
アーセナルには、ドルトムント時代に派手にやり合ったチーフスカウトのスヴェン・ミスリンスタット氏がいますが、彼はビジネスに徹してトゥヘル監督が適任と判断したのでしょうか。マインツからドルトムントと、ユルゲン・クロップの後を追うように居場所を変えてきた若い指揮官は、いずれのクラブでも経営陣や選手との確執があったと報じられてきました。マインツ時代の岡崎慎司が多彩な練習メニューに舌を巻いた戦術家は、プレミアリーグに新しい風を吹き込んでくれるかもしれませんが、ヴェンゲル監督の人間力が秩序をもたらしていたクラブでうまく立ち回れるでしょうか。
このニュースが事実なら、おもしろいとは思います。前線から厳しいプレスを仕掛けて直線的に攻めるスタイルをベースに、試合中にペースのアップダウンを図れる緻密な戦術は見応えがあり、アーセナルに足りなかったものを満たしてくれるでしょう。懸念があるとすれば、長期政権後の監督としては、あまりにも前任者との違いが大きいことと、DFBポカール以外にタイトルを獲っていないことです。タイトルを渇望しているグーナーにとって、新監督には優勝経験という納得感が重要なのではないでしょうか。
以前から話題に上っていたアッレグリ監督やアンチェロッティ監督には、ヴェンゲル後という過度な期待やプレッシャーを跳ね返せる華やかな実績と経験があります。トゥヘルという選択は、2004年にジョゼ・モウリーニョがチェルシーサポーターにもたらしたインパクトや歓喜を再現してくれる期待もありながら、同時に22年の間に経験しなかった混乱を引き起こしてしまう毒薬となる可能性も孕んでいるように感じます。「ヨーロッパリーグに勝てば、チャンピオンズリーグ出場権を得られるが、プレミアリーグは既に4位に13ポイントも離されており、望みはない」「ヴェンゲルの契約は2019年7月となっているが、22年を経て、この夏に終わる」。歯切れがいいドイツメディアの記事は気になりますが、どんな着地になるとしても正式発表は早くて5月でしょう。それまでは、ヨーロッパリーグを戦うヴェンゲル監督の応援に専念したいと思います。(トーマス・トゥヘル 写真著作者/Alexander Böhm)
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ファギーにしてもアーセンにしても、長期政権の後は落ち着くまでは大変でしょう。サポーターは忍耐を必要とするのではないでしょうか。
サポーターとしての納得感を問われると、もう誰でもいいやという投げやりが半分。残りの半分でタイトル獲得経験よりも何かやってくれそうな若い監督を希望しています。その点、アンチェロッティよりアレグッリやトゥヘル希望。
ヴェンゲル監督は、完全にマンネリ化してしまいました。リーグかCLを取れるか毎年優勝争いをしていれば、それでもいいのですけどね。
元F1の大ボス、バーニー・エクレストンが、リスクのないF1はつまらない。結果の分かっているレースでは、誰もチケットを買わないと発言していました。残念ですが今のアーセナルはそんな状態です。
4位・・・また4位・・・クリスマスが来れば、タイトルという希望は消え、2月になれば、君は、いつも4位がタイトルというセリフで私を誤魔化す。夏が来ればお金はあるよと私を期待させるだけ。
ギャンブル・・・大いに結構。クロエンケジュニアよ・・・賭けてみよと声を大に言いたいです。偏った意見でした。
リスクを冒さないフロントに嫌気がさしているので、どうせ今の状態なら化学変化を期待してギャンブルしてほしいですね。すぐに結果が出るなんて思っていないので、新たな長期政権の前に改革路線につっぱしるで行って欲しいところです。
ドルトムント時代に毎週トゥヘルを見ていた身としては、アンチェ、アッレグリの方が10倍はいいです。
ビッグクラブの経験がなく、評価されるのは主力を放出しながらも二位に食い込んだシーズン。「育てるのがうまいが、優勝はできない」というのでは、昔のヴェンゲルに逆戻りです。
特に謎采配が多く、自滅負けも多かった印象。守備を整備する能力は低く、そういう意味ではヴェンゲルに似たところがあるように思えます。
アーセナルが返り咲いて数年内にタイトルを取るには安定した守備の構築が最優先です。そういう意味でアンチェ、アッレグリというバランスに長けた監督の方がいいと思います。
そういう点で、"attack wins you games, defence wins you titles"といったファーガソンは慧眼でした。